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水俣市立総合医療センター


〜新時代の脳の健康診断〜

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メグセンターって何?
メグ(MEG)は、Magnetoencephaloglaphyの略で、『脳磁計』という意味です。
国立水俣病総合研究センターは水俣市立総合医療センターにメグを設置し『メグセンター』として活用していただくことになりました。

国水研のメグを地域医療全体で広く活用することによって、地域医療・水俣病医療に役立てるとともに、脳機能に関する臨床研究を進めます。

メグで何がわかるの?
メグは脳の活動そのものをみる検査です。
現在は、てんかんや脳腫瘍などに伴う、感覚や運動機能の障害を手術の前に調べる検査として保険診療が認められています。
研究的には、脳卒中後遺症の把握、認知症の早期診断、リハビリテーションの評価、脳発達障害の評価など、さまざまな応用が始まっています。
検査を受けるのは大変じゃないの?
メグは、脳波のように頭に電極を付ける必要もなく、針を刺すこともなく、CTのように放射線を浴びたりすることもありません。
MRIのように測定中に大きな音がすることもなく、もちろん痛みもありません。
座って横になっても検査できます。小さな子どもの検査も可能です。
◆検査時間はどのくらい?
検査の内容によりますが、15分から1時間程度です。
ただし、MRIと連動させて脳の部位を目で見てわかるデータにするために、1回目の検査に限り、MRIも受けていただく必要があります。
 
〜医療センターでの活躍に期待!!!〜
 
どのくらい普及しているの?
平成19年度末で、全国で約30医療機関、九州では福岡県内と宮崎県内の2か所でした。
このため、検査が必要な患者さんは、都城か福岡まで出かけなければ検査を受けることができませんでした。
「研究=試験段階」じゃないの?
メグによる脳機能研究は進んでいます。
しかし、診療報酬の対象が限られています。
メグセンターでは国水研と医療センターの共同研究として検査が実施できるため、診療報酬の枠を超えた検査ができます。
たとえば、神経難病の患者さんの経過を把握したり、認知症を早期に発見したり、多くの患者さんに恩恵をもたらすことが期待されます。
 
ご不明な点がありましたらメグセンターへお問い合わせください。63-2101(内)180