空想魔学小説

救世主メサの生涯を描いた小説の初版本。しかし大部分が痛んでおり、今では序章部分しか読むことができない。

Contents
プロローグ ネシュラム島 作戦会議 中心点 マーゼン島 アバロニア島 アイアイエ島 ポセイドン バルニバービン ラストログ島 キロ島 喜びの島 戦闘 対キンブレス船隊戦 GAME OVER 1 GAME OVER 2 エンディング

プロローグ

1822年 ランカム諸島

「どうだ、ハイマン。
 振り切れそうか?

「さ、さぁ。がんばってみますけどね…。
 リッツァー、索敵急いで!!

「は、はいっ!!

「ここまで来たんだ。
 絶対にやられるな!!!!!

英雄王
faNtasy maGi-enCe stOry

グローリア号。
父が私に託してくれた飛空艇だ。
この飛空艇は、当時の最新技術を以って作られていた。
だが、数々の冒険で受けたダメージに耐えられなくなったため、数年前に大幅な改良を行った。

外見は、ほぼそのままだが、内部の機械類はすべて、現在の最高水準のものに交換してある。
急速な技術の進歩により、当時の30倍もの出力が可能で、10分の1の燃料消費で抑えられるようになった。

10倍にも増えた乗組員達からは、「自由の空を駆ける船」とも呼ばれ、生活をともにする仲間として親しまれている。

故郷バルチアン国を旅だって15年。
広大な世界には、私の知らない国、文化がまだまだ存在している。
父から冒険家の血を受け継いだらしい私は、これまでにも、いくつもの冒険を繰り返し、数々の財宝を手に入れてきた。
わずかながらの資産もできたし、多少は名声を得ている。
しかし、旅を続ける理由はそこにはない。

まだ、旅を終えるわけにはいかない理由があるのだ。

幻の黄金郷「カイムスンハマ」を発見するまでは。

それが、父の遺言でもあるのだから…。

「船長。リクセン船長。至急、操縦室までお越しください。

船内中に配備された、連絡用のパイプからすんだ女性の声がひびく。

1.どうした?
2.何事だっ!?

1.どうした?

「まもなく、ランカム諸島上空です。

「わかった、すぐに行く。

手短に身支度をすると、階下にある飛空艇グローリア号の操縦室へと足をむけた。

「おつかれさまです、船長。

操縦室に入ると、先程の連絡パイプの声、詮索士のリッツァーが声をかけてきた。
リッツァーは、グローリア号に搭載された「魔道レーダー」のオペレーターだ。
船に接近するものをいちはやく発見し、報告するという「詮索士」だ。

「ああ。あれか?

前方をみると、肉眼でも確認できる距離にまできていた。
広大な海原に、この高さからでは、コメ粒ほどの大きさでしかない島がいくつも浮かんでいる。

「はい…。ようやく、たどり着きました…。

「ホント、長かったですね。
 えっと、ここを目標にして旅立ってから、もう3年と5ヵ月。
 ホント、オレもよくやってるよ。
 ウン、ウン…。

「よく言うぜ。
 この船はワシがいるから飛んでいるようなもんじゃぞ!

操縦士のハイマンに、機関士のアブドルだ。
実際、この2人の協力なしでは、大陸の辺境にあるこの地へ来ることなどできなかっただろう。

「師匠! おめでとうございます!

ガタガタと大きな音をたてて、砲撃手のカノンが入ってきた。

ここへ来る途中…、燃料補給に立ち寄ったバチク村の酒場で、酔っ払いに絡まれていた彼を助けてから、私のことを「師匠」と呼び、ついてきている。

そこで、ちょうどそのとき空いていた砲撃手に採用し、現在に至っている。
腕は……、まずまずだ。

「まだだ、カノン。
 おめでとう なんて言葉は、最後の最後でつかうものさ。

「……?
 まだこの旅は続くのですか!?

「そうか、まだお前には話していなかったな…。

亡くなった父が、私に残してくれたメモによると、
ここ、ランカム諸島には幻の黄金郷「カイムスンハマ」が眠ると云われている。

カイムスンハマとは、古代語で「金色の男」を意味するらしい。
古文書によれば、この男はランカムのある島の王であった。
この島には金山があり、最初にそれを発掘したのがカイムスンハマだという。
莫大な資産を手に入れた彼は、ここに国を建てることを決意した。

有り余る金に、この島に住む人間は、装飾品から日常用品まで、すべてが金製のものを使用していたという。
しかし…、この国に目をつけないものなどおらず、中世紀、栄華を誇ったロンカ王朝に占領されてしまう…。

と、ここまでは、誰もが幼いころ一度は読んだであろう『ダムン物語』にも出てくる有名な話なのだが…。

父の残してくれたメモには、さらにこう書かれていたのだ。

私の旅も終わろうとしていたころ、
食料補給に立ち寄った小さな漁村の酒場で、カイムスンハマ人の末えいだと名乗る老人に出会った。
最初は冗談半分に話を聞いていた。
事実、この老人はこの村でも大ホラ吹きで有名だったからだ。
だが、話をしばらく聞いているうちに、面白い話になった。

カイムスンハマは、ロンカ王朝に占領される直前、全ての財宝をランカム諸島のどこかの頑丈な岩の扉に封印した…。
それを行ったのは、王直属の兵であった「黒貴族」と呼ばれる4人である。
封印をとくには、黒貴族が各々所持していたと云われる、「封印の玉」を集めなければならない。

