about : 24インチのディスプレイを買った


物欲の蟲が騒ぐわ!

PC を今の Pentium4ブック型+17インチ液晶に変えてから、随分と時が過ぎた。この環境にしたのはいつだったかと思い出すこともできず、買った時に書いた記事のタイムスタンプを見ると、2002年の 4月。もう 6年にもなる。

ちなみにその前に使っていた PC 達はどれだけの期間使っていたのだろうか?

FM-NEW7
1985年購入 (3年使用)
PC-8801FH
1988年購入 (4年使用)
PC-9801UF
1992年購入 (2年使用)
PC-9821Ap
1994年購入 (3年使用)
G6-200
1997年購入 (5年使用)
AT-900C
2002年購入 (6年使用中)

こう見ても分かる通り、現環境は、歴代環境の最長使用記録を更新中。言い換えれば、もう冒険してもいい頃。これだけ使ったげれば機械の方も文句あるまい。

と思ったのだが、実は PC については利用に大きな支障はない。まあ HDD は容量増やしたいかなとは思うが、それ以外は正直、使えりゃいい。昔の様に PC でゲームやるなんて事ももうないし、正直スペックは低くて構わない。

只一つ不満があるとすれば、出力系だ。スピーカにもうちょっとボリュームが欲しい。そして何より、ディスプレイ大きいのにしたい。デスクトップの解像度は SXGA で十分だが、もっとこう、大画面液晶とかが欲しくなって来ている。できればいやらしい dvd とかを大興奮で観られる様なヤツが! 男優のチンコの映りが俺のと同じ位に見えるのが!! しかも最近は 24インチの大きいやつが、17インチ買った時の半額近くにまで下がって来ている。こ、これはもう…買わない訳には行かないだろう。


ディスプレイ選択

という訳で、品定め。こういう時はメインストリームのお買い得感のあるヤツを選ぶのが上等手段だ。現状は 24インチで TN パネルで HDMI 対応のが 40k位で売っているのでその辺を。後は性能で絞り込む事にした。すると、概ね次の機種に絞られた。

IIYAMA ProLite B2403WS PLB2403WS-W1
応答速度 2ms、スピーカ付きなのも気になる
BenQ G2400W
安くて人気、D-SUB、DVI、HDMI の 3入力も人気の秘訣か
LG電子 FLATRON Wide L246WH-BN
コンポーネント入力がある

正直甲乙付け難い感じながらも、IIYAMA ProLite に気持ちが向かっていた。だがここで悪いニュースを発見。IIYAMA ProLite の HDMI がどうも接続不具合が散見される模様。とても残念な結果だ! 加えて BenQ G2400W にも HDMI の問題がある上、輝度的に弱いとの情報を入手。じゃあもう LG のしかないよなぁ…という事で購入機種は消去法で決まってしまったのでした。

ディスプレイ購入

最近は便利になったものだ。買い物の前にネットでちょいちょいと最安値を調べていって、それに近い値段で売っている店を探せばいいのだから。そんな物見遊山的な感じで秋葉原へ出かけた。最近はあまり行かないというか、行ってもヨドバシ行く程度だったせいか、微妙に電気街方面が様変わりしていてびっくりした。何かゲーセンとかパチ屋とか増え過ぎ。後メディア系とか。その一方電線とか工具とか売ってる店減り過ぎ。俺としては秋葉原つーと機械って印象だったんだけど、それはもう昔の話になっちゃってる感が一段と強くなった気がする。

そんな感傷はさておき、とりあえず T-ZONE DIY へ行くと、お目当てのディスプレイが 44800円だったかな、で売っていた。え〜、1店目で即決。最安値に拘っていないのがバレますね。

ただするっと買ってしまうのもどうかと思い、一応店員に色々聞いておこうと思ったら、何だかチン回答続出で楽しかった。

店員も機械に疎くなっているんでしょうかね。一昔前にこんな事言ってたらもう、焼き土下座モンですよ。なんて事を思いつつも、もし店員のいう事が全て正しかったとしても、まあ何とかできるだろと思って買ってしまった。カードも安いの目星を付けてあるし、ちょっとしたギャンブル位してもいいだろう、と。ちなみにディスプレイは配送にした。店員的には "ほら持って帰れますよ" とか態度で示して見せてたけど、以前 17インチディスプレイ持ち帰った時エラく大変だったので、+7インチじゃ死ぬ、と思ってハナから配送と決め込んでいたし。


グラフィックカード選択

さて、時系列的には前後しますが、グラフィックカードの選択具合を書きたいと思います。上述の通り、今使用の PC は AGP も SATA もなし、PCI の、しかも LowProfile しか使えません。こうなってくるともう、機種が限定されてきます。さらにできればファンレスが、なんて制限を掛けた結果、次の 3つに絞られました。

玄人志向 RD7000-LP64C (PCI 64MB)
バッファロー GX-6200/P128D (PCI 128MB)
IODATA GA-6200A/PCI (PCI 128MB)

そしてここでも悪いニュース。バッファローと IODATA のは、現在の PC で対応確認してみると何と NG ! まあ!! PCI で対応していないってどういう事さ!? つーか動くけど確認していないとかそういうんでしょ、と思いつつも、1万超えるギャンブルはパトラッシュ2以外は張りたくはない。そんな感じで、選択の余地無く玄人志向に決まり。

グラフィックカード購入

グラフィックカードディスプレイ買った後何の気なしに T-ZONE DIY の中を眺めていたら、偶然にも RD7000-LP64C 発見。5k切ってたんで思わず手に取りレジへ。するとさらにタイムセールで 3% off。ありがとうございました。


