デモムービー&プロローグ ---------- ●デモムービー● それは遥か伝説の時代… イクシア王国の人々は 精霊と共に 互いに助け合い生活していた 精霊の声を聴き、心を通わせる力を持つ者を 『星神(ほしがみ)』という しかし、精霊の力を封じ込める者が現れた それは『星神』の一人であるヴィラ ヴィラは何万もの精霊の力を封じ込め 『マーセルヴァ』を作り出し この大陸を破壊するほどの力を使って 古代イクシア王国を滅ぼし 新たな王国を建国し王となった 精霊達はヴィラを恐れて姿を消し 人との信頼関係は失われてしまった 大精霊エルヴィラはこれを嘆き 大陸を沈め、人を滅ぼそうと考える しかし大精霊エルヴィラは イクシア王国唯一の生き残りサーナスを愛し 力を加護を与えて 大陸存続の契約を結ぶ サーナスは6人の『星神』と協力し ヴィラを倒し、『マーセルヴァ』を封印した その後、第二期イクシア王国を建設し その初代国王となる 戦いは終結し、契約は果たされ平和が戻ったが 人と精霊の関係が元に戻ることはなかった 伝説となるほど過去の物語である… ---------- ●プロローグ● 精霊と人間との契約の3000年の後 古の精霊蘇り大いなる災厄をもたらす しかし、私とサーナスの血に連なる カーシリアスの民現れ 6人の星神とともに 其を討ち滅ぼすであろう・・・・・ −マーディアス大陸− かつてのイクシア王国は 3つの国家に分かれていた 王国の正統な流れを汲む ナイトウェルド王国 自然豊かな ジェラルド王国 そして軍事大国 ヴァレイム帝国 −イクシア暦3030− ヴァレイム帝国はフェルナンデスの進言により 突如として、ジェラルド領ユゴ砦へ侵攻 わずか3日でこれを落とした さらにナイトウェルド王国へ侵攻し 次々に各地を陥落していった 後のないナイトウェルドは、奪われた領土を ヴァレイム領として認める事で、和平条約を結んだ フェルナンデスはその功績により 宰相へと就任する この戦いにおいて 初めて実戦投入された『コインフェイム』は 大陸中にその存在と 威力の絶大さを知らしめた ヴァレイム帝国の占領下の町への行いは 過酷な勢や労働を強制するものであり 重圧に耐えかねた人々の暴動が発生するが 武力による恐怖政治でこれを弾圧していった その、反ヴァレイム気運に刺激され バトルヘルパーが誕生し、各地に広がっていく −イクシア暦3045− ヴァレイム帝国は和平条約を無視し 再びナイトウェルドへ向けて進軍を開始する 今、ナイトウェルド王国の青年が この戦いに巻き込まれたことで 歴史は再び伝説を紡ぎだす… ---------- ●ナイトウェルド領 首都アウス● ファズ 「なぁ、レイマリー  リューペールって  やっぱり・・・・  あのリューペールの  ことだよな?」 レイマリー 「・・・ああ。  この城に招かれたということは  ナイトウェルド国王の  親衛騎士団。  ダ・ナント騎士団  団長のリューペール・・・・  ということだろうな。」 ファズ 「その団長が  わざわざ遣いの者までよこして  俺達のような  一介のバトルヘルパーに  一体、何の用なんだ?」 レイマリー 「・・・・・  さあな、  ただ俺たちのような  バトルヘルパーの中には、  金さえもらえれば、  何でもする奴らもいる。  国は、それを疎ましく  思っている。  それに、最近ヴァレイム帝国が  このナイトウェルドに侵攻を  始めるという噂もある。  ・・・・どちらにせよ、  あまり穏やかな話では  なさそうだな。」 ファズ 「まっ、とにかく  会ってみなきゃ  話は始まらないって訳か。」 レイマリー 「・・・・そうだな。」 ●アウス城内部● リューペール 「よくぞ参った。  わしがダ・ナント騎士団  団長のリューペールだ。」 ファズ 「俺はファズ  で、団長さん  バトルヘルパー風情の俺たちを  わざわざ城に招いてまで  一体、何の用なんです?」 