それを、「カシブ」と呼ばれる鍵に埋め込み…、その鍵でランカム諸島のどこかにある、岩の扉をあけなくてはならない、と。

その老人に、今回の冒険の途中、「死者の塔」で手に入れた鍵の話をし、見せてみると、老人は泣きながらこういったのだ。

「ラーラ・ベベ」

おそらく、無意識のうちにでたのであろう。
「ラーラ・ベベ」とは、カイムスンハマ人が崇拝していた神を崇める際の言葉だ。
この言葉を聞いた瞬間、私はとてもじっとしてはいられなかった。

この老人の話は真実だ。
ランカムの地には、カイムスンハマの財宝が今でも眠っているにちがいない。
莫大な財宝だろう。
しかし、そんなものには興味はない。
かつて、いく人もの冒険者たちが挑み、そして断念していった黄金郷の謎。
その謎を今解き明かすことができるやもしれないのだ。

しかし、ランカムへの道はあまりにも遠い…。
技術の進歩によって、もっと速い船ができた時、そのときの我が一族に、この冒険を託そう。

しかし、飛空艇の発明により、この冒険は、息子である私に託されることになったのだ……。

「……そうだったのですか。

旅の目的が、ランカム諸島にたどり着くことだと信じていたらしく…、
(また、アブドルに何か吹き込まれたのだろう。)
初めて聞いた真の目的にカノンは面くらっている。

「そして、その夢に引かれてオレたちも同行しているというわけっ!
 なぁ、アブドル、リッツァー。

「おうとも!
「そうよ!

「決めました!! 師匠!
 僕も、その夢をいっしょにみさせてくださ……。

そのとき、かなりの衝撃がグローリア号を震わせた。
船内中の警報装置がけたたましく鳴っている。

「爆発? なんだ!?
 各員、持ち場に戻れ!
 リッツァーは、索敵を急いでっ!

「りょ、了解!!

「まさか、ヤツらじゃないだろうな…。

爆発音とともに、再び、衝撃がはしる。

「左後方に、接近するものがあります!
 この大きさは……戦術飛空艇です!!
 4・5…、全部で6隻!!

「まちがいない、パラメキアの連中だ!
 どうします、船長!?

帝国パラメキア…。
現在、大陸において最大の領土を誇る軍事国家。

先日、ある儲け話を請け負ってから後、しつこく追跡されていた…。

「そう簡単には、まけないか…。
 しかたない。ハイマン、前方の雲に入れ。
 そのまま、ネシュラムの西の山岳地帯に逃げ込むぞ。

「了解!!!

しばらく上昇し、雨雲の中に入る。

飛空艇発明以来、空中での戦術も数多く発明されたが…、
その究極ともいえるのがこの「雲に入る」というものだろう。

現在の魔道レーダーでは、雲の中に潜伏された飛空艇を、発見することは難しい。
また、雲自体が煙幕の役割をはたし、視界を封じることも可能なのだ。

もっともこの戦術は、近くに大量の雲を必要とするのだが…。

「船長、まもなくネシュラム島上空にさしかかります。

「よし、高度を落とせ。
 西部の山岳地帯に身を潜める。

ネシュラム島

2.何事だっ!?

「船長! 後方500セクタの位置に敵飛空艇と思われる影を発見しました。

「……パラメキアの連中か……。
 このままでは、勝ち目はないな…。
 よし、最大船速で進め!
 一刻もはやく、黄金郷を発見するんだ!
 私も、すぐに行く!

「了解!!

作戦会議

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ネシュラム島

ランカム諸島は、大陸の東の辺境にある。

ネシュラム島は、ここランカム諸島でも一番大きな島だ。
西部の山岳地帯では、農業を中心とした都市が栄え、
山脈を挟んだ東部には、漁業を中心とした都市が栄えている。

パラメキアの攻撃の手から逃れた我々は、西部の山岳地帯へと逃げ込んだ。
しばらく様子を伺っていたが、どうやら振り切れたようなので…、
西部最大の都市カリューンで、黄金郷についての情報収集をすることにした。
同時に、食料補給、燃料補給等も行う。

「本当か、ハイマン?

「ええ……、危険な冒険になりそうですね…。

ハイマンのいう危険な冒険とは…?

「全員、戻ったな。
 ハイマン、説明してくれ。

「はい。
 では、まず、これを見てください。

「このポイントが、現在我々のいる地点。
 ネシュラム島西部の山岳地帯です。
 そしてここが目的地、黄金郷があると推測される島々の位置。
 ここには大小会せてつの島があることが情報からわかっています。
 しかし、飛空艇を着陸させることのできる大きさの島は、無いようです。

「……となると、島を調査するときは、グローリアは空中待機か。
 燃料が心配だな……。

アブドルが心配そうに声をあげた。

「現在位置から、ここまでの距離は推定280000セクタ…。
 とてもじゃないですが、頻繁に移動できる距離じゃありません。

「それじゃ、一度出発したら燃料補給はできないの!?

