フランス 赤
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HAUTES COTES DE NUITS(Jayer-Gilles) 1999 2980円 やまや(池袋東)
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画像:容姿 ラベル
何とも不思議なカンジの香りがします。コーヒーの香りに木を焼いて
焦がした様な香りと微妙なイチゴが混じり、これを書くと嘘だろ、と
言われそうなんですが、ミントの様な、ボルドーの若いワインにある
様な甘い刺激がありました。アルコールはケミカルな感じもなく、すでに
官能的な刺激となっております。時間経過で、というより温度が上がって
から、鳥獣系のブルゴーニュらしい香りが出てきました。これを出すには
空気によく触れさせないとダメな様です。
味はどうかとなると…甘い。とにかく甘い。渋味の成分がかなり厚く、
酸味は控えめ、そこに果実系でなく砂糖−黒砂糖−の様な甘さが幅を
効かせています。塩味・旨味成分はまだ感じられません。甘さが強く
出ているのにはミントのような若さが影響している様に感じられます。
全体的な印象としては渋味と甘さのバランスを受け入れられればとても
美味いと感じるし、受け入れられなければただの甘いワインと評されて
しまうそうです。ただ時間経過で酸味が出てきて、同時にミントの様な
甘さが消えて、渋味が厚いブルゴーニュに変化しますので、甘いのが
苦手な方はデキャンタするとよさそうです。これは数年経てば必要ない
でしょう。やはり 1999 はまだ若いのでしょうね。
AC HAUTES COTES DE NUITS、著名な造り手 JAYER JILLES の作。
厚みは今まで飲んだ全てのブルゴーニュを凌駕。でも若かったね、と。
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