YUKIちゃんを知っているだろうか?元JUDY & MARYの.まあ,ほとんどの人は知っているんだろうけど,JPOPと呼ばれる音楽をほとんど聞かない私は,YUKIちゃんの実力と魅力に気がつくまで,随分時間がかかった.なんと言っても声が魅力的で,歌も上手く,踊りもイカしていて,性格もストレートな感じがいい.作詞能力も相当なもんである.それに,人間的な魅力も十分にある.だから,当然だが,かわいい.そんな彼女がソロになった.はっきり言って,嬉しい.シングル第2弾の「プリズム」という曲が実にすばらしい.こんなに繰り返し聞くのは,advantage Lucyの「風にあずけて」,UAの「ミルクティー」,矢井田瞳の「Darling Darling(Mondo Paradiso Mix)」以来.私はほとんど女性の曲は聴かないし(聴いとるやんけ!),またその歌詞の世界も興味が沸かないものが多いんだけど,彼女の歌詞はぐっとくる.媚びずに無理をせず,自分が今やりたいことを人に言われるのではなく,自分の意志でやろうとしている感じがこちらに伝わってくる点が,爽快である.もちろん,曲がよいからこそ,音楽として成り立っているんだけど.「花咲く丘まで口笛吹いてこう いじわるな人がとやかく言うけれど」まるで成長したハイジのようなすばらしい歌詞である.「私は どこかで まちがえたかしら?」とか言われると,ペーターでなくとも,「まちがえてなんかないぞ!」と檄を飛ばしたくなる.シングル盤のジャケットも,POPで最高である.よく写真に,その人の人柄が出るということを聞くことがあるが,おそらくそれは被写体の方にもそれなりのパワーがないと見る方に伝わらないのだと思う.彼女の視線は,温もりのあるレーザービームのようだ.
先日,そんな彼女のライブツアードキュメントを見た.遠藤久美子とのやりとりを交えながら進行するドキュメンタリーで,リハーサル・シーンが面白かった.やはり,彼女は自分で音楽を作っていた.もうそれがわかっただけで,すばらしかった.しかし,彼女はかっこいいなあ.現代で最もかっこいいロッカーではないだろうか.MCなんかにアイドルとしての教育を受けた名残が見えたが,それがこのまま自然体を続けて昇華されたとき,とんでもない存在になる予感がした.彼女に歌ってもらえるような曲が書けたらいいなあ.
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