about : 雨矢撮り


ローリングザダイス

全ては本当に偶然だった。そんな事って、よくあるだろう?

昼過ぎに近所の "麺屋黒船" にラーメンを喰らいに行って、床屋に行き、そのあとレンタルビデオ屋にいって借りるものもなく外に出て、DREAM THEATER の新譜が出ていることを思い出して CD 屋に行くも入荷していなくて落胆し、その足で夏物のシャツを買い、何とはなしに入ったパチンコ屋で無益で有益な時間を過ごした。ヒト箱溜めて店を出ようとした最期の当たりが 12R でパンクし、その後きっと特殊動作モードだろうと撃ち続けてみたら 2連続当たり、もうヒト箱ちょっと増やしたところで店を出た。

これら全てが思いつきで偶然で、予定してなんていなかった事ばかりだ。しかしこれらの一つでも欠けていたらきっと、あの光景には遭遇しなかったんだ。

知覚

上述の事象の連続の後、いつもの様にネコ・ポイントを回りながら家へ向かっていた。そこでふと気付いた。

雨矢虹だ。


最近私は、外出時にほぼ必ずカメラを持ち歩いている。それが幸いした。すかさずカメラを取り出し、シャッターを切った。

工事現場の脇というのは風情を欠く。しかし大丈夫だ。直ぐ先には川が流れ、土手が広がっている。私は駆け出した。

光景

土手へはほんの1,2分の距離だ。衰えた脚力でも直ぐに辿り着く。上がった息を整えつつ、カメラを構えた。

雨矢映りきらない。


何という事か。光景が広がりすぎていて、フレームに収まりきらない。

雨矢仕方ないので、もう片方も撮影した。


記憶

思い起こしてみると、私は今まで虹を見たことなどなかった。まあ別に興味があるでもなく、特別見たいという気持ちもなかったし、第一雨の日に外を歩き回るのは趣味じゃない。

それが、普段やらない事をした途端にこれだ。

それに、発見して案外興奮してしまった。駆け出してしまった。でもこれが、普通の反応なんだろう。そしてこうして web 上で自慢しまくっている。これもきっと、普通の行動なんだろう。

これが、空に掛かる雨の矢を掴んだ顛末。


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