【わーぷろのいんくりぼんじけん】ワープロのインクリボン事件
(事件) <会社> 分類不能

 

ワープロの記憶装置が無く、印字もインクリボンだった頃。

和田哲が深刻な顔をしている。後輩の和泉くんが心配して、

I「和田さん、どうしたんですか?」

W「今日クライアントに見積り持っていったんだけど、『元原(もとげん=オリジナル原稿)』を渡しちゃったんだ。

I「コピーとってないんですか?」

W「うん、あわててたから。今さら『ウチの見積り明細、いくらでしたっけ』って聞くわけにもいかないし・・・」

I「そうですねぇ」

と、突然和田哲はワープロのインクリボンを外し、蛍光灯にかざしながら、スルスルと引っ張り出し始めたのである。

W「ここに原稿があった」

刑事コロンボの大団円を思わせる劇的な話である。


【わすれもののいちにちじけん】忘れ物の一日事件
(事件) <春闘臨時総会> ケアレスミス型

 

春闘臨時総会の終了日に、相次いで忘れ物をした事件全般を指す。

(1)傘           → 会場に忘れたところを大島さんに注意され、気がつく。

(2)カメラ・時計      → 帰りのバスの中に忘れる。これに動揺して以後、ナダレ現象的に忘れる。

(3)小銭入れ        → カメラと時計確認のために電話した時に一瞬忘れてしまう。しかし、すぐ気がついた。

(4)傘           → 電話口で再度忘れる。再度気がつく。

(5)財布・身分証明書・定期 → 今日はよく忘れ物をするからと、全部まとめて袋に入れたまでは良かったが、
                 いつもの習慣でそのまま網棚にのせ、乗り換え駅の御茶の水で慌てて降りて、そのまま全部遺失。


【わださんってあのひとじゃないですか?】和田さんってあの人じゃないですか?
(発言) <会社> 分類不能

 

和田哲のいろいろなエピソードを先輩のSさんが社外の人に話した。

社外の人はたいそう面白がり、「一度会わせてください」とお願いした。

この計画は直ちに実行に移され、その人は何気なく会社に来た。

そして職場を一目見るなり、「和田さんってあの人じゃないですか?」と聞いてきた。

正解だった。

そういう雰囲気(どういう雰囲気だかわからないが)を醸しているらしい。


【わだてつ】和田哲
(固有名詞) <春闘臨時総会>

 

ある広告会社の人、上條に「わだてつさんって名前は何というんですか?」「わだてつって変わった名字ですよね」

 名字   名前
和田哲 郎  ×

 名字   名前
和田 哲郎  ○

※ちなみに「和田哲(株)」という会社は実在する。大阪に本社、東京堀留に支社がある寝具卸の会社である。