1992年 |
「宇宙で一番君が好き!」
せかいで一番君が好きと読んで下さい(笑)
1992年12月13日発行A5版44ページ 表紙・彼女さま
まだ学生だの社会人一年生の頃に出会った私とDEDI。
その後道は分かれ、幾年かの歳月を経て、結婚し、家庭に落ち着いたこの時期に再会を果たしました。
一度植え付けられたオタク魂は、平和な暮らしの中で埋没するモノではなかったのです。
もともと私達は「森功至」の大ファン。
オタクのスタートは「ガッチャマン」だというのだから、歳が知れますな(T^T)
始まったばかりの銀英伝OVAから、彼女が友人から入手したのは「ミッターマイヤーの出演シーンだけを延々と連ねた特別編集ビデオ」(^^;;;
これで勉強した私達は、双璧まっしぐらの罠にはまったのでした。
この頃は、連絡手段と言えば電話だけ。
東京とつくばは既に遠距離の範囲なので、毎月の電話代は莫大なモノで、スタート直後の長距離電話サービスに即入りました。
宅配便やゆうぱっくを使ったモノのやりとりも半端ではなく、その中に忍ばせた手紙類には用件以外に小話を盛り込んだ悪戯心満載の楽しみが溢れていました。
年が明けて春になったらイベントに申し込んで…と考えていたのに、そのやりとりされた手紙類のあまりの楽しさに結局本作りに手を染めてしまって作られたのがこの本でした。
だから、まああ、つまり、この本は書簡集ということです…あまりに極悪な(^^;;;
「おおかみ君気を付けて!」森メメントヴァージョンと獅子丸ヴァージョン
手紙程度のネタってこと(笑)。すべての始まりはここ。
「禁猟区」by DEDI
でもってDヴァージョンの始まりはここ…始まりすら凶悪。
「カレイドスコープ」by 姫丸
ミッターマイヤー元帥戦死の誤報でロイエンタールは…そのシーンの為だけの設定。
「元帥府大運動会」by 獅子丸
ただの遊び(笑)
「Valley of the Shadow」(前編)by DEDI
結局前編しか出来なかったけど、本格的な小説始動はここから。後編含む全編は「笑って赦して」に収録。
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1993年 |
「エリジウムT」
恒例内扉御言葉「それでもやっぱり君が好き」
1993年3月21日発行A5版44ページ PP加工タイトルのみ箔押し
やっぱり待てずにやってしまった第2弾。というか、「エリジウム」という本誌のタイトルが決まって良かったね記念みたいなものですか。
「oiche chiu'n−聖しこの夜−」マジで死ぬほど君が好き・番外編 by 森メメント
つくばの双璧はここから始まりました。2人のクリスマスはやっぱりディズニーランド(^-^)
「ったくもー!!」by 獅子丸
別名キノコ狩り双璧(謎)この頃連載絶好調の「っぽい」をパロりました。
「半熟英雄伝説 予告編」by 芹口磨美
予告編なんて大うそつき(笑)、本編なんて無いのにさ〜。
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「笑って赦して」
御言葉「ああ、至福の煉獄」
1993年5月5日発行A5版108ページ 表紙・芹口磨美
よろめいて既に半年、積もり積もった煩悩を爆発させたはずの本。
オリジナル畑を歩み続けたセリグチもこの頃にはすっかり洗脳されていました。
宇宙で一番を出したときから、セリグチ以外の双璧お絵かき仲間を大々的に募集しまして、この頃にはたくさんご協力して下さった方々がいました。
この時から最後までお仲間として残っていたのが竜河さん、莅倉さん、豊美さんでした。
竜河さんは、綺麗なイラストだけでなく小説でもご活躍、何度も極悪企画に参加してくれました。
「irre」by DEDI 挿絵 莅倉成
再録Dヴァージョン収録、web上にもアップ。ロイエンタールの死を見つめ続けるミッターマイヤーのお話。痛くて辛い、ショートもの。
「お休みも君と一緒」by 姫丸 挿絵 安東実
今やプロの漫画家としてご活躍中の安東さんに頼み込んで書いていただいた双璧がめっちゃキュート。話の中身は他愛もない休暇話。
「Valley of the Shadow」by DEDI 挿絵 夏賀久美子
こちらも驚くなかれ(笑)このお話は最初に発表したときの挿絵は夏賀大先生だったんです(^^;;;
その後原画をお返ししてしまったので、この本に掲載されているものしか残っていません。
こんな極悪な物語に挿絵なんかして大丈夫なんですか?と何度も念を押したんですが…だから返せと言われたのかしらね(ぶ
物語は、任務中に記憶喪失になったミッターマイヤーを拾ったのはローゼンリッターのシェーンコップ、当然ミッターマイヤーを取り戻すためにしゃかりきになるロイエンタール…だったような気がするんですけど(^^;;;「記憶喪失」お約束ネタをよくもここまでというくらい極悪に仕上げたDの代表的物語。
