回廊を歩いていた祥瓊と鈴は園林からこちらへと向かってくる人影に振り向いた。
そよそよと吹く爽やかな風を纏い、ゆったりと歩いてくるのは冢宰だった。
「浩瀚様、陽子が探していましたわ」
「あら浩瀚様、それは?」
祥瓊と鈴は浩瀚の手にしていた物に気づき、首を傾げた。
「ああ、ちょうど紫丁香が一枝蕾をつけていたので主上に差し上げようと思ったのだよ。主上は正殿においでか?」
「はい、でも一区切りついたからこれからお茶にしようということになって。蓬莱のお菓子を延台輔から頂いたんです。それで浩瀚様にも・・・って」
「そうか、それは楽しみだな。では参ろうか」
〜primroseの多かこ様から〜
8000番キリ番GETして描いて頂きました。
多かこ様の初描き浩瀚様だそうです。祥瓊と鈴も描いてくださって、とても豪華な作品を有り難うございました〜♪
おまけ駄文をつけさせて頂きましたが、梅か紫丁香か迷ったあげく、雰囲気的に紫丁香にしました。枝の感じだと梅か杏!と思ったのですが、私の好みで・・・(笑)
祥瓊や鈴に気安くされても優しく微笑む浩瀚様、(´▽`)はぁぁ・・♪(うっとり)
髪一本一本まで触れそうな細かい描写と柔らかみのあるタッチ、透明感のある色遣い、全体的に優しい感じで多かこ様の作品の大ファンです。
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