

(我が家の庭の白バラ)
(甘い香りのストロベリー)
2007年6月
どうした?折口雅博
ベンチャーの夢と挫折
緊急取材!!
グッドウィル・グループ(株)会長
折口雅博氏の「ベンチャー・スピリッツとは?」
動機は単純・・・
今、ビジネス関連で一番関心のあることといったらやっぱりベンチャーである。
この金融不況の真っ只中、特に北海道の不況感は秋風がふく頃には一層、骨身に凍みる季節となる。でも世の中、「失われた12年」前に狂乱バブルに浮かれてきたせいか、今でも実感としての不況感を感じていない連中が多い。デフレ大いに結構という輩も多いが目先の物価下落だけで全てはかたずかない。
公務員に近い会社のサラリーマンよりは個人事業主の方がはるかに不況の実感を感じている現実が見える。正直、今の日本は危機的状況だが、ほんに「がけっ渕」の意識が乏しいようだ。
いい歳になってベンチャーを意識したのは「第3次ベンチャーブーム」というのもあったが、死んだ親父(やっぱりサラリーマン)から生前聞かされた、祖父が明治時代に3人で作った会社の話しだった。
今では年間、数百億円の売り上げを誇る○○市バス会社の前身「○○村自動車乗合い業組合」の話題を幼かった頃よく聞かされたものだった。
ああっ、もしかしたらおいらにも爺さんの持っていた経営者のDNAが流れているのかも知れない。なんて何十年経っても妙に想い煩う刻がある。
それにも増して長いサラリーマン生活から来る諦観とマンネリと、このままなんの感慨もなく定年だけをむかえる空恐ろしさに辟易としたからでもある。
今この歳でも、もうヒトハナ咲かせられないだろうか?10人ベンチャーやっても成功するのは1人もおぼつかないと、よく聞くが、馬鹿を承知でそちらの世界に首を突っ込んだらどうなるか。やる気と決断力さえあれば、なんとかなるべえっ。
ぬくぬくと居心地だけはいい会社に居座って、これはという仕事も与えられないただの会社人間から、仕事が遊び・遊びが仕事というようなチャレンジ精神に富んだいきいき人生を標榜しつつも、つきなみな会社人生ばかり送っていると、感覚も麻痺してしまって浮遊感だけで人生を過ごしている自分や他人をいやなくらい、そこここに見ている。男なら何処かで人生を賭ける瞬間があってもいい。
何をやる?どうせやるならクリエイティブ。
個人的には真面目人間が嫌い。独創的な遊び人間が好きだ。会社人間は嫌いだが、仕事人間なら許せる。仕事が遊び・遊びが仕事といえる心境に到達したいもんだ。
どうせ起業するなら、面白く楽しく行きたい。個人の能力のモチベーションの最大化がテーマ。一定の成果があればそれ以上は望まない。
誰にも邪魔されない自分なりのアイデアと独創力で果敢に精一杯トライしてみたいもんだね。この世紀末の大不況で、リストラや倒産で職を失った中高年は150万人以上いても、自ら起業しようとしている人は数える程もいない。
でも、起業も思った以上に難しい。「異業種交流」も数多く参加させてもらったが、想いの他、起業には結びつかない。それよりも何よりも自分が何をやりたいかと言ったコンセプトが意外と定まらない。
世の中考えれば、いろんなビジネスチャンスがころがっているし、現に的さえ絞れば確かに、スモール・ビジネスの芽はいくらでもある。
誰かにたよろうとか、ビジネス・パートナーになんていう甘い考えも所詮、幻想なんだと思うようになった。シーズ(種)であれこれ考えあぐねた「オアシスにワインを売りつける商売」よりは、ニーズに基づく「砂漠に水を売る商売」の方がより具体的な重みがある気がする。ネットワーク・ビジネスにおいて情報提供者が考えたシーズのみのビジネスはうまくいかない。
起業とは孤独なもんだと気づいた。でも人生そんなに捨てたもんでもない。何処かで誰かが見ていてくれるのも事実だ。いろんな出会いを期待したい。
今考えているのは、主婦対象のビジネスと中高年のための生きがいビジネスである。 周囲には優れたアイデアや意欲の持ち主が案外と少ないが、たまに若い人と話しをしていると、入社式で、将来独立したいと言った若者もいた。ドッキリする話しだがたのもしいエピソードだ。
大多数のサラリーマンは、いったん大企業に入ってしまうと思考や行動のパターンをその会社に100%合わせてしまい、客観的な自己評価などしなくなる。
我らが戦後世代は、ロン毛もあったし、アイビーもピーコックも月光仮面もニューミュジックも全共闘もあったけど、右肩上がりのキャッチ・アップでやって来た戦中派の思考を見習ったまま、実際に現実社会を動かしている団塊といわれる中年世代になったが、その代表的特徴は、意外に規格型であり会社人生に、はまりこんでいる。議論好きな反面、権威に弱く、集団依存主義であり、行動力・決断力に乏しい。
なぜ、起業家精神が低いんだろうか?
