牧師とレストランの従業員 2人、美容師とパン屋とレストランのウェイトレスがくっつきそうな予感。
若干まったりし過ぎな感もあるけど、"ほのぼのしてて良い" と捕らえるべきところかな。
ドグマ95 に基いた映画との事で、若干暗めで質素な感のあるの映像。シーンも中年男女の生活と出会いが中心で、昨今の映画の様な刺激は殆どありません。とにかく、まったり進行。
舞台はデンマーク、何故イタリア語なのかとの疑問もあるが (ヨーロッパの上と下だものなぁ)、まあそれは置いといて。やっぱ同好の士って事で仲良くなったりならなかったりするもの…と思いきや、その前にキャラ同士出会っていて、その時イタリア語講座に誘われる。誘いには単なる好意あり、下心あり。
序盤は少々雲行きの怪しい雰囲気だが、中盤からは薄らおかしくというかコミカルなシーンが入ってくる。爆笑とは行かないが、そこかしこでクスリとさせられてしまいます。そこはキャラ設定の妙という感じで、微妙にどこか欠けた人たちが勢ぞろいです。一人くらいはキレ者のリーダー的存在とか居てもおかしくないのだけれど、そういう人は出てきません。それがもどかしさとか、手探りで生きてるって感じを強調してるのかな、とか思います。また同時に、悪意も登場しません。やはりこの映画にはそういうキャラは不要。雰囲気を壊してしまいかねませんからね。
こんな風な環境で生活できたら、この映画を観た後のような気持ちで生きられるんでしょうかね。
個人的には、エンドロール (?) がちょっと洒落ていて好きです。
とりあえずキーワードは次の通り。
2004-05-04