防災豆知識
消火器

一口で消火器といってもいろいろな種類があり、正しい使い方をして初めて初期消火に有効な
ものとなります。

消火薬剤による分類と特徴

1 粉末タイプ    

○ 空気を遮断して消火(抑制効果)する。一般火災に適。     

2 液体タイプ

○ 冷却効果と遮断効果で建物火災や天ぷら火災に効果大。   

× 冷却効果が乏しいため再燃の可能性大。   

△ 室内で使用すると粉が舞い上がり視界不良となる。    

3 ハロンガスタイプ

× 大気汚染の関係で現在は製造されていない。
   一部、輸入物でスプレー式のものがあるが天ぷら火災には効果なし。

加圧方式による分類と特徴

1 蓄圧式

・充填された窒素ガスで薬剤を放射する。
・レバーを放すと放射が止まり再度握ると放射できる。
・ゲージを見るだけで使用の可否が分かる。
・本体容器の破裂事故がない。

2 ガス加圧式

・内部のガスボンベの圧縮ガスを噴出させて放射させる。
・一部(大型)を除いて、一度レバーを握ると最後まで放射する。
・消火器本体に腐食及び亀裂等がある場合は使用時、爆発の危険性がある。

※消火器にも耐用年数があり、本体表面に8年と明記されています。
  
※日頃から年数のチェックをしておきましょう。

○ 室内で使用しても視界不良にならない。