3編2章 世界紛争


現在、世界各国はいずれの国も戦争状態にあるといえる。 これは370年前のグラーネ山脈侵攻事件に端を発する。

伝説を忘れグラーネ山脈に領地拡大を目論んだかつてのソル・コ・エル帝国は、 グラーネに棲む竜達の眠りを覚ましてしまった。

眠りを邪魔された竜達は7日7晩の間、世界中の都市を破壊してまわった。

崩壊した国々は何年もの歳月をかけ回復していったが、 一度起こった戦乱は拡大する一方であった。

以来、より多くの土地を得るため、それぞれの国が互いの領地を奪い合う惨状が続いているが、 話し合いの場も幾度かもたれ、その中から戦争に関する協定も生まれている。 都市破壊に関する協定であるタウィル条約もそのひとつである。


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