2002年第21回大会  

 

4月6日(土) YONEX OPENを今年も見に行ってきました。

今回は、準決勝の試合を見てきました。

その時の観戦報告です。                                

   原宿駅を降り明治神宮前を通って               代々木第2体育館  

     

 舛田圭太 シングルスでベスト4進出          試合前の練習風景

     

       試合前の練習風景                       舛田選手と夏選手の試合前の練習風景

               試合中はフラッシュ禁止ですので、練習風景でご勘弁を。

コートは2面 各コートでは熱戦が....

            今年で4年連続で見に行っているのですけど、とにかくすごいの一言です。

また、今年も違った感動を味わってきました。

今回の準決勝には男子シングルスに舛田選手が残っていて、会場には多くのファンがつめかけ会場は

大変熱気がありました。舛田選手に対する応援はすごく、旗と声援で会場は盛り上がりました。

試合の方は、世界ランキング1位の夏(中国選手)を相手に2ゲームを先取し3ゲーム目も4対1とリードした

のですけど、さすが夏は慌てず1ポイントずつ返していって逆転してそのセットを取りました。

こうなると夏選手のペースで、舛田選手は焦りと疲れで切れが悪くなり逆転負けしてしまいました。

あと、もう一歩というところで日本人選手で始めての決勝進出を阻まれましたけど、あとに続く自信になった

試合だったと思います。最後まで諦めず落ち着いてプレーすることが大事であると教わりました。

でも、試合の最中で冷静になるということは難しいことですよね。

今年のヨネックスオープンは、7ポイント5ゲーム制で行われました。

15ポイント3ゲーム制とは違って、攻めのスピードが早く選手は点数が少ないのでミスが出来ないということで

相当プレシャーを受けていたように思われます。選手によって得意、不得意があるみたいで多くの選手は

まだ戸惑っているように思われます。舛田選手はこの7ポイント5ゲーム制は自分にあっていると言っています。

まさに攻撃型の舛田選手には、ピッタリだと思いました。

選手は最初から気が抜けなくしかも攻めが早くなったので、試合時間がすごく早くなりました。

あとシングルスでショートサービスが多く使われるようになってきました。男子の場合特にサーブを上げると、

スマッシュが早く決められてしまいますのでショートサービスから入る選手が多くなりました。そこで、ヘアピンが

大変大事になってきたように思われます。いかにネットすれすれに返すか、ヘアピンにはヘアピンで返して上げ  

させスマッシュで決める。あるいは、ヘアピンの上がったところをプシュでたたき決める。ネット前のうまさが    

その勝敗を分けるといってもいいように思われます。

7ポイント制により試合運びと内容が変わりつつあるように思われます。今はまだみんな試行錯誤を繰りかえ

しているところだと思われますけど、近い将来、地方の大会にも高校生の大会にも採用されてくるのかも

知れませんね。今から、7ポイント制の対策を考えていかなければならないかもしれません。

       以上、今回見てきた感想です。また、来年を楽しみにしています。

 

 

2001年のYONEX OPEN 大会

 

       

         米倉加奈子選手の練習風景        カミラマーチン対張寧の試合番狂わせ(張寧の勝ち)

 

         

 

パワー・スピードはもちろんクリアーの正確さ、ヘアピンの正確さ(厳しいヘアピンをまた     

それ以上のヘアピンでかえす。)

フットワークの良さ(シングルスの場合:打ったら必ずホームポジションに戻り次のショットに

備えています。

ダブルスの場合:攻めの時の後衛の人のスマッシュ力、前衛の人の前に出て決める速さ

守りの時のシャトルさばき、いないところへ返すのに感心しました。

でも、今回一番感心したのは、選手のスタミナです。長いラリーの後でも疲れた顔一つせず、次の

プレーをしていたことです。どの選手もそうでした。疲れた顔を見せると、もう負けなんですよね。

(試合の結果)

舛田圭太は男子ダブルスでは、大束選手ではなくリオニー・マイナキー選手(YKK九州)と組んで出たのです

けど、2回戦でチャンドラ&シギッド(INA)組とあたり10点までいくのだけど、もう一歩のところで敗退。

チャンドラ&シギッド組は、その後勝ち進み優勝しています。

舛田圭太は、MIXダブルスでは山田青子選手と組んで出たのですけど、2回戦で台湾組にファイナルで敗退。

舛田圭太選手は、今回シングルスには出場せずダブルスにかけていたのに残念でした。

個人的には、舛田選手のシングルスも見たかったです。あのスマッシュの早さはすごい魅力です。

米倉加奈子選手は、2回戦でメッテ・ソーレンセン選手(DEN)とあたり、1ゲーム目を接戦で取り2ゲーム目も

10対5でマッチポイントを握っていたのですけど、そこから逆転され、ファイナルゲームを8対11で落とし敗退。

毎年、惜しいところで負けています。そんなに差はなく、もう一歩のところだと思います。

田中美保選手は、2ゲーム目で足を痛め棄権となり残念でした。本人が一番残念がっていると思います。

今回、日本人選手で活躍した選手は森かおり選手です。

2回戦、3回戦とも上位ランクの選手を破り、北田選手以来14年ぶりにベスト4に進出。

準決勝では、中国の周蜜選手に1ゲーム目は健闘して、途中までリードしたのだけど惜しくも敗退。

でも、森選手には世界のトップレベルの選手と互角に戦えるという自信がついたのではないかと思います。

今回、シングルスで世界男子ランキング1位のピーター・クリステンセン選手(DEN)と女子のランキング1位

のカミラ・マーチン選手(DEN)がともに 途中で敗退するという番狂わせもありました。

誰が勝つかやってみないとわからないというバドミントンの戦国時代にはいったのではないかと思います。

日本人選手にも、これからチャンスがでてくるのではないか..................と思います。

3月に講習会で教えてもらった東北電力の斎藤かおり&大下詩織組は、1回戦で(ENG)組に9-15,11-15で

敗退していまして試合を見ることができなく残念でした。でも、会場で偶然に斎藤さん、大下さん、江部さんに

会うことができました。

来年の事を言うと鬼が笑うといいますけど、トップレベルの選手の試合を見に”来年行きませんか。”