"KILL IS LOVE"
"殺せるか、殺せないのか、どうなる、キル・ビル。"
まさしくこの言葉がこの映画の主題ですね。
それは単に敵が強いとか弱いとかではなくて、人間関係全てを考慮してという意味で。
過去の惨劇から始まり、その落とし前をつけるまで 1本道を全力疾走。ただし途中に分岐点あり。
テンポの良さとアクションの激しさが全てといった感じですね。昨今の CG で作られすぎた映像と比べて圧倒的な迫力があります。ワイヤーアクションもまあご愛嬌。ともかく "B." と "L." の戦いは "ハリウッド女優がそこまでやるか!!!" と思わせるレベル。脱帽、または脱カツラです。
またテンポの良さはストーリィだけではなく、シーンの合間に流れる音楽にも依存していると思います。雰囲気的には古めの、ウェスタンやロカビリーなどが中心。ガンファイトではないけれど、荒野での戦いにはやはりこういった曲が合ってしまう。
また、登場人物が絞られていて (メインは 5人) 、その分キャラクタの相関がはっきりしている。話の導入もあるので、Vol.2 だけ観ても十分に楽しめますな。
個人的にはビルとの出会いから例の事件までを、ストーリィ全体を TV 映画とかで観てみたなぁなんて思うんですがどうでしょう?
とりあえずキーワードは次の通り。
2004-05-04