松本零士の先見の明に、感服している。 あの名作、銀河鉄道999に、身体の光で身分が決まる、 そんな星の話があるそうじゃないか。 特に、全身が強く光ると身分が高いのだそうだ。 逆に光が一部だったり弱かったりすると、身分が低くなる。 すばらしい。 まず身体が光るというだけで、羨ましい。 やっぱり光るっていいよね。 まあ科学の進歩を象徴するものとして光が挙げられる位で、 光るというのが先進性を示すという事に、異論の余地はない。 またよく、元気溌剌さ様を見て、あの子、光ってるよねとか 輝いてみえるよね、なんて表現をする事がよくある。 快活である様は、どうも光り輝いて見えるものなのだろう。 それに準えてみれば、いっそ身体が光ってしまえば本当に輝いて見えるのだし、 それはきっと他者からみて見栄えが良いに違いない。 それが長じて差別や階級社会を生み出してしまってはよくないが、 しかしやはり、身体を発光させるというのは究極的に、人類の夢なのではないだろうか。 19世紀まで、人は空を飛ぶ事を夢として来た。 それを達成した人類は、20世紀、次なる夢、宇宙へ到達した。 そして 21世紀、人類はどこへ行くのか。 そう言えば、宇宙人はよく、身体が光っていると報じられる事がある。 ひょっとすると、宇宙への進出を果たした人類は、次は 宇宙人を目指すのではないだろうか。 宇宙人になるにはまず、身体が光らなくては話にならない。 そこで昨今噂になっているのが、中国での発光肉だ。 化学物質を多量に含むことによって肉が発光するそうなのだが、 この原理を応用すれば、ヒトだって発光できるんじゃないか。 …そうか、中国はもう既にそこまで行っていたのか! そしてきっと、一人っ子政策の次に、光っ子政策を実施するに違いない。 くそう、遅れをとってはならない。 これから食品は全て中国産に切り替えて、一日も早く光らなくては。 |
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