飛行機、スチュワーデスというとこの言葉が真っ先に浮かぶ。 |
アテンション・プリーズ |
機内放送の第一声として印象深い言葉であり、 ドラマのタイトルにもなっていたと思う。 しかしこの言葉、うっかり間違えて "ア" を言い忘れると |
テンション・プリーズ |
となり、機内がとんでもない事態となる。 照明が落ち、カクテルライトとミラーボールが天井から現れ、 スチュワーデスはサンバダンサーの衣装を纏って登場する。 服を脱ぎだす乗客あり、芸を披露し始める乗客あり、 スチュワーデスに毛布でなく農夫を頼む乗客が出てくれば、 本当に農夫を連れて来る。 どこから連れて来たんだよ、という乗客の突っ込みに VFX 風に機首まで吹き飛ぶスチュワーデス。 突如機内に ACES HIGH/IRON MAIDEN が掛かり、 乗客から機長コールが湧き上がる。 コールに応え、機長は思わずインメルマン・ターンを決める。 喝采が機内を包む。 そして機は行き先を変え、一路ブラジルを目指す。 ああ、素晴らしきテンション。 これはこれで楽しいが、これを毎日やっている訳にもいかない。 だからむしろ、スチュワーデスの自戒の文句なのではないか、 最近ではそんな気がしている。 |
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