5.23メッセージ
| ◇ 第3次再審請求 5.23 石川一雄さんメッセージ 不当逮捕43ヵ年糾弾、第3次再審実現の決起集会にご参集各位に心から感謝の 意を表す一筆をお届けいたします。 先年の司法の府が下した不当極まる棄却に対し、良識ある民の怒りと共に、狭山の 風が怒涛の如く巻き起こっている中で、第3次再審請求が申し立てられ、 いよいよ生死を賭した闘いの火蓋が切られました。 皆さんもご承知の様に「狭山事件」は政治的要素が強いだけに、今後の闘いに於い ても「狭山」が国家方針の中で、どの様に位置付けられているか、常に身構えつつ、 大胆、且つ緻密に司法の良心に訴え、裁判官の自己決定を促す方向性を 模索して参る所存です。確かに皆さんのお骨折りに依って社会に出して頂いて10余 年間に、多くの人との出会いや、美しい物を見て感動したり、様々な知識を 得ることもできました。夢や希望を持ち続けられて現在に 至っているのも事実ながら、43年間、闘い継いで来た狭山闘争を振り返った時、果た して「正鵠(【せいこく】物事の急所・要点)を射るものを蓄積してきただろうか!」 と自問自答すると甚だ疑問符する面を否定できません。 故に今度こそ此の3次再審に勝利する為には今迄以上に性根を据えて、更に世論の 喚起が不可欠と自分に言い聞かせつつ、原点に立って懸命に訴え活動を展開してい るのであります。 何れにせよ、支援者皆さん共々の願いである「今迄の判決・判断などに予断を抱く事 なく、十分に司法的抑制の理念に立って、弁護団提出事実を虚心に、そして真摯に 精査され、大極的見地に立って検討されるように」を無視し、「精査・探求」どころか、 特別抗告審もまた、机上論の荒唐無稽な暴論を持って大鉈を打ち振るった此の現実と、 正義が断罪される今の司法の姿を思うと再審裁判の実現に容易ならぬ危機感が横た わっている訳ですが、でも私は幾多の困難を乗り越えてきたので、これからも何処まで も真実を追究し、完全無罪が勝ち取れるまで不屈に闘い抜きます。 こうした狭山差別裁判を闘う中で、先般検察当局が「・・・裁判員制度に参加する裁判員 に自白の任意性を解ってもらう為に、録画・録音をする」との発表でした。 元より日弁連でもこれまで取り調べの「録画・録音」を強力に提唱しておりますし、また この様な取り調べの可視化は今や世界的な潮流となっていますが、「録画」などは検察 官の裁量に委ねられるとあってみれば、一歩前進とはいうものの、憲法が形骸化されて いっている状況の中に「狭山事件」があるだけに、「警察・検察」の全過程で可視化の義 務化と証拠開示実現、代用監獄の廃止なくして、えん罪は根絶しないことから、こうした 訴えも、私は狭山裁判闘争を通して全国民にご理解を求めて参るつもりです。 頭書にも申し述べましたように第3次再審申し立てに依って、皆さんにも一層のご協力を 賜らねばなりませんが、特に、新100万人署名もお願いするものと思いますので、何卒 一人でも多くの獲得に力をお貸し下さいますよう切願いたす次第であります。 それでは日頃の尽力に対し、衷心より感謝し、同時に第3次にも更なるご支援をお願い 申し上げて私のご挨拶といたします。今日は本当に有難うございました。 2006年5月23日 石川 一雄 不当逮捕43ヵ年糾弾、第3次再審実現総決起集会参加ご一同様 |
| ◇2006.5.23 狭山事件の再審を求める市民集会開催のお知らせ 日時:2006年5月23日(火) 午後0時40分〜1時 ソプラノ歌手 渡辺千賀子ミニコンサート (♪手紙、夏の風 、天空の城ラピュタ など) 1時00分〜3時 市民集会 3時00分〜 デモ行進(東京高裁前〜銀座〜常盤橋公園) 場所:日比谷野外音楽堂 東京都千代田区日比谷公園1-6 アクセス 地下鉄丸ノ内線・千代田線「霞ケ関駅」 地下鉄日比谷線「日比谷駅」 |
| ◇石川早智子さんからのおハガキ 2006年5月23日 第3次再審請求を東京高等裁判所に 提出しました。 新たな闘いの歴史の始まりの日に、私たちも「今度こそ」の思い を強くしています。 「真実は必ずあきらかになる」と石川はいつも言っています。 私もそのように思います。 冬の後には春が来るように、長い夜の後には朝が来るように… 狭山の夜明け前のこの暗闇に、一時も早く光さす日が来るように と毎日祈るような気持ちでいます。 裁判所に事実調べを、高等検察庁に証拠開示を求める新たな署名 活動も始まります。 どうか今後ともお力添えをいただけますよう心からお願いいた します。 石川一雄からもくれぐれもよろしくとのことです。 私たちも元気に希望に向かっています。 5月26日 石川 早智子 |