リューペール 「うむ、そなた達二人の噂は、  王城内の私の耳にも届いておる。  その若さでたいそう腕が立つらしいな。  特に・・・・・  レイマリー。  依頼を果たすためであれば、  己の命すらいとわぬ非常さを持った  長髪の槍使いの噂・・・・・。  かつてお主には、  我がダ・ナント騎士団も幾度か  手を焼かされたことがあるらしいな。」 レイマリー 「・・・・・  なるほどそういうことか。  昔の話をされるのは  あまり好きではないな。  ・・・・・行こう  ファズ。  どうやらあまり  良い話ではなさそうだ。」 ★選択肢 →「待てよ、話だけでも聞いてみよう。」  「ああ、そうだな。」 リューペール 「すまぬ。  どうやら誤解があったようだが  話というのは他でもない、  そなた達の腕を見込んで、  是非とも力を借りたいのだ。」 リューペール 「実はヴァレイム軍が和平条約を無視し、  ナイトウェルドに進軍を開始した  ようなのだ。  物見からの報告によると、  古都ラー・デルーに大軍を、  そして別働隊を北方の風の塔に  派遣しようとしているらしい。  わが国は、先のヴァレイムとの負け戦で  兵力を大きく消耗し  まだ、回復しきっておらん。  そこで、  わがダ・ナント騎士団と戦力の大半は  古都ラー・デルーの防衛に  向かわざるを得ぬのだが  風の塔方面に  兵を割く余裕がないのだ。  幸い、風の塔方面に向かっている  ヴァレイムの別働隊は  小規模の軍勢であると報告されている。  そこで腕の立つそなた達に遊軍を率いて  風の塔の守備に向かってほしい  というわけなのだ。  これは、  国王陛下直々の願いでもある。」 ★選択肢 →「王様のお願いじゃ仕方ないな。」  「冗談じゃない。」 ファズ 「戦争なんてまっぴらだけど・・・  王様の頼みっていうなら仕方ないな。  何より、風の塔から南下されれば  俺の故郷、ディソールの町にも  被害が及びかねない。  わかった。  すぐに風の塔に向かおう。」 リューペール 「うむ。頼んだぞ。」 ファズ 「任せてくれ。」 リューペール 「それでは装備品とコイン、アイテム、  10000Gの軍資金を渡そう。  城下で装備を整えるとよい。  それと8名のバトルヘルパーを  用意しておく。  レベルに不安があれば、  試練の塔で訓練をすると良いだろう。  試練の塔は、町へ入る場合と同じく、  ワールドマップにある試練の塔の上で  △ボタンを押しメニューを呼び出せば  入ることができるであろう。  では、期待しておるぞ。」 ●ディソールの町● ファズ 「なあ、  レイマリー・・・・・。」 ティン 「ファズ、  本当に戦争に行っちゃうの?」 ファズ 「ああ。」 ティン 「死んじゃダメだよ。」 ファズ 「なに馬鹿なこと言ってるんだ。  俺は死なないよ。」 ティン 「ホント?」 ファズ 「ああ。帰ってくるさ。  必ず。」 ティン 「それじゃ、  ファズが  帰ってきたら私ね、」 ファズ 「ん?」 ティン 「う、ううん。何でもないの。  それより約束よ、今度のお仕事  が終わったら一番に私のところ  に来てね。  どんなことがあっても、私ここ  で待ってるから。きっとよ。」 ファズ 「ああ、分かったよ。  約束だ。」 ティン 「約束よ!  ホントにホントに約束よ!」 ファズ 「帰ってきたら、か。」 ●セイタンの丘近郊● レイマリー 「一息入れよう。  ファズ。」 ファズ 「ふぅ。  まだまだレイマリーには  かなわないな。」 レイマリー 「そんなことはないさ。  お前は、俺以上に強くなる  素質を持っている。」 ファズ 「無理だよ。  なんたってレイマリーは  俺の剣術の師匠だからな。  かなわないよ。」 レイマリー 「・・・・・・・・・・。  なぁファズ。  バトルヘルパーは  やめられないのか?  