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最近、いやらしい dvd を借りる事ができないでいた。 何故だろう、よくは分からない。昔はなんというか 野生の感があって、大人の世界(コーナー)の中から得物の香り を感じ取り、まるで吸い寄せられるかの如く、得物に向かって まっしぐらのペディグリーチャムみたいだったのに、 何かこう、そんな香りどころか、吟味しているのが辛かった。 dvd のパッケージを見ても、心もジュニアもピンと来ない というか傷食気味だった。 それに輪をかけたのが、オタク趣味の浸透だ。 メイドにコスプレ、アニメのエロス。確かにメイドは 稀にぐっと来るモノもあるんだが…いやチガウ、そうじゃない。 こんな商業主義の金に媚びた笑顔が張り付いたパッケージなど、 手に取る事すらできん。そう、金だ。金の臭いがこびりついて いるんだ。 そう、金だ。金のせいだ。 第一何だ、このコーナーの dvd の本数は。 何だお前ら、こんな簡単にパカパカと股を開きやがって! お前の股間はナニか、大当り 15R かよと。確率変動中かよと。 ヨン様がヨーモニーって叫んでるってのか!! 昔はよかった、"ええっ、こんな娘が!?" 的な驚きや、 恥じらいの奥に花開く欲情がそこにはあった。 秘すればこそ華、垣間見てはならぬ男女の交がそこにはあった。 それがこんなあっけらかんとする事しちゃうなんて、興ざめだ。 なんて思っていたところ、大人の世界が突如模様替えしましてね。 配置替えというか。これでさらに混迷を来たす訳ですよ。 唯一の希望、一部の贔屓コーナーすらどこかへ行ってしまって。 ワタクシ、大人の世界をさ迷える迷子の子羊チャンですよ。 仕方なしに、大人の世界しらみつぶしですよ。もう左手壁でくまなく。 するとどうでしょう、何やらインビな表情がいくつか発掘できて しまって。ついうっかり借りてきてしまったという訳ですよ。 まあ、店員の模様替え策にまんまとはまってしまったという事です。 ちなみに中国では、老いて尚盛んな様子を "黄忠" といいます。 |
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