数年前に見た夢を偶然思い出したのでご報告を。 父と息子が畑を耕して暮らしている。 ふと父が息子に話しかける。 "これは爺さんの墓だ。爺さんは良く働く人だったから、 こんなに立派に育った。" 墓と呼ばれたところには、黒く塔の様に高く伸びる植物が 生えている。きっと父が植えたのだろう。 息子が父に尋ねる。 "とうさんもそうなるの?" 父が答える。 "そうだな、その時はよろしくたのむよ。" "ぼくのは大きく育つかな?" "それはお前次第さ。" 周りを見渡してみると、この黒い植物はあたり一面に群生 している。ここは墓場なのだろうか。 しかし、私は知っている。この地を遠景から見渡せば、 そこは尻の上であり、この黒い植物が尻毛であるという事を。 |
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