about : 暗黒の塔の悩み

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当サイトの当コーナーでは、読者諸氏の悩み・相談にいち早く的確に、
かつなにより懇切丁寧にお答えするのがモットーではあるが、
たまには当の私の悩みも聞いて貰いたい。レッツ告白タイム。

スティーブン・キングの著書に、暗黒の塔(DARK TOWER) という
超絶長編がある。シリーズは全 7編に及び、冊数は 16冊に及ぶ。
何、この程度なら別に超絶って程じゃない? そう、それだけじゃない、
このシリーズは最初の 1編が 1982年に書かれており、最後の 1編が
書かれたのは 2004年、20年がかりの長編なのだ。故に、超絶。


私がスティーブン・キングに爆撃を与え始めたのは 1編が書かれるより
10年以上後、そして 1編を手にしたのは…デスペレーションを読んだ後、
多分 2001年頃の事だった。その当時本作は角川書店より発行されており、
4編までが発行されていた。このシリーズは、私に多大な影響を与えた。
今の私の文体・言動はおろか、性癖にまで影響を与えたものだ。それらは
雑言の記事一つ一つに刻み込まれているので、変態趣味の方はぜひ
これらを読んで頂きたいと思う。


だが、それ以後の発行は、無かった。この人気作家の、多分人気などない
長編は、すっぱり切り捨てられたのだろう。この事で、私がどれだけ
打ちひしがれたかは、筆舌に尽くしがたい。敢えて書くとすれば、
私に服を着せる、それぐらい惨たらしい事だったと言えよう。

そしてその数年後、吉報来る。何とどちらかといえば大御所の、
新潮社から発行が決まったのだ。この報が、私にどれだけ希望を与えたか。
言うなれば、私に無理矢理着せられた服を脱がされる様な、そんな
自由・解放を齎した。

だが、ここに一つ大きな問題がある。
勿論このシリーズの原作は英語であり、日本人の私は原作で無く、
訳本を読んでいる。そして角川時代と新潮社時代では訳者が異なるのだ。

となるとやはり、最初から読み直さなければならなくなる。
だのにこの昨今の本価格の上昇ときたら! 1冊 800円とかですよ!!
今までの 8冊買ったら幾らになると思ってるんですか!!!
そして全シリーズ 16冊揃えたら…ああ、東京-新大阪のぞみに乗れる
じゃないですか。もしくは庭用自動水やり器とか熱川岡本ホテルde
コンパニオン付き一泊旅行とか。 (see more 13240円の検索結果)


とまあ、ここで相談なんですが、やっぱり全部買わないとダメなんですか?
−以上−

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