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01：これだけは知っておこう 1-1：マクロとは？VBAとは？ ・「マクロ」とは、本来は手作業で行うべきExcelの操作を、自動で実行してくれる非常に便利な機能のことです。 ・マクロはExcelの操作を自動化するために生まれた「プログラム」。そして、このマクロというプログラムの１つ１つのコードは、VBAというプログラミング言語で記述さています。 ※マクロ＝VBAというプログラミング言語で記述されたプログラム 1-2：マクロはこんなことできる マクロを使うと、次のようなことができます。 ①繰り返し行う、定型処理を自動化できる マクロを使うとExcelの複数の処理を１つの処理にまとめることができます。 そして、マウスを１回クリックするだけで、連続処理をマクロに自動的に実行させることが可能になります。 つまりマクロを覚えると、日常のExcelの作業が格段に楽になるだけでなく、手作業のときのような操作ミスもなくなるわけです。 ②セルの内容に応じた処理を自動実行できる さらにマクロのすごいところは、状況に応じて異なる処理を実行できることです。 ③独自のワークシート関数を作成できる 関数を複雑に組み合わせないと求めている計算結果が得られない、というケースにはマクロで作成した独自の関数が威力を発揮します。 ④ユーザーの特定の操作に反応するプログラムを作成できる 「ブックを開く」「ワークシートを切り替える」「セルをダブルクリックする」などの特定のユーザー操作のことを「イベント」と呼びます。マクロを使うと、このイベントに反応して自動的に処理を実行するプログラムを作成できる。 ⑤独自のダイアログボックスを作成できる アプリケーションでよく見かけるフォームと呼ばれるダイアログボックスを独自に作成することができます。Excelのマクロでは、このフォームを「ユーザーフォーム」と呼んでいます。 これには、コマンドボタン、テキストボックスなどの「ActiveXコントロール」を配置できます。 ⑥Excelを基盤にしたアプリケーションを作成できる マクロの機能として、連続処理の自動化、イベントドリブン、ユーザーフォームやActiveXコントロールの作成などを紹介しましたが、こうしたマクロの機能と、ワークシート関数などのExcelの機能を組み合わせることによって、Excelを基盤にした独自のアプリケーションを作成することも可能です。 ⑦Windowsの標準機能が利用できる Excelを始めとするすべてのアプリケーションは、Windows 2000 / XP などのWindowsがなければ動きません。エクスプローラで何か作業を行うときは、Windowsの内部ではAPI(Application Programming Interface)と呼ばれるプログラムが実行されています。 このAPIをExcelのマクロに組み込むと、Excelのマクロ（VBA）単独では処理できないWindowsの標準機能までもが利用できるようになる。
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