くそう、当初予定ではもう少し悩んだり歩いたり探したりする筈だったのに、1店目でディスプレイもカードも買えてしまうとはね。まあこの値段なら、ギャンブルしてみるのも悪くはないさ。


グラフィックカード接続

さて、帰って早速グラフィックカードを付けようかとも思ったのだけれど、軽くパチへ寄ってしまう。どうもこの辺、流されてるなとか情熱がないよなとか買った物じゃなく買った事に満足してるよなと痛感する。まあ勝てたからいいけどさ。

グラフィックカードさて、家付いて速攻 PC の蓋を開けてカードを差そうと…HDDベイとギリギリぶつからない程度ながら、IDE のハーネスを無理に曲げないと差さらない位余裕がないぜ。あともうちょっとカードが長かったらアウトだと思う。つーか熱とか出るだろうに、ハーネスと接触して被覆溶かしたりしないか心配。でもまあ、その時はその時さ。


グラフィックカード上が RD7000-LP64C のインタフェース。D-SUB、TV (S かな?)、DVI のクチがある。TV はコンポジットへの変換コネクタも付いていて一見便利。でもさすがにこのカードの出力をコンポジットで接続するヤツはいないだろう。いっそ HDMI のクチがあった方が良い様に思うがどうか。
ちなみに下は差した事すら忘れかけていたキャプチャボード。藤岡弘探検隊をキャプろうと買ったものだが、あの番組と共に忘却の彼方へ。


さて、無事差さった事だし (無事って事にしておく)、PC を立ち上げるか。とりあえずオンボードの出力からは正常に表示できる事を確認。そこからドライバを入れて再起動、さてカードの出力はどうかな?

映らナ〜イツ!!

画面の設定見てみると、どうやらオンボードとカードの出力設定をすべきらしいのだが、どうしてもオンボードが優先になってしまう。そこで仕方なく、デバイスマネージャ上のディスプレイで、オンボードを無効にしてしまう事にした。そうすると、差したカードの出力からディスプレイに表示する事ができる様になった。もしカードがダメになったりした時には、この設定直さなきゃならんなぁ…ちょっと怖いやり方をしちまった。

だがまあ、何はともあれ秋葉原の店員の言が嘘であったというか無知であり私が正しかったという事が、1つ証明された。

ディスプレイ接続

買い物から 2日、そわそわと仕事をしながら待ちわびたディスプレイが到着した。箱は案外小さい。面積こそデカイものの、さほど厚くもならず。ただ異様に重い。その原因は、ディスプレイ本体というより支柱や土台のトコみたい。まあこれだけデカイ液晶を支えるなら、この位は仕方ないかと思わないでもない。

さて、では早速組み立てて接続を。最初は前のディスプレイ用の SXGA 設定、それを画面最大拡大していたので横伸びのボケ画像。さて、こいつを WUXGA にすると…

ああ、私は美しいっ!

スケーリング後の画像を見た時はかなりショックだったけど、ドットバイドットになったら PC らしいくっきり表示になり、そうそうコレだよねと安心した。しかしこいつはかなり明るい液晶ですね。てゆーか眩し過ぎ。輝度落とすか目を細めるかしないと見てらんない。因みに、グラフィックカード入れたら Windows の立ち上がりがかなり早くなった。HDD のアクセスなんか見ていても、明らかに余裕が出た気がする。カード差すとオンボードよりも負荷下がるんだなぁ。オンボードってそんなに扱い難いものなんだろうか?

だがまあ SXGA がスケーリング表示された事により、何はともあれ秋葉原の店員の言が嘘であったというか無知であり私が正しかったという事が、もう 1つ証明された。

この日は枕をちょっと高くして眠った。

l246whリビング PC 的利用のため、この様な配置に。ちなみに左下に倒れているのは KTVBOX (チューナ+アプコン)です。
PCの縦が 300mm なので、比較で画面の大きさなど想像してみて下さい。


l246whちなみに価格.com で指摘の通り、縦方向の色むらが酷いです。2m 以内で見ると、一画面内の色むらがはっきり分かります。上が明るくて、下が暗くなる傾向がある様です。横方向は結構視野角を確保しているので、こいつの映像比較は縦方向に見るのがいいです。



さて TV だレコだ PS2 だ

私の環境では、PC モニタで全ての映像を観る事になっている。それは HDD レコーダしかり PS2 しかり。今まではコンポジット→アップスキャンコンバータを使っていたが、あの SXGA→WUXGA スケーリングのボケ具合はどうも許せない。かと言ってこれらの機器にコンポーネント出力がある訳でもない。どうしたモンか。

しかしそんな私に朗報だ。HDD レコーダには D端子があり、PS2 も D端子出力が可能な様だ。さらに、D端子出力可能という事は、コンポーネント変換も可能という事だ。つまりレコも PS2 も、コンポーネントでディスプレイに直繋ぎ可能という事になる。こいつはいい! 今使っているアプコンは TV チューナも付いているのでコイツが D端子 or コンポーネント出力があれば TV もコンポーネントでというのも可能になるのだが、残念ながらこいつは D-SUB 出力のみ。よって軽く TV 観る時はアプコン D-SUB から、ちゃんと観る時はレコをコンポーネント出力で観るという選択になった。

前の接続前の接続


今の接続今の接続


ただ、一つ大きな問題点が浮上した。それは入力切替を手動で行う必要があるという事だ。しかもこのディスプレイ、入力ソース切り替えのスイッチが下面にあり、とても操作し難い。こういう事を想定してリモコン付きのディスプレイにすべきだったか、との後悔が既に鎌首を擡げてい。もしくは D端子 or コンポーネントと、D-SUB の切り替え器を買うか、等の対策もあるが今回はここまでに致したいと思います。


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