NALほど近況報告:1999年9月分
−1999年9月−
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『NALほど近況報告』
  1999年9月分です。

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  【更新状況】

《2002年3月8日(金)更新》
・サイト全体のリニューアル化進展に伴い、新デザインに衣替え開始
・記載内容の情報更新、改訂

《1999年9月7日》
……前回更新
■■■1999年9月3日(金)■■■
 8月上旬の引っ越し(借りていた部屋を引き払って自宅へ戻った)の後片づけは未だに 終わらないものの、いつまでも役所関係の諸手続を遅らせるわけにも行かないので、国民 年金への変更手続きなどのため、久々に市役所へ行って来た。
 講師をしていた4ヶ月間、高校の近くに移していた住民票は既に地元に戻した。さほど 時間はかからないだろうと思って窓口に向かったのだが……。
 結局、4つの窓口を右往左往する羽目になった。

 今更言っても詮無いことではあるが、やはり「最初は肝心」だと痛感した。
 というのも、1年前まで雑誌編集の仕事をしていたが、社員でも契約社員でもない身分 (外部の業務委託……という怪しい肩書き)であったため、普通なら会社の方で処理して いる税金やら保険やらの不足が多いのである。
 私の場合、当時他に待遇面の選択肢がなかったから仕方ないのだけど、職場の雰囲気に 慣れ、勝手が分かるようになるまでは、福利厚生・経理面などを会社が行う「社員」待遇 の方が絶対に良い。
 駆け出しの頃は右も左も分からない状態で、自分に関する「面倒事」に構っている余裕 はまるでなかった。まして仕事量とストレスが増えていく一方で、「余裕」など生まれる べくもなかった。職務に没頭し「自分」をすり減らし、健康を害し、挙げ句の果てに諸々 の混乱。残ったものはこれまで犠牲にしてきた「自分」の部分の不始末、というワケだ。

 そうしたことを考えると、高校の常勤講師として使ってもらえたのは光栄であったし、 救いでもあった。多忙の中にも「自分」の時間が持てたことが嬉しく、また考える余裕が できたことは大変にありがたかったのである。
 講師の仕事も大変ではあったが、一人前の人間として正当な扱いを受け、ようやくやり がいのある「仕事」ができたと思っている。

■■■1999年9月7日(火)■■■
 『メッセンジャー』の影響というわけではないが、極力自転車に乗るようにしている。
 時間が不規則で帰宅出来ない日が多かった前職の2年間を除き、元々は日常的に「足」 として利用してきたから、以前の姿に戻ったことになる。

 今のところ「自宅待機」状態で、用がないと外出の必然性がない私にとって、ちょっと した買い物で街中に出る際などは絶好の機会。雨でも降らない限り自転車で移動するよう にして「運動」している。
 自宅から街中までは約5キロ。買い物や用事などで2〜3箇所に立ち寄ると、1〜2時間の 連続運動となる。相変わらず脚力は維持しているので(持久力はかなり低下している)、 場所によっては「自転車はバイクより速いことを証明」したりしている(笑)。  もっとも、移動時間の短縮よりも「運動」することを重視しているので、7割ぐらいの 力である程度の速度を保つように心がけている。

 先日都内の書店で見かけた気になる書物目当てに、図書館に立ち寄る。探しているのは 山川出版社の「世界各国史」シリーズ。
 教壇に立ってみて、たとえ2年以上も別の仕事をしていたとはいえ、自分が得意だった 教科で「穴」があったというのは口惜しい。まして「教える立場」で、である。
 女生徒に不人気な「世界史」担当だったので、「好きにならないまでも、今以上に嫌い にならないように」と、いろいろと興味を引くようなエピソードを交えて授業をしたが、 その準備の過程で知識不足、勉強不足を痛感。
 次に教壇に立つまでには、ある程度納得のできるレヴェルに高めておきたい、と思って いる。

■■■1999年9月15日(水)■■■
 当方と「魔導研究所」と共同出版する『ちょ〜次元美少女図鑑(2) らぶらぶ デ・ジ・ キャラットちゃん』を昨日やっと入稿。ここ3〜4日、この執筆・編集作業にかかりっきり だったので、ちょっと脱力。

