about : めりはり

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2004年、1月 2日。
遅めの朝食を取りつつ、箱根駅伝を見ていた。
そもそもこの駅伝というものが私には謎な存在だ。
ある人が走り、その到着地に別の人が居て、その人へたすきを渡し、
その人がまた走って、更に次の人へたすきを送る。
ちょっと待て、一番最後に走る人って、どこから来てるんだ?
その人が最初から最後まで走ってたすきを持って行ったらどうか?
それより、電車使え、電車。宅配便でもいいぞ。

更に言うなら、箱根駅伝の場合のような往復コースなら、
初期状態でゴール地点にたすきがあるじゃないか。
走者の軌跡のベクトルの総和は、零ベクトルになる。
つまり、エネルギーのムダではないか?
つまり、滾る若さをムダに走る事で発散しているのか。
性欲に走る事なく、スポォツに昇華。森田健作の様だ。

青春…か。
若いって、いいな。

話がそれました。
この箱根駅伝を見ていた際、調子の良い走者を見て、
実況アナウンサーが次の言葉を発したのです。

"○○大学の××、今日はめりはりのはりばかりです。"

じゃあ、めりって何?
この一言で食卓にちょっとした笑いを勝ち得た私ではあるが、
本当に気になった。めり込むとも違いそうだし、
メリークリスマスとも関係はなさそうだ。そこで、調べてみた。

めり[ゆるむ・衰えるの意の動詞「める」の名詞形]
調子を低くする事。
でもね、この "める" っていう動詞が載ってないんですよ。辞書に。
もうちょっと詳細が知りたいのに、何だか投げっぱなしジャーマンですよね。
どういう事なんですか、金田一先生ェー!!!

で、めりはりで調べてみるとこんな感じでした。

めりはり
1.乙甲(めりかり)。→和楽器における音の高低、抑揚。
2.リラックスの後に高揚・緊張がくる様な言動のリズム感。
めりはりが、音楽でいうテンションの高低の様なものであるなら、
"めり" がテンションの低い状態
"はり" がテンションの高い状態
という事なのでしょうか。

つまり、このアナウンサーが言いたかったのは、こういう事か。

"○○大学の××、今日は常時ハイテンションです。"

ザ・ぼんちのおさむは、駅伝向きかもしれない。
−以上−

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