羽織は男だけのもの!?

 



羽織という言葉が歴史で初めて登場するのは、戦国時代のことです。



当時、武将たちが鎧の上に羽織った袖無しの上着を陣羽織と呼んだのが始まりです。



その後、江戸時代になると、袖のある今の羽織の原型となる羽織が登場します。



今と同様に外出時に羽織る上着として愛用されたのですが、羽織を着ることを



許されたのは男だけだったのです。一七五〇年には羽織禁止令が出され、女性は



羽織を着ることを禁止されてしまいます。



男尊女卑の当時は、女性はやたらと外に出るなと言う意味だったようです。



兎に角、当時、羽織は男にだけ許されたおしゃれだったのです。



その後、明治の時代が来ると羽織は大流行します。羽織は男女ともに、日常に



着られるようになり、羽織ブームはキモノのおしゃれを格段に奥深いものにし、



キモノ、帯、羽織とコーディネイトの幅を広げました。



羽織は小紋や付下げ、色無地、紬などをおしゃれに見せてくれるものです。



少し肌寒い季節にはおしゃれな防寒着として活躍してくれるはずです。



 羽織ブーム再来の予感がするのです、いかがですか?

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