珈琲の淹れ方

粉砕された珈琲豆から珈琲を抽出する方法は様々です
試行し自分の好みの味に適した方法をみつけることが一番 他者がとやかく言うことではありません
しかし、様々な方法といっても単に抽出器具の選択だけでは済みません
ペーパードリップでもネルドリップでもその扱い方は多様ですし 珈琲豆自体の個性こそ豊かです
そのときどきの豆に合わせこれらを試行することは大変なことです
そこで 当店の普段の淹れ方を以下に記しておきます
私どもが焙煎した豆を使い当店の味を基準とした抽出のためのノウハウです
当店ではすべてネルドリップでおこなっています また一度に煎れる量は2杯分までとしています
抽出に費やす時間には上限があると考えているからです 理想は一杯分づつドリップすることです
それでは 以下をご参考にして自分の味をつくってみてください

器具について

 

実は 一番大切な器具です (下の画像をご覧下さい。 マウスをあわせて)
首の形状が比較的直線的なものを 口先をかなり絞り また湯が垂直に落ちるような加工をして使用しています
しかし珈琲用ポットがある家庭は少ないことでしょう そこでお勧めは日本茶の急須です  良く洗って使えば結構細くお湯を注ぐことができます
また 抽出量からすれば比較的小容量のもののほうが手首への負担は少ないでしょう



理想は太目の綿糸を比較的粗く織ったものがよいのですが これは一般には入手が難しいでしょう 要は蒸らしの問題でありそれ程こだわる必要はありません
ネルをかぶせる柄は 持ち手に木を使っているもので ネルの脱着が簡単なものが使いやすいです
 
ドリッパーがおさまる口径のもの
 

ポット

 

 

 

 

 

ネル布

 

 

耐熱容器

 

手順と留意点

 

粉の量と粒度

 

 

ネルの準備

 

 

 

 

ポットの準備

 

 

 

 

抽出作業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一杯分20グラムをグラニュー糖くらいの粒度にグラインドします

 


湯につけたネル布を柄に通し 乾いたタオルで挟み水分をある程度除く

耐熱容器の底にに熱湯を入れ その上にドリッパーを置く

ネルは起毛を内側にし形を整えておく

 

 

薬缶の内周に泡が立ち始めた頃の湯をポットに注いだところで 豆をグラインドしドリッパーにいれる

お湯が熱すぎればポットに水を加え湯温を80〜85度くらいに調整する

水は浄水機を通したもの 湯温は理想をいえばもう少し下げたいところ

 


暖めたカップの上から直接入れる

点滴で中心から渦を巻くように注ぐ (ドリッパーの方を動かして)

周囲を残しながら点滴しつつ お湯が細く一筋に近くなるように・・・

下から垂れない程度注いだのち

いよいよ 中心付近で渦を描くように(今度はポットを動かして)注ぐ

下から垂れる量に注意しながら徐々に細い一筋 そして中くらいの一筋というように

ネルの下から落ちるコーヒーの量にあわせながら

粉が膨らみ盛りあがる様子をみながら 湯が溜まり過ぎないように注意して

膨らみ加減は 徐々に盛りあがるように しぼませないよう

これで 一杯分=150ccの珈琲ができあがります

一般より少々温いのですが加熱しません(ミルクを入れるときだけ加熱します)

熱いコーヒーではコーヒーの複雑な味がわかりにくくなってしまいます

 

ネルの保管

ネルは温水で洗い 柄からはずして 水の入った密封容器へ

冷蔵庫で保存します 洗剤は使わない方がいいでしょう できれば一度熱湯に入れ油分を落としてから水につければ更によいでしょう

 

珈琲豆の保管

珈琲豆の保管で大切なことは

(1)油分の酸化を防ぐ(遅らせる)こと (ただし、酸素に触れて形成される独特の香りも大事です)

(2)湿気を吸わないようにすること

この2点です

焙煎した珈琲豆からは3日から10日間くらい炭酸ガスなどが出てきます (冷凍するとガスの放出は止まります)

2週間くらいで使い切るのであれば常温でも大丈夫です (夏は冷蔵庫へ) 3週間くらいでも何とか大丈夫でしょう

しかし、香りは随分と乏しくなります 3週間めも美味しく飲むのであれば 冷蔵庫に保存することをお勧めします

冷蔵庫に入れた場合 袋はしっかり密封します 室温との温度差で湿気を吸いやすいので注意が必要です

さて 珈琲豆を長期保存することもある程度可能です 2ヶ月くらい保存する場合は冷凍庫に入れます

ただし開封のときは 必ずしばらく室内に置き室温に近くなるまで開封しないように そして袋の外側についた水分を拭いてから開封してください

当方の淹れ方ですと 100グラムで5杯分ということになります

以上は豆の状態での保存についてです

粉にしたものは 数日で香りは随分失われてしまいます 粉の場合は密封して冷凍保存することが一番です しかし豆の場合よりはるかに湿気に弱いので一度開封したらなるべく早く使い切るほうがいいでしょう。

 できるだけ豆のままで購入することを強くお勧めします