「そうなります…。

整理してみよう。

この辺りの島々はとても小さく、飛空艇を着陸させることはできない。
となると、島を調査中は、ホバリングによる「空中待機」となるわけだが…。
そもそも飛空艇は、進行中よりも、ホバリング中の方が燃料を多く消費する。
その重量を維持するために。

さらに、黄金郷カイムスンハマの地があると推測される島々は、ここネシュラム島からはるか280000セクタ。
そう簡単に行き来できる距離ではない。

燃料を十分に補給して飛び立ったあとは、効率よく島々を回り、なんとしても黄金郷を発見!
そして、最低でも、ここ、ネシュラム島まで戻らねばならない。

我らグローリア号に搭載できる燃料は、最大16000。

情報によると、その島々までの距離から求められる消費燃料は、片道500。

往復分を計算して、島々で使用可能となる燃料は、15000。
なお、往復分の燃料は、出発時にあらかじめ確保しておく。

燃料は、
 1・移動
 2・ホバリング(空中待機中)
 3・船体へのダメージ
 4・船体の修理
で減少する。
燃料補給はないと思ってよいだろう…。

そして、これが0になったとき、我々の旅は終わる…。

この辺りの島々は全部で8つ。
そのうちの4つの島が「黒貴族」の支配していた島。
残り4つの中に、黄金郷の財宝が眠る。

残り燃料をうまく調整しながら、カイムスンハマの封印を解くため…、
黒貴族が所持していたという、4つの玉を集めなければならない。

「みんな、聞いてくれ。
 今回の冒険は、かなり危険な旅となる。

 未開の島々の探索、グローリア墜落までの時間との戦い、そして、パラメキアの追手…。

 まだまだ、不安要素は沢山ある。
 こんな危険な冒険でも、ついてきてくれるか?

「何言ってるんですか、船長。
 当然、ついていきますよ!
「そうですよ、船長!
 わたし、ドキドキしてるんです!
「そうじゃ、船長。
 ここで投げ出したら、ワシらの3年と5ヵ月は、どうなるんじゃ!
「師匠! 行きましょう!
 そして、黄金郷を発見しましょう!!

「……。
 よし、みんな、行くぞ!!

「おうっ!!!!

作戦会議

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作戦会議

数日後、我々は、黄金郷カイムスンハマの財宝が眠ると推測される島々へとやってきた。
そして今、今後の作戦会議が行われている。

「……というわけです。
 この辺りには、8つの島が確認されています。
 そして、これがグローリアの現在位置。
 円を描くようにして点在している島々の、ちょうど中心地点にあたります。
 そこで、作戦上このポイントを、以後「中心点」と呼称します。

「中心点からは、北西・北東・南西・南東のエリアに各々100HPで行くことが可能です。
 各々のエリアには、2つずつの島が観測されています。
 この島間の移動も100HPで、可能のようです。

「しかし、北西から北東、南西から南東のように、エリア間の移動は…、
 たちこめている積乱雲のため、300HPを消費してしまいます。

 面倒でも、中心点を経由して他のエリアへ向かう方がよいでしょう。

「移動に関しては、了解した。
 しかし、問題は空中待機中か……。

「ええ。
 そう大きくない島々ですが、丸一日探索するとして…、
 一回の探索での消費燃料は、500HPは必要でしょうね。

「了解だ。では、すぐにでも出発するぞ。
 総員、持ち場へ戻れ!

「了解!!!

中心点

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中心点

「船長、中心点上空です。指示をお願いします!

1.カシブの確認
2.移動
3.HP確認

1.カシブの確認

(画像)

2.移動

「船長、ここからだと全ての島へ、均等な燃料で行くことができます。進路を決めてください。

1.北へ
2.南へ
3.移動をやめる

1.北へ

「船長、ここからだとマーゼン島、アバロニア島のある北東と、キロ島、喜びの島のある北西へ行くことがきます。
 進路を決めてください。

1.北東へ
2.北西へ
3.中心点へ戻る

1.北東へ

「では、北東へ向かいます。
 進路を決めてください。

1.マーゼン島へ
2.アバロニア島へ
3.進路変更

2.北西へ

「では、北西へ向かいます。
 進路を決めてください。

1.キロ島へ
2.喜びの島へ
3.進路変更

2.南へ

「船長、ここからだとアイアイエ島、ポセイドンのある南東と、バルニバービン、ラストログ島のある南西へ行くことができます。進路を決めてください。

1.南東へ
2.南西へ
3.中心点へ戻る

1.南東へ

「では、南東へ向かいます。
 進路を決めてください。

1.アイアイエ島へ
2.ポセイドンへ
3.進路変更

2.南西へ

「では、南西へ向かいます。
 進路を決めてください。

1.バルニバービンへ
2.ラストログ島へ
3.進路変更

3.HP確認

「HPは次の場合に減少します。
  ・移動 −100HP
  ・エリア間移動 −300HP
  ・主砲攻撃 −50HP
  ・副砲攻撃 −20HP
  ・島の探索 −500HP
  ・船体へのダメージ −10〜900HP
  ・船体修理 −50〜500HP
 残りHPには十分気を付けてください。

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マーゼン島

「船長、マーゼン島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『赤魔幻レッドの玉』を入手していない場合
  (→『赤魔幻レッドの玉』を入手している場合
  (→エクトラズム獲得後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

マーゼン島

マーゼン島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここマーゼン島へと降りた。
マーゼン島……。情報によると、この島は、かつてリリパット族という小人の国だった。
陽気な一族は、とても平和に暮らしていたという。
カイムスンハマ建国までは…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、森の木陰に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

マーゼン島

マーゼン島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここマーゼン島へと降りた。
マーゼン島……。情報によると、この島は、かつてリリパット族という小人の国だった。
陽気な一族は、とても平和に暮らしていたという。
カイムスンハマ建国までは…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、森の木陰に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。

あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。

この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。

結局、今回の探索では、このマーゼン島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。

エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した。

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとアバロニア島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、喜びの島へ行くことも可能です。

