著作をコンピュータで解析し、人工知能から特徴を似せた文章を生成する、 という研究をしている人が居るそうだ。 ターゲットは星新一で、本人作品と同等以上のものを作成するつもりだそうだ。 これは人工知能というより、星新一文章の解析ポイントの抽出と、 生成アルゴリズムの探索という事になりそうだ。 また結局評価者がヒトになってしまうので、ヒトがどの様な方法で 生成された文章を好むか、という事にもなるかも知れない。 ただこれが著作を創造してゆくものかといえば、どうも違う様だ。 結局オリジナルがあって、それっぽい物を生成するに過ぎない。 文体を作り上げたり、ネタを思いついたり、その良し悪しを評価したり、 そういった着想や論理といったところは、結局ヒトの領分として残っている。 これがある限りは、コンピュータはヒトに勝てないんだろうけど、 逆にこれがない人は、コンピュータに負けちゃうって事か。 何だか怖い事に気付いてしまった気がする。 |
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