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バスの運転手になるためには大型一種と大型二種の免許が両方必要となる。 俺は最近、この大型二種の免許を取得した。 そこで、これから取得しようとする人のためにも、その体験談を書くことした。 教本ではないので専門的な話は割愛させてもらう。
まず簡単に説明しておくと、大型一種とは4t以上のトラックを運転できる資格であり、 大型二種とは、これにさらにお客さんを乗せて運転をすることができる資格である。 俺は大型自動車の運転経験がないため、免許センターで一発合格というわけには行かないと思い、 まずはバスの運転の練習ができる場所探しからはじめた。 とはいっても大型一種とは違って、国の公認教習所(技能試験免除)で、 さらに大型二種免許対象の教習所は埼玉県には一つもなかった。 そこで俺は非公認の教習所(練習だけをさせてくれる所)で練習を積み、 免許センターで一発試験を受けようと決めた。
上の写真が俺が通った非公認の教習所である。 荒川の土手の内側にあるため、大雨が降ったら沈んでしまう可能性がある。 そのせいか、もしくは金がないのか、教習所内の建物はすべてプレハブである。 受付で入会手続きを済ませ、いよいよ初めての練習開始となった。
上の建物は待合室である。 受付で教習簿をもらって来て、この待合室で教官が来るまで待ち、そしてバスに乗り込む。 この待合室の中で出会った人たちは、誰もが中高年で若者はほとんどいなかった。
上のバスを使用して、初めのうちは所内の課題をマスターしていくことになった。 しかし俺の場合、課題の前にバスに慣れるまで何日か費やす必要があった。 バスは運転席が前輪の前にあるため、大型トラックより難易度が高い。 ようやくバスに慣れてきて課題に入ると、意外と簡単にクリアして行くことが出来た。 そしてやがて課題が合格点になり、いよいよ路上に出る日がやって来た。 路上に出陣してみると、当然ながら他に一般の車、歩行者、自転車がいて、かなり神経を使う。 最初のうちは冷や汗を掻きながら運転していた。
このバスが路上用のバス(いすず製エルガ)である。 この教習所には、もう一台路上用のバス(日野製ブルーリボン)があり、 日によってその内のどちらかを乗ることになった。
そんなこんなで教習所に通いはじめて一ヶ月ほど過ぎると、だいぶ運転にも慣れてきた。 そうなると、「そろそろ免許センターで、試験を受けてみるかなぁ…」という気になってきた。 そして数日後、一回目の試験を受けに鴻巣の免許センターへ行った。
昨年の12月中旬、初めて一回目の試験を受けに免許センターへ行った。 一次試験は学科試験で、普通免許と同じマークシート方式であり、 内容は普通免許試験のものに加え、「旅客自動車運送事業」など、 運輸規則系の問題が出てきて、かなり難易度は高い。 テストが終わったあと、「これは落ちたかも?」 と自信がなかったが、 95点でなんとか一次試験は通った。(90点以上で合格) 午後はいよいよ、二次試験である「所内技能試験」と、三次試験の「路上技能試験」を受けることになった。
ところが結果発表後、午後の二つの試験は今までに一次は合格したものの、 二次、三次がまだ受かっていない人達も再度受けに来ているため、 定員がいっぱいになると、その日に二次を受けられるとは限らないと説明された。 そして惜しくも、俺の前の席の人で定員がいっぱいになってしまい、 その日は二次試験の予約を12月27日にして、その日は帰る事になった。 とりあえずその日は一次試験に合格したので、 帰り道は「この調子なら年内にでも取れそうだぞ。」と甘く考えていた。 ところが…
後編へ続く...
2003.03 nao