1.アバロニア島へ
2.喜びの島へ
3.移動をやめる

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アバロニア島

「船長、アバロニア島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『赤魔幻レッドの玉』を入手していない場合
  (→『赤魔幻レッドの玉』を入手している場合
  (→『青魔幻ブルーの玉』入手後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

アバロニア島

アバロニア島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここアバロニアへと降りた。
まだ、超神創造説が信じられていたころ、人々は、必死になってアバロニアという名の島を探した。
超神の与えし『禁断の果実』が眠るという神話を信じて……。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

アバロニア島

アバロニア島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここアバロニアへと降りた。
まだ、超神創造説が信じられていたころ、人々は、必死になってアバロニアという名の島を探した。
超神の与えし『禁断の果実』が眠るという神話を信じて……。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『赤く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。
そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、青き宝玉だった。

                                              メサ・リクセン

黒貴族が一人
青魔幻ブルーの玉を手に入れた

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだマーゼン島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、アイアイエ島へ行くことも可能です。

1.マーゼン島へ
2.アイアイエ島へ
3.移動をやめる

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アイアイエ島

「船長、アイアイエ島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『青魔幻ブルーの玉』を入手していない場合
  (→『青魔幻ブルーの玉』を入手している場合
  (→エクトラズム獲得後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

アイアイエ島

アイアイエ島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここアイアイエ島へと降りた。
アイアイエ島…。
言い伝えによると、この島は、世界で初めて女性が誕生した場所だという。
しかし、それはまだ、超神創造が信じられていた時の話…。
魔学全盛の今となっては、夢物語にすぎない。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、絶壁に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『青く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

アイアイエ島

アイアイエ島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここアイアイエ島へと降りた。
アイアイエ島…。
言い伝えによると、この島は、世界で初めて女性が誕生した場所だという。
しかし、それはまだ、超神創造が信じられていた時の話…。
魔学全盛の今となっては、夢物語にすぎない。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、絶壁に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『青く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。

あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。

この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。

結局、今回の探索では、このアイアイエ島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。

エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した。

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとポセイドンへが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、アバロニア島へ行くことも可能です。

1.ポセイドンへ
2.アバロニア島へ
3.移動をやめる

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ポセイドン

「船長、ポセイドン上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『黒魔幻ブラックの玉』を入手していない場合
  (→『黒魔幻ブラックの玉』を入手している場合
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

ポセイドン島

ポセイドン探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここポセイドンへと降りた。
ポセイドン……。
海神の名をとって名付けられた島。
いや、本来は、海神も名付けられた側なのだ。
古の魔法国家ポセイダムから…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『黒く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

ポセイドン島

ポセイドン探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここポセイドンへと降りた。
ポセイドン……。
海神の名をとって名付けられた島。
いや、本来は、海神も名付けられた側なのだ。
古の魔法国家ポセイダムから…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『黒く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

「何なのだ、ここは!?

扉の奥には、長い通路がのびている。
危険を感じた私は、いったん飛空艇に戻り、メインクルーを連れてきた。

そして、万全の用意をして、扉の奥からのびる地下通路の探索を始めた。

「ここは…、神殿の裏口か!?

地下通路をしばらく進んで行くと地上にでた。
どうやら、神殿をはさんで、この島の裏側に出たようだ。

「船長、あの丘はどうですか?
 あそこだったら、この辺りを一望できるでしょう。

という、ハイマンの提案に、我々は丘に登ることにした。

「まさか!?

父の残してくれたメモの、ホンの端に描かれていた奇妙な紋章。

この丘から見下ろした風景は、まさしくその紋章だったのだ。
森の一角に、ぽっかりと空いた草原の空間。
そこで、不自然に繁っている雑草がその紋章を形取っていた。

私はあわててメモを開き、そのページに目をやった。
紋章を中心に記された小さな印…。

ふもとまでかけ降りると、さっそく紋章の中心へと行ってみる。
そこには、奇妙な形をしたこぶし大の大きさの石が無造作に転がっているだけであった。

手に取り、注意深く石を見てみると、石の表面に鍵穴を発見した。

「こんな石ころに、鍵穴が?

不思議に思いながらも、カシブを鍵穴に差し込んでみる。
なんと、ピッタリとはまったではないか。

そして、ゆっくりと鍵をまわした。

その瞬間!
石ころは、カシブとともに砕け散った。
そして、その中から淡い緑色をしたきれいな石が姿を現した。

「こ、これは!?

『キセキ』は、なおも続いていた。

真上に昇った太陽からの光の全てを吸い取るかのように、石が辺りの光を集め始めた。

そして、先程までいたあの丘の一点へ向けてその光を放出したのだ。
一本の光線となった、その光に導かれるように我々はその場へと急いだ。

光は、この場を指している。

「こんなところに、いったい何があると……。

調べようと、岩肌に触れた瞬間!

その部分の岩は左右にスライドし、薄暗い洞窟が姿を現した。

「そうか! これが伝説の岩戸!
 ここに『黄金郷カイムスンハマ』の財宝が眠っている!!!

「いきましょうぜ、船長!
「やりましたねっ!!
「船長、さぁ、はやく入りましょう!
「師匠!ささ、はやく!!!

