私のボランティアに参加したきっかけ
さかぴ

 わたしがボランティアに関わるようになったのは、あることがきっかけで手話に興味を持つようになったからでした。

 私が、手話を始めようと思ったのは、あるラジオの番組の話からでした。
ある個人病院の女の先生が長年手話を勉強していたそうです。 その手話を使って話す機会もないまま何年も過ぎた頃、夜中に若い女性の患者さんがお母さんに連れられて来られたそうです。 そのお母さんが、メモを貸してくださいと言うので、どうしたのかなと思っていると 「娘は耳が聞こえません。先生の質問を聞く事ができないので、どうぞメモに書いてください」と言われたそうです。

 その時先生は手話で 「どうぞあなたの手話で話してください。わたしはなんでも手話で聞くことも話すこともできます。ご心配いりませんよ」 と言われたそうです。
その瞬間、その娘さんの目から大粒の涙がこぼれ落ちたそうです。

 その女の先生はつぎのようにその患者さんに言われたそうです。
「私は何年も手話を勉強してきましたが、あなたのその涙を見て、あなたの為だけでもこれまでこの手話をやってきた甲斐がありました」と。 物凄く感動しました。なにかできることはないかな。 役に立てることはないかな。 そう思いました。

 そして骨髄バンクの登録、ボランティアへの参加、手話学校への申し込み。
その中から手話の世界、ボランティアや医療の現状に興味を抱くようになりました。
もちろん私の自己満足ですが。。。

 でもその中から一人でも困っている人を救えるなら、それもステキかなと思っています。