 掲示板の方にも書いた通り、ご自分の原稿を持ってきた岡 昌平さんと入稿前に 合流。「印刷所には付き合うから、その後こっちの買い物に付き合ってくれんか」……と いうことで、池袋から地下鉄で2駅の印刷所へ岡さんも同行することになった。
 入稿の手続きは、一部の原稿に不備があったり、予定外の用紙・刷り色変更が生じたり と、少々難航。結局2時間ほどかかってしまった。すみませんね、岡さん……と思ったら、 印刷所社長との会話が大いに盛り上がってる!! ……どうやら、退屈することはなかった ようで(笑)。

 その後、池袋に戻って買い物などしたのだが、「ゲーマーズ」に移動しようとした矢先、 急に大粒の雨が。
「でじこ本の祟りではあるまいな……」
「これじゃまるでスコールだ。日本はいつから熱帯になったんじゃ」
 ……とか言いつつ、疲れた体を引きずるように移動するも、「ゲーマーズ」は既に閉店 時刻。あ〜あ。

「池袋は詳しくない」という岡さんを案内して、東急ハンズ近くの「カプリチョーザ」で 食事。大の男2人なら、と楽観してパスタ2品を注文するが、店員からやっぱりこの一言。
「当店のパスタは1皿で2人分ほどありますが、大丈夫ですか?」
「もちろん大丈夫」  ……きれいに食べきったけど、2日分食べた気に……。大食いして十分に体を動かして いた学生時分とは違って、最近はさすがに胃が縮んでいることを改めて認識。

■■■1999年9月17日(金)■■■
 東京ゲームショウに行って来た。今回の目玉は……。
(1)PS2(プレイステーション2)
……実機展示と映像の公開、開発用ツールマシンの展示
(2)『スペースチャンネル5』DC(ドリームキャスト)用
……これは大穴!! いい意味で「セガらしくない」音ゲー
 個人的にはこんなもの。もう少し詳しく書くと、
(1)は、事前に報道されていたものが多く、それほど目新しくはない。
 以前から言われてきた通信関連についても、「将来的に対応」という域を出なかった。 対応ソフトに関しても具体的に進展したわけではなく、単に予定されているラインナップ が判明しただけであった。
 機体のポテンシャルについては十分に期待できるが、詳細が判明するのは年明けに実施 されるれるだろう発表会で、ということか。
 今のところ、映像再生用DVDプレイヤーとしては割安感があるものの、よほど戦略的な ゲームソフトが連続してリリースされないと、少々高い買い物になるような気がした。
(2)は、実物を遊ばないと雰囲気が伝わらないのは口惜しいが、斬新な楽しさを感じた。
 もしこれで他に2〜3本話題になるソフトが出れば、本体の売り上げを押し上げるような 戦略ソフトにもなり得ると思えるが(今後の新作発表に期待……したい)。

 娯楽という「ゆとり」のある世界で、多様性を阻害する市場独占をさせないためにも、 もっと頑張れセガ!!

 実をいうと今回、騒がれているほどは新要素がない、意外性に乏しい回であったように 思う。
 ここ何年か、いわゆる「超大作」の多くが味気ないものに感じられて仕方ない。過剰と も思えるグラフィック。最大公約数的なストーリー展開・キャラ設定・世界観。約束され た売れ行き。客の過大な要求に全て応えて、もしかすると肥大化しているのかも。
 ソフト会社も企業なので、商売としては仕方ないが、これではまるでハリウッド映画か、 曲を量産する○○○のようではないか!? 正直なところ飽き飽きしている。
 それは、「こだわり」なり「魂」なりを感じないからだ。心地よい「馬鹿馬鹿しさ」も ない。そして意外性も感じられない。かつてゲームには、そうした「何か」があったよう に思うのだが……。

■■■1999年9月20日(月)■■■
 部屋の片づけが終わらないが、それよりも今度の即売会で発行する予定のコピー誌作業 を優先している。もうあらかた終わっていた筈だったのだが……。
 即売会前日がまたも「徹夜でインド映画2連発」なため、作業は一刻を争っている…… 遅れとるな……。