積み上げられた金銀財宝を思い浮かべながら洞窟へ入った我々を待っていたのは…、
広い空間の中央に置かれた宝箱、ただ一つであった。

我々は、注意深く開けた。
その宝箱の中には一枚の手紙があった。

「よくここまでたどりついたな私の子供達。
 金銀の財宝がないからといってがっかりするんじゃない。
 ここを発見するまでの数々の冒険、そして仲間達。
 それこそが真の財宝だ。

 これを準備するのは大変だった。
 4つの玉の伝説、カイムスンハマの伝説、あれは全て私の作った空想の話だ。
 世界中に広めるのはさすがに苦労したがな。

 最後に。
 私の人生最大のジョークに付き合ってくれてありがとう。

                                  サテラ・リクセン」

サテラ・リクセン…。
亡くなった、私の祖父ではないか!!

ということは、私も父も、この老人の狂言に付き合わされたことになる。

怒りよりも、脱力感でいっぱいだ。

その場に崩れこんだ私を、リッツァーが支えてくれた。

「すまない、みんな。
 祖父の狂言に付き合わせてしまって。
 この4年近く、何度、命にかかわるような危険な目にあわせたのか、わからない……。

 すまない……。
 本当に、すまない……。

「そんな、船長。
 黄金郷が、空想の物語だったのは、ちょっとくやしいけど…、
 いままでの冒険が無駄だなんて一度も思ったことありませんわ。

「そうですよ。
 さぁ、グローリア号に戻りましょう。
 また、次の旅へと旅立ちましょう!

「ふ〜〜む。
 となれば、また、このアブドル様もいそがしくなるな。

「師匠!
 僕もついていきますからねっ!!

「ありがとう、みんな。
 でも、他のクルーたちには、内緒にしておいてくれよ。
 でなければ、嫌われてしまう…。

 では、行こうか!!

「了解!!!

エンディング

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとアイアイエ島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、バルニバービンへ行くことも可能です。

1.アイアイエ島へ
2.バルニバービンへ
3.移動をやめる

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バルニバービン

「船長、バルニバービン上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『青魔幻ブルー』を入手していない場合
  (→『青魔幻ブルー』を入手している場合
  (→『白魔幻ホワイトの玉』入手後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

バルニバービン島

バルニバービン島探索日誌

私は黄金郷を発見するため、ここバルニバービンへと降りた。
バルニバービン…。正式には、バルニバービニムスクレスリア島という。

人は生きることのみに、その限りを持たず
大昔、破壊の限りを尽くした民族の長が、この島の洞窟に残したメッセージである…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『青く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

バルニバービン島

バルニバービン島探索日誌

私は黄金郷を発見するため、ここバルニバービンへと降りた。
バルニバービン…。正式には、バルニバービニムスクレスリア島という。

人は生きることのみに、その限りを持たず
大昔、破壊の限りを尽くした民族の長が、この島の洞窟に残したメッセージである…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『青く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。
そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、白き宝玉だった。

                                               メサ・リクセン

黒貴族が一人
白魔幻ホワイトの玉を手に入れた

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとラストログ島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、ポセイドンへ行くことも可能です。

1.ラストログ島へ
2.ポセイドンへ
3.移動をやめる

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ラストログ島

「船長、ラストログ島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『白魔幻ホワイトの玉』を入手していない場合
  (→『白魔幻ホワイトの玉』を入手している場合
  (→エクトラズム入手後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

ラストログ島

ラストログ島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここラストログ島へと降りた。
ラストログ島……。情報によるとこの島は、かつての人類が、終焉の時を迎えた場所であるという。
かつての人類…。我々も、いずれ終焉の日を迎えるときがくるのだろうか………。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、地下空洞に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

ラストログ島

ラストログ島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここラストログ島へと降りた。
ラストログ島……。情報によるとこの島は、かつての人類が、終焉の時を迎えた場所であるという。
かつての人類…。我々も、いずれ終焉の日を迎えるときがくるのだろうか………。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、地下空洞に小さな神殿を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、飛空艇発明当時のものであろう朽ちた一隻の冒険艇であった。

あたりに漂うこの独特な匂いに気付いた私は、さっそく採集作業にとりかかった。

この朽ちた冒険艇に、今なお残っていた固形燃料エクトラズムを…。

結局、今回の探索では、このラストログ島に、かつて黒貴族が生活していたと思われる痕跡を見つけることはできなかった。

エクトラズムの獲得により、HPがわずかに回復した。

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとバルニバービンへが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、キロ島へ行くことも可能です。

1.バルニバービンへ
2.キロ島へ
3.移動をやめる

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キロ島

「船長、キロ島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→2回目以降
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

キロ島

キロ島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここキロ島へと降りた。
キロ島……。
帝都パラメキアのメルトダウンにさえ、何一つ影響を受けなかった島…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた…。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。
そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、赤き宝玉だった。

                                               メサ・リクセン

黒貴族が一人
赤魔幻レッドの玉を手に入れた

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだと喜びの島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、ラストログ島へ行くことも可能です。

1.喜びの島へ
2.ラストログ島へ
3.移動をやめる

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喜びの島

「船長、喜びの島上空へやってきました。
 指示をお願いします!

