フランス
CHATEAU BEYCHEVELLE 1992 3980円 やまや(池袋東)コルクは裏側は濃い紫色がネットリ。凝縮と熟成に期待大だ。
抜栓すると明らかに熟成香、という香りが広がる。かなり大きなボリューム。
こういう表現はされないもんだけど、どう香ってもフォアグラの香りに
似てる。そこに朽木っぽさがある。果実系の香りはその次に来る感じ。
果実系が弱いという訳ではなく、前述の成分が圧倒的に強いという風。
色は若干赤茶けてきていて退廃が始まっているのは明らか。しかしまだ
完熟には達していない雰囲気。
味はかなり退廃している渋みは溶けて殆ど消失している。樽から来る
甘さが若干あるが、多くは果実系の甘味。酸はどちらかといえば弱い。
塩味は殆ど感じない。粘りはややある。全体的にしっとりしていて、最後に
若干粘りが残る。しっとりといっても旨み分は十分あり、飲み応えはある。
欲を言えばもう少し引っ掛かりが欲しいところ。次はもう少し若いものを
試してみたいと思う。
丸 10年の時間で味的にはほぼ完熟した様です。オフビンテージである事と、
BEYCHEVELLE そのものが強い系統のワインではない事からしてこんな感じに
なるんでしょうか。
AC ST.JULIEN、GRAND CRU 4級。