about : 敗北主義者の詩

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バレンタインのチョコレート
それは男の憧れ。男のロマン。だがロマンは日活に限る。
一方、敗北主義者にはトラウマとなり、やれ菓子業者の陰謀だとか
本当はチョコじゃなくてプレゼントをするんだとかそもそもウチは
仏教徒だとか言わなければ避けて通れない、そんなアイテム。

当然私も敗北主義者さ。

だが親愛なる敗北主義者諸君、安心してくれたまえ!
何とヨドバシカメラで買い物をすると、バレンタインのチョコを
呉れるというのだ!!

沸き起こる歓声、乱れ飛ぶ紙吹雪、方々から投げ入れられる紙テープ
割れる様なシンバルに導かれ、マーチングバンドのファンファーレが
鳴り響く。

諸君、静粛に。
買い物だ、買い物さえすればチョコレートは手に入る。
もう、誰にも気付かれない様に机の奥に手を突っ込んで、くまなく
手探りで探したり、深呼吸してから下駄箱を開けたりする必要はない。
そう、そしてそこで手が空を切ってしまっても、絶望する事はないんだ。

金だ、金さえあれば、そんな暗い青春とはオサラバできるんだ!
私たちは、勝者になれるんだ───っ!!!!!


ちなみに、数量は限定らしい…

ちなみに、ヨドバシカメラのサイトにあった件のページは、表示期限切れ
となっていた…

既に、勝敗は決してしまった…様だ。
親愛なる敗北主義者諸君、おめでとう、今年も敗北確定だ!
−以上−

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