about : internal memory of ourselves

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2004年11月11日より人知れず続けてきた心のドラム修行ですが、
かなりの成果が得られており、自身驚くばかりでございます。

等という唐突な書き出しで申し訳ありません。まずは心のドラム修行
とは何か、について述べさせて頂きましょう。

心のドラムとは、言い換えればヴァーチャルドラムとでも申しましょうか、
つまりはドラムセットを持っていないお子様ドラマーが机や何かを
ドラムセットに見立て、イメージによりドラム練習を行う事を指しております。

斯く言う私、ドラム人生 20年を迎えようかという身ではありますが、
未だ一度もドラムセットを持った事がなく、言わばオナニー人生 20年
といった具合でして、この心のドラム修行には青春のほろ苦さを
思い出したりもいたします。

さて、ここで注意していただきたいのは、2004年11月11日よりと
申し上げている点でございます。これが何を指すかと申しますと、
Train of Thought/DREAM THEATER の発売日でございます。つまり、
その日より心のドラム修行が変化した、という事を指しているのです。

その日より、ドラムのパターンは複雑さを増しました。変調子は
もちろんの事、足使いも単なる疾走系 16符連打だけではなく
16符をベースにした複雑なものになりました。しかも手と足の
動きが全く別物、というものにまで。

その結果どうなりましたかと言うと、今までは自分には無理と思っていた
両足バスドラム操作が可能になりました。疾走系なら楽勝です。
今も GLASS PRISON/DREAM THEATR を聴いているのですが、一部を除いて
コピーができる様になりました。

もちろんここまでの道のりが決して平坦だった訳ではありません。
まず最初のステップが、こんなの絶対無理 というところであり、
それを無理矢理に真似て憶えて反復して、それを続ける事約 1年、
ようやくここまでに至ったのです。

30を過ぎても人はまだ成長できるのだな、そんな実感が、私を支配しています。
多分、若い頃に比べれば成長率は低いのでしょう。しかし、この努力は
全くの無駄ではない、そういう確信が私にはあります。

そんな折、現在の日本の教育は時数削減、簡単に、閃き優先、勘でも
点数取った者勝ちという、努力とか積み重ねを否定する方向に向いています。
第一学校で電卓使用可ってどういう事でしょうか。机上計算や暗算を
練習しないで、どれだけ複雑な計算ができるようになるというのでしょうか。
そしてそういう風潮は論理的思考、抽象的思考、空間認識といった能力を
衰えさせ、ひいては知的想像力の減衰に繋がるのではないかと危惧しています。
そしてそれは、私がお世話になってきた心のドラムの様なイメージトレーニング
すらできない人たちが現れてくるのではないか、という危惧へと繋がります。

思考、空間認識等を、思考ないし脳内で行う練習が不十分ですと、暗算、
論理の構築や道を覚えるのが苦手、という形で現れてくる様に思います。
もしこういった問題を抱えている方は、机上計算や暗算等により、
脳内で物を考える、という練習をしてみてはいかがでしょうか。
きっと今からでも、遅くはないはずです。きっと。
−以上−

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