about : 真冬の怪談

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アタシはスキー派なんですよね
まあ世代が古いから仕方がないんですけどね
スノボのウェア見ても、"うんセンスについて行けてないわー"
ってすぐに負けを認めてしまうんですよ

そんなアタシが自前のブーツを買ったのが…ヘタをすれば 20年近く前
YAMAHAのブーツで
履いた瞬間からしっくりくるなと思って即買いしたんですよ
確かー5万位ーしましたかね

今年久しぶりにスキーやろうって事になって、そのブーツを実家に取りに行ったら
変わり果てた、って位に変色してて
ディープ・ロイヤル・ブルー的な色合いが、原色を留めないまでの色に変わり果てていて

"あーヤバイなー危険だなー" と思っていたんですよ

でも代替がないから、とりあえずそのブーツを履いてゲレンデに出る
ブーツを履いてバックルをカチッ、カチッと止める
そしてすべってみると、ターンをする度ギシッ、ギシッと音がする

"変だなーおかしいなー"と思って滑っていて、昼になった
とりあえず昼食だって、レストランに行ったんですよ
店に入って階段を上がり、つーと行って右に曲がってつーと行って席に座る
そこでバックルを外そうとしたら、"うわあぁっ"
バックルごとボロって外れちゃったんですよ
うわあぁー危険だなーと思ったけど、でもどうする事もできない
食事が済んで、さあ板を履き直そうと思ったら

ガチッ、ガチッ、ガチッ
何度踏み込んでも、ブーツがビンディングに入らない
しかも色々やっていく内に、ブーツの部品がボロボロと落ちてゆく
嫌だなーマズいなーと思って必死に続けていると

"バコオッツ"
という音と共に、板にハマっている筈のアタシの足が宙を舞っていたんですよ
"ひいっ"
と思ってよく見てみると、
ブーツが崩壊して真っ二つに割れて、上の部分は足に、底の部分が板に付いたままになっ
ていたんですよ

どうやら経年劣化してたみたいで
強度が落ちていたんですかねー

こんな体験、しましたよ
−以上−

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