about : 最低の雑誌を見つけた

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床屋に行ってきた。いつも行っている床屋は私を待合席で待たせる事がない。
床屋のおっさんは一人で、誰かの他の客の相手をしている時は、どうしたって
待たされるんだが、待合席では待たせてくれない。何故か理容椅子に座らされて
しまう。いや、そこに座らされても結局は待たされるんだ、なら待合席で
漫画でも読ませてくれよと思うのだが、その一言が言えないまま数年が経つ。

そんな中、どうしても手を離せないタイミングで私が入店してしまったらしい。
その日、おっさんはとうとう、俺を待合席に待たせた。待たせてくれた。

思えばこの床屋に来る様になってからというもの、漫画雑誌を読む機会にとんと
恵まれずにいた。多分 5年、ヘタをすれば 10年近く漫画雑誌を手に取っていない。
そんな私に、ついに漫画雑誌を手に取る時がやってきた。


だがしかし、何故かこの床屋にはヤングマガジンという雑誌しか置いていない。
私としては呼んだ事のない雑誌で、確か稲中卓球部が載っていたかな程度の
認識しかないものだった。

どうも慣れない雑誌で不安ではあったが、どうせどの雑誌だって数年読んでも
いないのだ、作品を知らないどころか雑誌のカラーだって変わっているだろう。
ならばと、この雑誌を初めて手に取った。

酷い。何だこの雑誌は。
殆どがヤクザとヤンキーと暴力とグラビアじゃあないか。読んでる層、
大体想像できますよ。

こんな雑誌読んじゃイカン。人間ダメになる。
私は暴力を全否定するつもりはないけど、非合法は常に否定します。
法が何故あって、法に守られているからまともに生きていられるんだという事を
常に全力で触れて回りたいと思います。
−以上−

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