懐かしのレーシングカー:My Dear Old Racing Cars

ホンダ RA300

HONDA RA300

*ホンドーラと呼ばれたホンダF1:RA300*

HONDA RA300
-* HONDA RA300 *-

重量オーバーに悩むホンダが決断したのは、ローラとの協力でした。部品にはローラT70のものを使い、急遽、作られたのがこのRA300でした。ローラとホンダの混血児ということで、ホンドーラと呼ばれたりしました。このマシンの設計には、T・サウスゲートも参加していました。エンジンにも改良が加えられ、当時、420psを絞り出すようになっていました。シャシーも軽量化され、RA273に比べ100kg近く軽くなっていました。イタリアGPにて、ジョン・サーティーズのドライブにより優勝を果たす。しかし、エンジンパワーが上がるにつれ、シャシーの剛性不足が問題になってきました。

エンジン型式90°V型12気筒ホイールベース2464mm
内径x行程78x52.2mmトレッド(フロント)1464mm
総排気量2992ccトレッド(リア)1442mm
点火方式ホンダ式トランジスター点火全長3955mm
圧縮比10.5全高845mm
潤滑方式ドライサンプ全幅1788mm
クラッチ型式乾式多板最低地上高90mm
バルブ型式DOHC 4バルブボデー型式モノコック+後部スペースフレーム
燃料供給装置ホンダ式低圧吸入管噴射式タイヤ(前)4.75/10.30-15(ファイアストン)
燃料ポンプ電動式タイヤ(後)6.00/12.30-15(ファイアストン)
冷却方式水冷燃料タンク200L
変速機常時噛合前進5段後進1段ブレーキ方式ディスクブレーキ(ガーリング)
最高出力420PS以上懸架方式ダブルウィッシュボーン
最高速度350km/h以上車輌重量610kg
エンジン重量(乾燥)200kg