俺はお前が戦うのは反対だ。  それにティンも悲しむぞ。」 ファズ 「何言ってんだよ。  今までだって  一緒に戦ってきたじゃないか。  それに  ティンのことは関係ないよ。」 レイマリー 「そうか・・・・・。」 ファズ 「それにしてもレイマリーは  年をとらないなぁ。  俺がレイマリーに  剣を習いだした頃と  まったく変わってない。」 レイマリー 「・・・・・・・・・・。  そんなことはないさ。  子供の方が成長するのが  早いからな。」 バトルヘルパー 「レイマリーさん!」 バトルヘルパー 「この先のセイタンの丘で  ヴァレイム軍が  陣を敷いているようです。」 レイマリー 「そうか・・・・・。  ファズ。」 レイマリー 「これからは、  今までのボディーガード  なんかとは訳が違う。  本当の戦争だ。  相手も戦闘のプロだ。  うかつな動きは死につながる。  お前に戦闘の鉄則を教えよう。  もう知っているというなら  聞かなくてもいいが、  どうする?」 ★選択肢 →「聞く。」  「もう知っている。」 ファズ 「あぁ、頼むよ。」 レイマリー 「まずは、配置のときに  どこにどんな敵が  いるのかを確認して  戦術を立てろ。  どういうルートで  進軍するのか、  誰をどの敵と戦わせるのか、  よく考えて  仲間を配置するんだ。  戦闘が始まったら、  敵の移動範囲や  射程を確認する。  移動範囲は、  フリーカーソルの時、  カーソルを確認したい  キャラクターに合わせて  ×ボタンで、  射程は□ボタンで確認できる。  敵の装備品やコイン、スキルを  詳しく知りたいときには  フリーカーソルの時、  カーソルを確認したい  キャラクターに合わせて  ○ボタンで詳細ステータスが  表示される。  この時、  知りたい装備品やコイン、  スキルが表示された状態で  セレクトボタンを押すと  カーソルが表示されるから  知りたいものにカーソルを  合わせて○ボタンを押すと  詳細が確認できる。  それから敵には  すぐ突撃してくる敵や、  ある程度近づかないと  行動を起こさない敵など  色々なタイプがある。  それを見切ることも大切だ。  ある程度近づかないと  行動を起こさない敵なら  その範囲に入らず  無視しておけば  とりあえず大丈夫だ。  戦闘中、敵と味方の判別が  つかなくなったら、  R1ボタンを押すと、  押している間、  敵が赤く光るので判別できる。  行動順を知りたければ、  L1ボタンを押すと、  行動順にキャラクターが  敵は赤く、味方は青く光り  頭上に何番目に行動できるかが  表示されるぞ。  次に、  セッションで敵を倒すと、  敵が装備している武器、防具、  アクセサリ、コイン、  スキルの中から  一つを落とすことがある。  スキルはスキル書という  本の形で落とされるからな。  また、これはセッション回数が  多い方が落としやすく、  回数によって落としやすい  種類も存在するようだ。  敵の装備品を見て欲しいものが  あったらセッションで  その敵を倒すといい。  ただし、  セッション待ちの状態のとき  攻撃を受けると危険だ。  欲張りすぎず、  セッションで倒す敵を  事前に決めるといい。  最後に、戦いの指揮官である  俺やお前がやられたら  そこで戦闘は終了だ。  注意するようにな。  ここまでだが分かったか?」 ★選択肢  「もう一度聞く。」 →「分かった。」 ファズ 「よく分かったよレイマリー。  ありがとう。」 レイマリー 「オプションから行ける  チュートリアルで  俺のバトルヘルパー仲間の  エレーラからもっと詳しく  教えてもらうこともできるぞ。  さて、  ヴァレイム軍がお待ちかねだ  そろそろ行くとするか。」  →Chapter 1へ ----------