1.島を探索
  (→『白魔幻ホワイトの玉』を入手していない場合
  (→『白魔幻ホワイトの玉』を入手している場合
  (→『黒魔幻ブラックの玉』入手後
2.中心点へ移動
3.隣接する島へ移動

1.島を探索

喜びの島

喜びの島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここ喜びの島へと降りた。
喜びの島……。女神ベルレアの支配していたと云われる、一つの理想郷。
それも、カイムスンハマ建国が始まると、死の荒野となってしまった…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見したが、それを開ける手段を持たない私には、関係なかった。

1.島を探索

喜びの島

喜びの島探索日誌

私は、黄金郷を発見するため、ここ喜びの島へと降りた。
喜びの島……。女神ベルレアの支配していたと云われる、一つの理想郷。
それも、カイムスンハマ建国が始まると、死の荒野となってしまった…。

島を一通り探索したあと、グローリアへ戻ろうとしたそのとき、私は、小さな岩窟寺院を発見した。

中へ入ると、朽ち果てた外見からは予想できないほど、美しい装飾品は当時の輝きを保っていた。
神殿の奥に、『白く染められた』巨大な扉を発見した。
カシブに反応を示した扉は、静かに開き始めた。

扉の奥から続いている、長く細い通路を抜けた私を待っていたものは、湖底に造られた祭壇だった。
そして、その祭壇に祭られていたものは、鈍い光をはなつ、黒き宝玉だった。

                                               メサ・リクセン

黒貴族が一人
黒魔幻ブラックの玉を手に入れた

「よし、これで4つの玉、全てがそろったぞ!
 後は、封印の岩戸を探すだけだ!

疲れのみえていた船員たちにも、笑みが戻ってきている。

再びグローリア号を発進させた。

対キンブレス船隊戦

1.島を探索

「船長、島の影にパラメキアの飛空艇を発見しました。
 どうやら、我々をつけていたようです。
 島の探索でも、しているのでしょうか…?

「このままでは、危険だな…。
 よし、この地域から離脱する。
 一路、中心点に進路をとれ!

「了解!!

中心点

3.隣接する島へ移動

「船長、ここからだとキロ島へが一番近いようです。
 また、少し距離がありますが、マーゼン島へ行くことも可能です。

1.キロ島へ
2.マーゼン島へ
3.移動をやめる

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戦闘

「本船に、接近する物体があります!
 ………。
 パラメキアの戦術飛空艇と識別されました!

「総員、戦闘準備!!

「了解!!

ルーディック級
ガレオン級
デスサイズ級

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ルーディック級です!

「ルーディック…!
 敵の旋回能力に注意しろ!

指示

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ガレオン級です!

「ガレオン…!
 敵は、大型飛空艇だ!
 気を引き締めていけ!!

「了解!!

指示

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、デスサイズ級です!

「デスサイズ…!
 あの新鋭船が、すでに完成していたとはな…。

指示

「船長、指示を!!

1.迎え撃つ
2.防御からの戦闘離脱
3.回避からの戦闘離脱

1.迎え撃つ

「敵船隊に対して、攻撃を行う!
「了解!!

船内に緊張がはしる!

「砲撃準備!

1.魔キャノンで攻撃(HP50使用)
2.魔シンガンで攻撃(HP20使用)
3.攻撃中止

1.魔キャノンで攻撃(HP50使用)

「総員、衝撃に備えろ!
 主砲、撃てぇぇぇぇっ!!

命中
失敗

2.魔シンガンで攻撃(HP20使用)

「カノン、砲撃用意!
 外すなよ!

「了解っ!!

「副砲、撃てぇぇぇぇっ!!

命中
失敗

放った攻撃が、命中する!

「敵船に、命中!!
 敵船隊は、混乱しています!

「よし、このすきに、戦線から緊急離脱!
 被害を最小限に抑えろ!

「了解!!

損害なし
損害あり

しかし、放った攻撃は、敵船を横切っていく!

「攻撃、はずれました!!

「砲撃手、何やってんの!!!

「状況を立て直せっ!!

敵の攻撃

2.防御からの戦闘離脱

離脱成功
離脱失敗

「前方より、熱源!!
 敵の攻撃、来ます!!!

かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!

「ひるむなっ!

「防御成功!
 これより、戦線から、離脱します!

損害あり

「敵の攻撃、来ます!!!

かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!

「ひるむな!

「防御成功!
 でも、ダメです!逃げ切れません!!

敵の攻撃

3.回避からの戦闘離脱

「敵の攻撃、来ます!!!

回避成功
回避失敗

「助かったか!?

魔道エネルギーの束が操縦室をかすめた。
あれが直撃していたらと思うと、ゾッとする…。

「回避成功!
 これより、戦線から、離脱します!

損害なし

かなりの衝撃がグローリア号を震わせる!

「ひるむな!

「回避失敗!
 ダメです!避けきれません!!

敵の攻撃

「熱源、来ます!!!

「総員、衝撃に備えろ!

敵の放った攻撃が、グローリアに命中する!

「直撃っ!!

「状況を立て直せっ!!

指示

「何とか、逃げきったようです。

辺りに、飛空艇らしきものは見られない。
魔道レーダーにも反応していないようだ。

「そうか!!
 よし! 最大船速ですすめ!

「了解!!

「敵船隊から、逃れるため、一時、中心点まで戻ります。

「了解だ。
 リッツァー、警戒をおこたるなよ。

「はい!

中心点

「何とか、逃げきったようです。

辺りに、飛空艇らしきものは見られない。
魔道レーダーにも反応していないようだ。

「そうか!!
 アブドル、被害状況は!?

「こちら、アブドル。
 被害状況は、以下のとおりだ。

 居住区破損!
 修理のため、50HPを使用するぞ。

 サブプロペラ破損!
 修理のため、100HPを使用するぞ。

 メインプロペラ破損!
 修理のため、200HPを使用するぞ。

 砲撃台破損!
 修理のため、300HPを使用するぞ。

 燃料タンク破損!
 修理のため、500HPを使用するぞ。

「飛行に関しては、何ら支障はないはずだ。

「そうか、修理頼むぞ。
 よし! ハイマン、最大船速ですすめ!

