フランス 赤
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CHATEAU LYNCH BAGE 1994 4980円 やまや(ワインフェスタ)
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画像:容姿 ラベル
開けてすぐツーンとくる刺激臭。酸なのかアルコールなのか、強いワインの
若い時に出るこの刺激。その脇から深くローストしたコヒーの様な、苦み
ばしったコクのある香り。鼻腔から脳髄へズビシと突き刺さる。ここで
すでにメロメロ。その内刺激が徐々に和らぎ、果実の甘みがよく感じられる
様に。尤も刺激が完全に消える訳でなく、飲み終えた 2.5時間後でも刺激は
残ってました。開き始めるのは 1.5時間位経過した頃からで、草・ハーブ系の
ちょっと青くてスーっとした香りが出てきます。
味は甘さ控えめのコーヒー+果実味です。かなりモッチリしつつ渋味が強く、
強いワイン好きにはたまらんでしょう。ただフル・ボディなんだけどイマイチネ
バリが足りなく、厚みに欠ける印象。渋味→果実味→さようなら、という感じで
格好良く去っていってしまう。もう少し舌に絡み付くとたまらんものがある
のだが。
成分比率は甘:酸:塩:渋:旨 = 4:4:4:5:3 位。
AC PAUILLAC、grand CRU 5級。93年のセカンドを既飲で、それが既に
まだ若い印象だっただけに、覚悟の上での挑戦。なので若さには目をつむる。
とても強くて逞しいワイン。5年以上後になら再挑戦してみたい、と思う。
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