〜 既成ランキング制度の崩壊 〜
その2
| 「その1」はこちら
<第5回> つぎの資料をご覧ください。 http://choco.2ch.net/test/read.cgi/net/1025093463/167-180 これはさきほども出てまいりました2chネットウォッチ板の、通称「ろじぱらスレッド」です。引用部分は私が今書いているこの文を構想するきっかけとなった書き込みです。
ここは私が常駐しているところなんですが、・・・・当サイト常連の皆様にはうちが先日ろじぱらからリンクを貼ってもらったことは記憶に新しいと存じます。そのとき私のHNが出たので調子に乗ってこの日はコテハン(固定ハンドル)で書き込んでしまいました。(笑) まぁ、この日そうしたというだけで、いつも名無しで書きこんではいるんですけれども。このときはコテハンで偉そうなことを書いた上、滅多に書かない長文だったので改行に失敗して案の定169氏から罵倒されてます。(爆) まぁ、それはどうでもいいんです。 私があそこで何故あんなことを書いているかちょっと説明しましょう。ちょうどこの時期、このスレッドでは「Web投げ銭」の話で盛り上がってたんですね。で、侃々諤々の議論が展開されてました。私はWeb投げ銭、今でもいいアイディアだと思ってますけれど、「ワタナベさんが儲かろうとしているのが見えてイヤ」「健全なシステムとして発展するか疑問」と、ここではどうにも否定的な意見が押し気味でした。 いかんせん時期尚早だったのか、今ではこの話題は消沈気味です。 そしてこの「Web投げ銭」が取り上げられた当時、ろじぱらでこんな提案がなされました。
詳しい説明はリンク先をご覧下さい。
しかし投げ銭について批判が相次いでいた当時、あまり注目されていませんでした。 これはもったいないと思った私が
ですがこれにも177氏が言うように穴がありました。
ここでの反論を受けてからというもの、私は「既存のランキング制度は不充分だ。もっと良い案はないか。」と考えるようになりました。そして他の人の試みやプラモデルコンテストのWeb投票などの仕組みを見てあーだこーだと考え、今この文を書くに至っています。 次回はいよいよ、これからのランキングシステムに対する具体的な提案です。
<第6回> お待たせしました。いよいよ佳境です。今回より5回にわたってランキングシステムに対する提案を1案ずつ書いていこうと思います。
@ページランク制の導入 ページランク制、というのはGoogleが導入している機能として有名ですね。
実はこれは5案の中で一番最近思いつきました。
そこには100個のサイトを調査対象とした10被リンク以上のサイトについて発表されていました。1位は「へぇ、やっぱりそういうもんなのか」と思うあのサイト。そして未だに多量のアクセスを稼ぎながらももう既に1ヶ月以上更新していないあのサイト(8月3日現在)は意外というか当然というか10位。こんな具合に大変興味深い資料でした。 (どうやら管理人のJoshua氏自身も私と同じようなことを考えていらっしゃったらしく、その後、たまたま見つけていただいた当サイトに言及なさっておられます。ちなみに某ページのリンクは既に直したのでみなさんご心配なく。(笑)) この資料がきっかけで、ランキングに取り入れる要素として思いついたのがページランク制でした。
それではリンクを”一票”としたランキングが存在したらどうなるでしょう。
○:サイトに関わりの深いであろう人間による評価の反映。 ”関わりが深いであろう人間”とはつまり、”そのサイトを隅から隅までよく見て理解しているであろう人たち”といった意味合いです。信者だろうがアンチだろうがわかりませんが、彼らはトップページだけ見て素通りする人のアクセスよりは実のある一票をそのサイトに投じていると言えないでしょうか。
○:文中リンクをされたときのアクセス数のように爆発的増加がない。 「リンク集はサイトの作品の一部」と感じている管理人が少なからず存在します。テキストサイトにおいてそれは顕著です。つまりちょっとしたイベントくらいでこのランキングは変動しません。例えばネットバトルが起きた程度では安易にランクが上がらないのです。
×:サイト管理者にしか投票権がない。速報性・変化性に乏しい。 「リンク」を元にしているランキングだけにこれは仕方ありませんね。速報性・変化性の乏しさは先ほどのメリットと表裏一体です。慎重な一票が得られるということは逆に、一夜にして注目されるような話題のサイトを掘り出すには不適だということです。
<第7回> 提案2つめです。
これはあまりに露骨すぎる制度だけにこういうことを言っていいものかどうか迷うところですが。 A「負の投票」導入 ぶっちゃけた話、「あそこは面白くない」「あそこはつまらない」という閲覧者の意思を投票に反映してしまおうという仕組みです。既存の投票が1票なのに対し負の投票は「−1票」。1000人の支持者が居ても1000人の不支持者が同時に居ればそのサイトは結果的に0票となりランク外へと追放されます。 この案については私もかなり「諸刃の剣」だと感じております。
今回、この連載を書いていて「とても共感できます」と感想を述べてくれた数多のサイトの管理人さんたちはこれにも同意してくれる勇気は果たしてあるでしょうか。
それでは負の投票を取り入れたランキングが存在したらどうなるでしょう。