再録Dヴァージョン収録、webにアップする勇気はありません(T^T)
銀幕英雄伝説シリーズ「シンデレラ」by 獅子丸 挿絵 芹口磨美
いわゆるコスプレものです(笑)
大まじめに元帥閣下たちが映画を撮るというシチュエーションは、この後何度か取り上げました。
この物語のイメージは、当時発売されたディズニーのシンデレラビデオ。
ディズニーのシンデレラは「蜂蜜色の髪」だったんですよ…もうやるしかないでしょう(なにを)
世紀末英雄伝説 by 芹口磨美
こっちは漫画で「北斗の拳」してました。トキ・ミッターマイヤー、ラオウ・ロイエンタール、ラインハルトがケンシロウでした(^^;;;
筋肉男達が重くて重くて(T^T)
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「裏・笑って赦して」
御言葉「世界でたったひとりの君に」
1993年5月5日発行A5版36ページ 表紙・芹口磨美
笑って赦してを予約して下さった方におまけとして付けて、残ったものを販売。
だから両方持っている人は凄いかもしれない本。
笑って赦してではみ出したネタとかネタとかネタとかを、もったいなくてかき集めました。
シンデレラの延長上のこぼれネタで、思いきり怪しいのがエヴァ。
西方浄土のエヴァはこの時からこういう女性(謎)
物語として成立したものは掲載されていないので(>_<)、ほんとうにおまけ本でしたね(笑)
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「エリジウムU」
御言葉「愛だろ、愛っ」
1993年8月15日発行A5版76ぺーじ PP加工タイトルのみ箔押し
今こうやって発行日付を確認して1993年ってば凄い年だと改めて呆れ返りました(^^;;;
後々のエリジウム発行ペースから考えて一年に二回も出していたなんて…ふ。
あまりのペースの速さにDEDIの極悪さが付いていってなかった模様。
多分このペースというのは、今では考えられないくらいイベントが多かったのでそのイベントに合わせてせっせと本を作っていたと思われます。
銀英伝ジャンルではかなり後発組になっていたので、少しでも双璧ファンの読者を開拓したくて頑張ってました(笑)
「純情イゼルローン日記」by 獅子丸 挿絵 三田けきょう
今読み返すと糊付けしておきたくなるな…このネタで書き直してしまいたい、というかもうこのネタ使いたくないわ(T^T)
「MILLION KISSES」by 豊美真
豊美さまにいただいた軽いタッチのコミックでした。後に個人誌も出されましたが、プロの漫画家さまも認める美麗なセンスの帝国軍を描かれる方です。
「KYRIE」マジで死ぬほど君が好き・シリーズ第1話 by 森メメント 扉・芹口磨美
前置きが長くなりましたが、このシリーズはここから始まったんです(^^;;;
「あたしってコメディーも書けるのよ、凄いと思わない?」って、あなた(T^T)
双璧のためならなんだって出来ましたってことで。
銀幕英雄伝説コミック「オペラ座の怪人」前編 by 芹口磨美
…で、何故か前後編になってしまったオペラ座。最終的には凄いページ数になっていたけど、これでセリグチの銀幕ネタは尽きたのでした(笑)
おまけ「ロイエンタール・アルバイトする」by 獅子丸
つくば編のロイエンタールがアルバイトすると…というおまけネタ。
この手の作者本人以外が絡んだおまけは2人で交互に書いて遊んでいました。
お互いのネタは真剣に語り合い、検証して、納得しながら発表していたので、いざ入稿間際になって「なによ、これ??」などという騒ぎは全くなかった小説組。
ちなみに、セリグチの場合は出来ない間に合わないの大騒ぎをするけどいつも一番に原稿は上がってました(笑)
そのかわり、こっちがまだ編集や仕上げに苦しんでいるときにすっきり爽やかに遊びに誘う悪魔のささやきも得意だったわね(-_-メ;
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さて、1993年からイベント参加していた西方浄土ですが、会場へ行けば様々な情報収集が出来てとても楽しかったのを覚えています。
「コピー本」が楽しそうなのを発見したのもイベント会場でした。
ネタは幾らでもあったのですが、双璧以外の組み合わせを「双璧本」ではない形で作ることになり、「おおかみくんシリーズ」というミッターマイヤーの受けっぷりを追求した物語をイベントごとに作りました。
今思えばめちゃくちゃな発行ペースでしたね…おおかみくんシリーズは総集編でひとまとめにして、DEDIの新ネタと、その延長上にあるような漫画を華沙凛嬢に書き下ろして貰いました。
ほとんど丸々一冊双璧以外の組み合わせだったのに…お楽しみいただけましたか??(笑)
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