帰国

いろんなことがあったが、振り返ってみると、本当にアメリカに来てよかったと思う。Webの都合上、細かいエピソードはのせなかったが、日本では絶対に経験できなかったような貴重な経験を積ませてもらった。これまで、狭い日本という器の中からしか世の中を見れなかったぼくの視野は確実に広くなった。「別に必死で勉強して大学に入らなくても、こんなふうに楽しく生きてる人はいっぱいいるんだな」とも思えた。

最初は、「英語をマスターする」というのが第一目標だったが、世界の広さをその若さで知れたということが、もっとも大きな収穫だったように思う。英語のほうも、アイダホという田舎に行ったおかげで、格段に上達した。結局10ヶ月間、一度も日本人に会うことはなく、帰る前には日本語がちゃんと喋れなくなっていた。「まだ、日本語を喋っている日本という国がほんとにこの世にあるのかな?」とさえ思えた。

ちなみに、帰国後の英語のテストはその年にアメリカ留学した70人中、最年少であったにもかかわらず、1位だった。