世界的メガトレンドの時代、年功序列と終身雇用は崩壊しつつあると認識していても旧来の思考に執着したまま、いまだに会社人間の残影を追っていて前向きに企業内自立や独立を考えることをある種の背徳であると考える輩が意外に多い。「自分の生き方やライフスタイルに主張を持て」と言いたい。
独立する勇気も根もなくなる年頃ではあるが、どうせ生きるなら「生きがい」があった方がよいに決まっている。その前に何故アメリカ辺りでは、ほんの数十万円で起業できるのに、日本では今更300万円〜1,000万円もかかっちゃうんだろう?
起業家精神の低い理由を自分なりに考えてみた。
@これだけ不況でも、いまだに有名大学志向・大企業依存志向が根強く、起業家を育てようという新しい社会的価値体系が創造されていない。特に問題なのは若者の多くが、組織に組み込まれ埋没してしまう現状である。
A自立意識・独立指向などのパラダイムの流れが弱い。人材の流動化・転職自由市場の成熟化・中高年の再就職の活性化があまりに乏しい。
Bチャレンジして失敗した結果、その実績がキャリアとならずに烙印となって本人に、はね返る。
Cほんとうに起業家を育てようという、メンターもエンジェルもベンチャー・キャピタリストも少ない。
D創造性に富んだ社会になっていない。異才を認めない社会風土が厳としてある。
起業家は行動し、走りながら考える。
起業家に求められるもの。最近だと「これからの社長の条件は、独創力・決断力・部下からの信頼感・語学力・パソコン操作が重要」とある。従来からのパターンだと独創力、決断力、部下からの信頼感は十分あるが、語学力とパソコン操作には弱いと自己分析する社長が多い。これからのグローバル時代、求められるのは語学力と情報武装による情報収集と分析能力かも知れない。従ってパソコン操作は使えて当たり前の時代に入ってくる。
自己分析になってしまうが、企画力と表現力はいくらかマシだが、実行力はいまいちかと思う今日この頃である。起業家であっても夢想家ではこまるのだ。
先日、テレビで若き30代経営者のいい話しを聞かせてもらった。まず人柄が明るい。幾度か事業に失敗したか゛、いつも前向きでプラス指向だ。
自分で起こした飲食店フランチャイズであるが、斬新な経営方針はとってもわかりやすい事業計画とコンセプトで、楽しんでやっているのが手にとるように理解できた。
顧客に100%満足してもらうためには、コストを下げクォリティを高めることが究極の目的であるが、高級料理店と自分のフランチャイズ店を例に出して、様々な比較をしていたのが興味深い。
まず、高級料理店は一流の素材で一流の職人を雇って確かに品質の良いものを提供するが、その分のコストが跳ね上がる。
彼のところもいろいろな情報や仲間からの紹介で新鮮で且つ有機質な食素材を全国から格安で集めている。それを20〜30年も家庭で包丁を握っている、ベテランの主婦に頼んで、家族に食べさせるような感覚で手を抜かずに提供している。
店での応対はもっぱら学生アルバイトを使って、これも親切第一主義でやっている。従って人件費コストは安くて済む。
月に何度かはミーティングをして主婦が家庭で作っている我が家の一品(逸品)料理を学生アルバイトにも加わってもらって品定めし、新しいメニューに組み込む。和気あいあいでチームワークも良い。平成13年度の本部売り上げは300億円をクリアーした。
商売の話しはこれに尽きる気がした。私の目指す方向も実はこれだ。
面白く、楽しくがモットーだ。今までのサラリーマン人生がこうだったかと聞かれると、必ずしもそうではなかった。これからは、こんなスタンスで精一杯生きたいものだ。
あきらめないぞっ。
雑巾一枚で起業した主婦もいる。夫婦でトイレ掃除の会社を起こした人もいる。
産学官だとか、大学の偉い先生が虚業で何かを唱えるのもいいが、リスキーを覚悟で大海に飛び込む精神がなければ、まず起業は絶対出来ない。
あの発明王エジソンもエジソン社を作ったが、一度は失敗した経験がある。
マネージメント・イノベーション、市場志向のマーケティング、キャッシュフローによる財務管理等を中心にした経営科学と、会社の規模は社長の器で決まると言われるくらいに、やる気と志しの高さが、これからの経営者には求められる。
急成長しているベンチャー企業の経営者の多くは正確に経営実態を把握できている。そしてその会社固有のコミュニケーション手段を持っている。
いい先人の、いい教えは忠実に守りたい。なんてったって俺らの名前は、本人も選べない親がつけた「忠男」といういい名前だから・・・・・。
まとめだっ。
ベンチャーを成功に導く6カ条を上げつらっておこう。
第一条 やりたいことを明確にする。
第二条 ビジネス・プランを客観的に検討する。
第三条 社会のルールを知れ。
第四条 見切り発車の勇気を持て。
第五条 自分一人で責任をとる覚悟を。
第六条 ネットワークづくりが大切。
おまけだっ。
何年か前に、まだ会社も小さい頃に、直接話したことのある「ウミボウズ?」という会社の若き社長の言葉が印象的だ。これからの社長の資質としてなくてはならないもの。
一つ 一芸に秀でること。
一つ ベストを尽くすこと。
一つ 誠実であること。
一つ チームワークがよいこと。
一つ いつも「人から学ぶ」こと。
いい言葉ではありませんか。若い人からも学びましょう。
デジファーム計画 政治と文化に関すること 私の映画トップテン わたしの雑学