○:抗議行動の反映。不正・卑怯・反公序良俗行為への牽制。 これこそが最大のメリットです。 今までどんなに卑怯な手でアクセスを上げようとも、どんなに周りに迷惑をかけて管理人が忌み嫌われようとも、それがランキング運営者に見つからなければ、また、あらかじめ決められた規定に触れなければ、ランキングから追放されることもなくランクが下がることも皆無でした。 当然、それまでの経緯を知らない新規読者がランキングをみたら「人気サイトなのか?」と勘違いをして見てしまう。→曲がりなりにも面白いテキストがあったら常連になる。→掲示板で抗議してる人がただの荒らしに見える。→さらにランキング上位に留まりつづける。という悪循環を形成していました。 彼らはネットバトルの火種をたくさんバラ蒔き、逆に最初からそれを狙った確信的な模倣犯まで生みました。各方面の忌み嫌われても抗議する以外は実効的な対策も少なかったのです。
この案は「閲覧者がランク下げに積極的に関与できる」という点である意味、画期的です。 でも実際やられたら凹むだろうなぁ〜。(苦笑)
×:荒らしによる組織的悪用 これは安易に想像できますね。 私怨から「負の投票を!」と誰かが叫んでそれに大勢が興味本位に荷担すれば、本当は人気のある良いサイトも簡単にランク外へ追放できます。でもこのデメリットってあまり気にするほどのことじゃないように思うんですよね。実際のところ、本当に何の脈絡もなくやってくる荒らしってのは極稀ですし。大抵は匿名での鋭い(時に罵倒交じりの)抗議を管理人が単に「荒らし」と称していることの方が多い気がします。 本物の荒らしは相手にするとマジで怖いですよ。
次回は3つ目。私が最も自信を持っている案です。
<第8回> 提案3つめです。 ”最も自信を持っている”と書きましたが、この案は既存のランキングをちょっと弄るだけで導入可能、かつ、行うに当たって特に議論する必要がなさそうな点に、他の4案とは違って優れた部分があると思います。
Bアクセス上昇率測定を行う これは『ReadMe!独自ランキング』さんが既になさっていることの拡張版です。
『ReadMe!独自ランキング』では「あるサイトがReadMe!に登録してから現在までの得票数のグラフ化」、そして「前日の得票数(ユニークアクセス数)に対して、本日の得票数はどれだけの伸びがあったか?」を計算して倍率の高い順にランク付けするという試みをしていらっしゃいます。(現在、残念ながら休止中) 本家に倣ってか、「日間」「週間」「月間」の3種類があったように記憶しております。 私は常々、アクセス数にそのサイトの面白さが反映されているとするならば、それは1日1日の”アクセス総数”そのものではなく、前日・前々日なども含めた”アクセス数の推移”が重要なのではないかと考えていました。
「大手サイトがその膨大なアクセス数を獲得するまでにはそれなりの”歴史的経緯”というものがあるので、たとえ日に数百人数千人が来ていようとも”今現在そのサイトが面白いかどうか”を見る上では参考程度にしかならない」というようなことを前の方で書きました。 確かに大きなアクセスを安定して獲得できるのはクオリティの高さを示すものでしょう。しかしそういった大手サイトが突然更新を止めたり管理人がやる気をなくしたりしてクオリティが落ちても、アクセスは簡単に落ちる事がありません。 これはもちろん、そのサイトを見る事が習慣づいてしまった常連達にとって、多少クオリティが落ちたくらいではもう離れられないくらい情がうつってしまったことに原因があります。でもここを指して「もっとクールに判断しろ!」などとは決して言えません。私は人間として当然の感情だと思います。 しかし一方では 「最近は面白くもないのに上位に居座りつづけやがって」 そんな声が漏れるのも事実です。 そして元々自分に厳しい大手管理人などの場合は良心の呵責からランキングを降りることもあります。悲しい話ですね。 私は、この「アクセス上昇率測定」にそんな弱小サイトの苛立ち・大手サイトの罪悪感を解決する鍵があると考えます。
ではこのように上昇率を詳しく測定するランキングがあればそのメリット・デメリットはどうなるでしょうか。
○:躍進するサイトを簡易にあぶり出しできる。 「アクセスが急激に伸びたサイトには何か面白いことが起こっている。」
アクセス上昇率測定によって”今、旬のサイト”をタイムラグもほとんど無しに見つけ出す事ができるわけです。
しかし・・・・
×:どうでもいい文中リンクによる増加まで拾ってしまう。 これは私が『ReadMe!独自ランキング』さんのランキングを見ていて一番感じたことです。 「お、凄い。このサイトは前日の10倍もアクセスがある!いったいどんなテキストを・・・?!」 と思っていってみたらトップページで、 「いやぁ〜、昨日は○○さんとこのイベントに参加したお陰でリンクを貼っていただきまして。洪水のように人が流れて来たみたいですね〜!」 などと管理人がほざいてやがる・・・。 みなさんも経験ありませんか?
そこで私は次の要素を提案します。 →「連続増加日数」というファクター これは読んで字の如く「何日連続でアクセスが増加しつづけているか?」というのを加味した数字です。これを”上昇倍率”という変数の係数(←連続増加日数に依存する)として数式に取り入れれば、例えば「安定して1.2〜1.5倍ずづアクセスが増加しつづけているサイト」をピックアップすることができます。 同時に先ほどの「どうでもいい文中リンクによる増加」も排除する事が出来ます。大抵、文中リンクによる訪問者の増加は3日以上の連続増加をすることなく減少に転ずるからです。もしこれが当てはまらないのであれば、それはそのサイトが”面白いから”に他なりません。 当然ながら『ReadMe!独自ランキング』がやっているのと同じく、極端にアクセスの少ない(とか言うと失礼だけど)サイトについてはボーダーラインを設置して切り捨てることが必要と思います。でないと前日アクセスが1だったサイトへ翌日に10人来たら10倍ということになってしまいますからね。
|