about : 大地のエネルギー

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 久しぶりにバイクで外出、と思ってバイクを出した。しかし、
エンジンが掛からないどころか、セルすら回らない!
はたして前回乗ったのは何時の事だろう? そんな感じだっただけに
バッテリーは上がり切っていた。スタータを入れるとランプすら消える
様な状態。仕方なくすぐ近くのなだらかな坂を利用して一人押しがけ
を敢行。しかしスパークが出ているかも解らないような案配。一人
コマネチをし大地のエネルギーを集めるも、中華ビームは撃てても
エンジンは掛からない。しょせん世の中こんなもんよ! と途方に暮れる
私のところへ兄 (こちらもバイク乗り) が現れる。
そんなモン、押し掛けすりゃいいんだよ
という強気なコメント、かつありがたい協力の申し出。ここは素直に
好意に甘える事に。しかし漢 2人の協力も空しく、エンジンはウンとも
スンとも言わなかった。

 仕方なく兄のバイクのバッテリーを拝借、私のバイクのバッテリーと
直結し、
兄弟合体、漢の愛、直列 2気筒プレイ
に発展。しかしそれでもエンジンの快音を聞く事あたはず。

 そこで今度は兄のバイクを押し掛けし、その強力な発電力で弟の
バイクに熱い電気を注ぎ込もう、という作戦を展開。さっそく私が
兄のバイクを押す事に。しかしここで問題発生!
実は私、既にヘロヘロ
ずっと押し掛けしてたんで、体が付いていかない程に疲労してました。
もう年だしねぇ。

 そこへさらに父が登場。ここは当然、
父と子、漢 3人入り乱れて、ピストン運動させちゃうぞ!
プレイにまたまた発展。名人起死回生なるか? といった状態。しかし
これでもエンジンは掛かる事無く、ただただ沈黙を守るのみ。

 さすがにもう無理っぽいので、もう止めましょう、という事に。
親子の協力はここまでにし、私 1人で家からちょっと離れた坂まで
バイクを押して行き、そこで坂道発進、でも下り坂ね、を 1人でプレイ。
するとエンジンはようやく熱いビートを刻み出す。さすがに地球の
引力は、親子 3人の協力よりも強力なんですね。世の中、奇麗な
セリフばかりが通るわけじゃありません。
やはり、地球は偉大だった

−以上−




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