about : 暴君ハバネロ激辛焼そばを食す


それはさる休日の昼下がり、買い物をしているとふと目に付いたのが、これ。

パッケージ

いけないものを目にしてしまった、そう思った。

しかし次の瞬間には、手にしていた。

もっとも、すぐに食べよう等という踏ん切りはつかなかった。何故なら、スナック菓子の方は既食であり、その際には口が焼けた様に熱く、体全体から汗が迸ったからだ。ネタにしなければならぬという理性と、体が覚えている苦痛。私の超自我は 2つの欲求に右往左往。

しかし、時は満ちた。

何故なら、偶然にも、今食べる物がないのだ。

だから食そう。

ペインをゲインに。

appetite for destruction.

入れる前にちょっと待て

開封してみると、まず麺が赤い

この時点で顔が青くなる。

そして添付の調味料が赤い

この時点で目の前が暗くなる。

そしてこの、激辛パウダーだ。

喉どころか、尻まで赤くなりそうだ。

パウダー

なにせ、かけすぎ注意と書いてある。

このひとパックでは多いのか? なら、減らしておけと言いたい。

何故なら、そこには "挑戦" という言葉があるからだ。

私のフロンティアスピリッツが、妥協という言葉を受け入れるはずがないからだ。

そしてもちろん、挑戦した。

そして完食した。約 1l の水と共に。

しかし、そこに勝利の実感はなかった。

焼けた喉、額の汗、疲弊した体。

これを勝利と呼ぶには、あまりにもかけ離れていた。辛 (つら) い戦いだった。

しかし暴君は打ちのめされたんだ。それでいいじゃないか。


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