「了解!!

「敵船隊から、逃れるため、一時、中心点まで戻ります。

「了解だ。
 リッツァー、警戒をおこたるなよ。

「はい!

中心点

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対キンブレス船隊戦

残す旅も、あとわずか!
「封印の岩戸」を探すだけだ。
そして、そこには数多くの冒険者、さらに、父さんも見ることのできなかった「黄金郷の財宝」が眠っているにちがいない!!!

そのとき、かなりの衝撃がグローリア号を震わせた。
船内中の警報装置が、けたたましく鳴っている。

「爆発?またかっ!?
 各員持ち場に戻れ!
 リッツァーは、索敵を急いでっ!

「りょ、了解!!

爆発音とともに、再び衝撃がはしる。
そして、魔道波によってグローリア号に送られてきた音声が、船内に響いた。

「そこの飛空艇に告ぐ。
 私は、帝国パラメキアの戦略飛空艇第3師団長の、キンブレス准将だ。
 メサ・リクセン第8師団長。
 貴公には、反逆の罪で束縛状がでている。
 すみやかに、その飛空艇ごと投降しろ!
 さもなくば、次は、全面的な攻撃を行う。
 これは、注意ではない。警告である!

「キンブレス・コアリーズ…。
 パラメキア戦略飛空艇、全12師団の中で最も冷酷非道な男か…。

「どうします、船長!?
 敵飛空艇、15隻…。
 どれもガレオン級の大型船です。
 とても、勝ち目はありません!!!

1.投降する
2.攻撃する
3.逃亡する

1.投降する

「リッツァー、魔道波を出してくれ。

「了解…。

魔道波。
魔道エネルギーを、ある特殊なレンズを通すことで、特定の周波数を作り出すことに成功した魔道波技術…。
近年、様々な用途が発明されている。
無線による対話もそのうちの一つだ…。

「私は、メサ・リクセン元第8師団長。
 これより、投降する…。

「船長!!!

いつのまにか、周りを船員に囲まれていた。
そこには、怒り、悲しみ、といった感情がうずまいている。

私は、連絡パイプに顔を近づけた。
そして、船内のみに伝わるよう音声レベルをさげる。

「船長のリクセンだ。
 これより、パラメキアに偽装投降する。
 船速10ノーツで敵船隊中心へ進路をとり、私の合図とともに船測500ノーツまで緊急加速。
 敵リーダー船に突撃する。
 砲撃隊は、各自の砲座につけ。
 機関隊も、準備。

「船長っ!

「ハイマン、戦闘開始後は、すきをみて戦線から離脱しろ。
 どのみち、このままでは勝てん。
「了解!

「リッツァー、この辺りにまだ敵の残存部隊が潜んでいるはずだ。
 魔道レーダー、最大望遠で探せ!
「了解!!

「アブドル、例のものを用意してくれ。
「がってんだ!

「カノン、いくぞ!
「いきましょう!!

「ほほう……素直に投降するとは。
 さすが、パラメキアの師団長というところか…。
 部下を守るとはいい心がけだが、まだまだアマイな。
 そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?

「師団長、攻撃の準備整いました。

「よし、ヤツらに気付かれるなよ。
 …………。
 ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。
 皇帝陛下の、理想実現のために…

「船長、敵船隊、主砲射程範囲に入りました。

「まだだ。ぎりぎりまで近づけ!
 …………。
 …………。
 …………。
 …………。
 ………!
 今だ!
 グローリア号、最大出力で突進!!

「大変です!
 グローリア号が突進してきます!!

「なにィぃぃぃぃ!
 おのれ、メサ・リクセン!!
 全船、攻撃開始!!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ガレオン級です!

「敵は、パラメキアの師団長だ!
 気を引き締めていけ!!

→戦闘で、いずれかの行動に成功する
魔道砲

2.攻撃する

私は、連絡パイプに顔を近づけた。
そして、船内のみに伝わるよう音声レベルをさげた。

「船長のリクセンだ。
 これより、パラメキア船隊に攻撃を仕掛ける。
 砲撃隊は各自の砲座につけ。

「カノン、聞こえるか?

「はいっ!

「魔道砲の使用許可をだす。
 敵船隊、後方の密集しているところへ打ち込め!

「りょ、了解!!

「ハイマン、戦闘開始後は、すきをみて戦線から離脱しろ。
 どのみち、このままでは勝てん。
「了解!

「リッツァー、この辺りにまだ敵の残存部隊が潜んでいるはずだ。
 魔道レーダー、最大望遠で探せ!
「了解!!

「アブドル、いくぞ!
「がってんだ!

「ほほう……。やる気のようだな。
 さすが、パラメキアの師団長というところか…。
 その勇気、いい心がけだがまだまだアマイな。
 そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?

「師団長、こちらも攻撃の準備整いました。

「よし、ヤツらに気付かれるなよ。
 …………。
 ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。
 皇帝陛下の、理想実現のために…。

「船長、敵船隊、主砲射程範囲に入りました。

「よし!
 攻撃開始!!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ガレオン級です!

「敵はパラメキアの師団長だ!
 気を引き締めていけ!!

→戦闘で、いずれかの行動に成功する
魔道砲

3.逃亡する

「リッツァー、後方にあるのは、雨雲だな?

「そうです。かなり大きな積乱雲です。

「よしハイマン、緊急逆発進で雲の中に入れ。

「しかし、船長! あの雲は積乱雲です!
 ヘタをすると、こちらも雷の直撃を食らってしまいます。

「ヘタをしなければいいのさ。

「じょ、冗談でしょう?