■■■1999年9月25日(土)■■■
 9月23日(祝)開催の「サンシャイン クリエイション5」で待望の新刊2冊を発行できた。 『ちょ〜次元美少女図鑑(2)らぶらぶデ・ジ・キャラットちゃん』(発行:なかまどうし ←なかだし+魔導)、『なかだしなかま Vol.ジャーノン』(企画:なかだしTai!!/発行 :なかだし 共の会)である。

『でじこ本』はオフセット印刷。『なかだしなかま』はコピー誌だ。そもそも『なかだし なかま』は、オフセット印刷の『なかだし』シリーズが諸々の事情でおいそれと発行でき ないところから生み出された「戦時量産型」とも言える存在で、比較的低予算でも相応の 数は揃えられるメリットがある。また、最悪即売会当日朝に完成がズレ込んでも、(その 後の作業さえ間に合えば)発行できる等のメリットはある。
 ……が、製本作業がとにかく大変なのだ。手間はかかるし、人手も必要だ。以下、手順 を紹介すると……。

【1】原稿を完成させ、コピーするための「面付け」を行う
【2】コンビニやコピーショップで 【3】コピーした紙を二つ折りする(B4判の用紙をB5サイズに)
【4】ホチキスで綴じる(3点綴じ)
【5】製本テープを貼る

「たかがコピー誌」と思われるかも知れないが、コピーだろうが印刷だろうが、サークル の名を冠した出版物なので、その時点で出来うる最大限の努力を内容・装丁に注ぐ必要が ある。

 で、今回は即売会前日(22日)朝の段階で、まだ真っ白なページが2ページもあったから 大変。
 実は22日深夜(23日に日付が変わった瞬間)から開催される「インド映画オールナイト 上映会」(計6時間)チケット入手のため、22日朝〜昼までは劇場の外で行列しなければ ならなかった。
 ちなみに、この上映会に参加しないという選択肢は存在しないのだ(笑)。
 行きの電車で中表紙、行列中にコミック(1ページ)の下描きを行い、その後移動した 先々でペン入れなどを済ませ、映画を観るまでにはコピーまで終了させた。
 紙折りや製本は、映画終了後(23日朝)の池袋の「バーガーキング」店内と、会場内で する羽目になった。手伝っていただいた皆さんに、感謝。

 いずれコピー誌と同程度の予算で済む印刷に切り替えた方がいいのかも知れない……。
 

■■■1999年9月28日(火)■■■
 朝夕の空気に秋らしさを感じるようになってきた。
 もう9月も終わるというのに、真夏のような暑い日が続いて嫌気がさしていた。日中は まだまだ「残暑」といった感があるが、少しは「涼」を味わえるのが嬉しい。

 さて、26日(日)に池袋で開催された『ドールズ パーティー』(着せ替えドールや、 その衣装などの展示・即売会)に参加するため上京したときのこと。
 私はドールに特別興味が……ということはないのだが、「少年チンプ」のみろくじ 宇一郎さんと同居されているななこさんがブースを出展していたり、当方の 掲示板でもおなじみ、かずたまさん&おむたまさんご夫妻もブースを出展 していたりと、身近な方が関わっている。また、以前の仕事で付き合いのあったメーカー さんがいくつか出展していることもあって、挨拶ついでにちょっとお邪魔してきたのだ。
 ……で。前述のかずたまさん と、ななこさんのブースの手伝いに来た なべりんさんと私の3人で会場内をぶらついてドールやフィギュアを観ていると、 1/6縮尺のドールが多い中に1/4と思われるひときわ目を引くフィギュアが。造形は良く、 長い黒髪も良くできている、と覗き込んでいると、ブース内の男性(おそらく30代)が、
「あ、その髪ね、私の自毛なんですよ」
 一同沈黙……というより、反応のしようがなく、退散。なんてこったい(笑)。

 ところで、ビックカメラ本店近くの食堂の店先で売っている鯛焼きは、実に美味。また 買いに行こう。

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