坂口憲二 世界の荒鷲、坂口征二の次男であり柔道二段を持つ強者でもある。 だが、私はこの男を好きになれなかった。 何故か。 それはやはり私が坂口征二のファンであったためだろう。 そんな父を持つ男が、プロレスではなくやれモデルだサーフィンだと ユルイ事をしている、そんな負の印象が彼を嫌わせていたのだろう。 だが最近、彼をちょっと応援したくなる様な出来事を知った。 彼は、ファンクラブを解散すると言うのだ。 その理由は、今年の 3/21 に遡る。 坂口憲二本人も参加するファンクラブのバスツアーの参加者が、 ほぼ全員ゲイだったらしいのだ。 まあその、ゲイ能界ではケイン・コスギと人気を二分すると言われる 彼だけに、あ〜あるあると思わざるを得ない出来事だ。でもしかし、 "ほぼ全員がゲイ" とはどういう事なんだろうか? どうしてそうと 分かってしまったのだろう? 例えばそのバスに乗り込んだ瞬間、ファン全員が男だったとしよう。 これはもう、十中八九はファッキンなゲイに囲まれた! と思っても 差し支えない感じではあるが、何と言うか確証を持つには至らない。 だからきっと坂口憲二がバスに乗り込んだ瞬間、"キャー憲二様よ!" "素敵ぃ〜!" とかのオネエ言葉が乱れ飛んだのではないか、と 私は推測する。 私ならもうそこで、バスを飛び降りて夕日に向かって走り出す ところだが、彼は違った。そのバスツアー (1泊) に最後まで 付き合ったというのだ。 まあその、そこで逃げたら追いかけられて捕まって、後は 野となれ山となれ、僧衣を脱ぐ日みたいな展開になる恐れはあるか。 しかもそのツアーには、ファンとの入浴タイムがあったり、夜になると 誰かしらが彼の部屋をノックしてきたりしたとの事だ。そんな 今夜はハーデストナイトを、彼は逃げずに鍵を二重にして過ごしたらしい。 男だ。 私はそんな彼の魂に、父から受け継いだ世界の荒鷲を見た気がした。 今彼でも彼のファンクラブに入ろうかとも思ったが、残念ながら 新規会員は募集していないとの事、残念だ。 でもまあそりゃあ、そんな危険なファンクラブ、さらに会員を募集して しまっては自殺行為だし、仕方ないか。 |
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