東日本大塚分会結成大会
2003年10月31日
2002年、NTTは『構造改革』の名のもとに「NTT東日本」はもとより、NTT-MEにおいてもNTT雇用継続者にたいして、単身赴任、遠距離通勤、異職種配転を強行してきました。
NTT-MEは本人の『元の職場に戻せ』という要求を無視し、2002年5月から各ME支店への仮配置をし、その後、東日本研修センタでの集合訓練、それに引き続いて7週間におよぶ業務選択のためのME本社でのOJTを強行してきました。
その後の職場選択では本人の希望を無視し、大多数の雇用継続者は新規につくられたメンテナンスビジネス推進グループ(その後、部に改称)に配置しました。
メンテナンスビジネス推進グループでは会社側は表面上、事業計画を示していましたが事業に対する具体的な取り組みについては何も提起できない状態が続きました。
ME中央交渉や職場でもこのことに対し、再三にわたり追求してきましたが会社側は無責任な態度に終始し、明確な回答はしませんでした。
こうしたなか、2003年7月末、会社側は突如、メンテナンスビジネス推進部を8月31日をもって廃部することを通達してきました。メンテナンスビジネス推進部で働く者として、このような一方的な廃部は決して許されるものではありません。
NTT-MEが新規メンテナンス事業を立ち上げるとして、メンテナンスビジネス推進グループを作ったことが『NTT雇用継続者』を見せしめのために他の労働者と別離、差別させる施策であったことを露呈しました。
その後、メンテナンスビジネス推進部の多くの労働者はNTT東日本へ復帰となり、これも新たにビジネス開拓プロジェクト部門を作り、東京のNTT大塚ビルに配属されることとなりました。
2003年10月31日、ME本社分会は解散大会を開催し、ビジネス開拓プロジェクトに結集する通信労組23名にて東日本大塚分会を結成しました。
NTTの『構造改革』で多くの労働者が雇用への不安、低賃金による生活破壊が進むなか、新大塚分会は『退職・賃下げ再雇用』制度廃止、『成果・業績主義賃金』制度廃止、労働条件の向上等を勝ち取るために奮闘する決意です。
通信産業労働組合 東京支部
新 東日本大塚分会
旧 ME本社分会