「最悪の状況の時、それは、往々にして冗談に聞こえるものさ。

「せ、せんちょう………。

「師団長、敵船はどうやら前方の積乱雲に入るようです。

「ほほう……。相手も必死なのだな。
 その勇気、いい心がけだがまだまだアマイな。
 そのアマサが、先の事件を引き起こしたのだとは気付かんのか…?

「師団長、追撃しますか?

「ああいうアマイ人間は、この世からまっ殺すべきなのだ。
 皇帝陛下の、理想実現のために…。

 よし、主砲、発射!

「はっ!!

「前方より、熱源!

「ダメだ!
 回避できません!!

「総員、衝撃に備えろ!!!

「くっ!
 船体は大丈夫か…??

「せ、船長、敵が追撃を仕掛けてきました。

「どうだ、ハイマン。振り切れそうか?

「さ、さぁ、がんばってみますけどね…。
 リッツァー、索敵急いで!!

「は、はいっ!!

「ここまで来たんだ。
 絶対にやられるな!!!!!!

「敵は、帝国パラメキア所属の戦闘飛空艇、ガレオン級です!

「敵は、パラメキアの師団長だ!
 気を引き締めていけ!!

→戦闘で、いずれかの行動に成功する
魔道砲

「よし、魔道砲にエネルギー充電!!
 戦線から離脱しつつ、魔道砲を発射する!

「了解!
 エネルギー充電のため、船内の魔晄の運転を一時停止します!

「エネルギー充電、80!

「エネルギー充電、90!

「総員、対閃光、対ショック防御!

「エネルギー充電、100!!

「魔道砲、撃てぇぇっっっ!!!

「何だ!?あの光は!?

「ものすごい魔道エネルギー量です!!

「まさか…。
 魔道砲なのか!?
 魔道砲を、すでに、完成、させて、いたのか…。

「敵リーダー船、消滅確認!

「アブドル、船内に異常は!?

「どこにも見当たらんっ!

「よし、全速力で戦線より離脱する!!!

「アブドルさん。

「ん? どうしたんじゃ、カノン?

「さっき、敵の隊長が言っていましたけど、師匠って、パラメキアの将校だったのですか?
 第8師団長とかって……。

「…………。
 そうじゃよ。かく言うワシも、帝国の機関士だったのじゃ。
 リッツァーもハイマンも、この船のクルーの大半はそうじゃったよ…。

「で、では何故、追われているのです!?
 味方だったのでしょう!?

「いろいろあったのじゃよ……。

「機関長!
 点検、終了しました!

「うむ、今行く。
 じゃ、またな、カノン。

「あっ、アブドルさん…。

中心点

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GAME OVER 1

ものすごい衝撃が船内をかけめぐる。
それとともに、船内の全ての警報装置が、さらに大きな悲鳴をあげた。

「ハイマン、どうしたっ!

すでに、グローリアは降下体勢をとっている。
墜落するのは時間の問題だろう…。

「魔道エンジン、出力低下っ!!!

それでも、ハイマンは必死にカジをとっていた。
しかし、それに応えることもなく、グローリアの落下速度は上がっていく……。

「だ、ダメです!
 これ以上、機体がもちません!

「こ、ここまで来ておきながら…。
 くそぉぉぉぉぉっっ!

操縦室へも、炎の手がまわってきた。
燃え盛る炎に包まれ、目の前が真っ暗になっていく…。
私の冒険もここまでのようだ…。

薄れゆく意識の中、私は…。

1.すまない、父さん。もうダメだ…。
2.黄金郷を目前にしてっ!
3.みんな、ふがいない船長ですまない…。
4.給料あげ

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GAME OVER 2

ものすごい衝撃が船内をかけめぐる。
それとともに、船内の全ての警報装置が、さらに大きな悲鳴をあげた。

「ハイマン、どうしたっ!

すでに、グローリアは降下体勢をとっている。
墜落するのは時間の問題だろう…。

「魔道エンジン、出力低下っ!!!

それでも、ハイマンは必死にカジをとっていた。
しかし、それに応えることもなく、グローリアの落下速度は上がっていく……。

「だ、ダメです!
 これ以上、機体がもちません!

「こ、ここまで来ておきながら…。
 くそぉぉぉぉぉっっ!

黄金郷
かつて、いく人もの冒険者たちが挑み、
そして断念していった楽園。
その所在は、いまだ不明である…。

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エンディング

黄金郷…。
かつて、いく人もの冒険者たちが挑み、
そして断念していった楽園。
その物語も、夢に終わってしまった。

しかし、この先も、多くの冒険家が
黄金郷を求めて旅をするだろう。
それが、これまでに

「船長!エンディングの途中すみません!!
 これをみてください!
 この手紙、まだ続きがありますよ!

「なんだと!?

「追伸。
 この手紙の入っていた宝箱を思いっきり回しなさい。
 人生最大のジョークに付き合ってくれたお礼に、人生をかけて集めたものをプレゼントしよう。

                                   カイムスンハマより愛を込めて」

「宝箱を回せ!?

私はその通り宝箱を回した。

すろと、洞窟中の壁が崩れ始めた。

崩れてくる岩壁!
その衝撃と、砂ぼこりで、とても目を開けていられる状態ではない。

そして、しばらくして、
目を開けたとき、
洞窟の壁は全て、
金に変っていたのだ…。

そして
黄金伝説は蘇る

空想魔学小説
faNtasy maGi-enCe stOry

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