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薬剤管理指導支援システムについて
当医療センター薬剤科では、医薬品の適性使用、患者サービスの向上、チーム医療の充実を推進するという理念のもと、薬剤科業務の効率化、管理指導の標準化及び実施率の向上、時間外勤務を軽減することを目的として、オーダリングシステムと連動した薬剤管理指導業務支援システムを平成１４年より構築・運用しています。
この支援システムは、病棟担当薬剤師からの意見を採り入れ、当医療センター情報管理室（現経営企画室）との連携・共同作業により、市販の薬剤管理指導業務支援を目的としたソフトウェアは一切使用せず、手書きによる薬歴簿等の作成をオーダリングシステムから取り込み、最低限のキーボード入力だけで管理・作成・保存できるよう独自に開発しました。 （開発・メンテ・追加機能の費用なし）
| 開発言語 Visual Basic 6.0 | データベース SQL Server 7.0 | ||||
| サーバOS WindowsNT 4.0 | クライアントOS Windows95, 98, ME, NT, 2000, XP | ||||
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| オーダリングシステム | 支援システムデータベース | クライアントPC | |||
| 処方データ | 薬剤管理表 | ||||
| 検査データ | 服薬指導記録 | ||||
| アナムネ | 薬歴管理表 | ||||
| 入退院情報 | 退院時服薬指導録 | ||||
| 患者基本情報 | 管理指導同意書 | ||||
| 管理指導実績（統計） | |||||
システム構成として、オーダリングシステムサーバ、支援システムデータベースサーバ及びクライアトパソコン１２台で構成し、オーダリングシステムから処方データ・検査データ・看護情報（アナムネ）・入退院情報・患者基本情報等を支援システムデータベースに取り込み、支援システムのデータベースをSQL Sever7.0で構築しました。このデータベースにノート型及びデスクトップ型パソコンを院内ＬＡＮ接続して、Visual Basic6.0で開発した支援システムに情報を展開して利用しています。
システム導入後の平成１４年７月から院外処方箋発行を全面実施とし(発行率99%)、システム支援により病棟業務が効率的になり、指導実施件数が大幅に
増加しました。また、病棟業務による時間外勤務の増加（前年比）はありませんでした。
今後は将来の業務の多様化や電子カルテ等を見据えた、機能追加を考えています。
【第４１回全国自治体病院学会にて報告】
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