第93号(2016.07)
笠 岡 野 鳥 の 会 会 報


   7月から9月までの行事のお知らせをいたします。
   いずれのバードウォッチングも事前の申し込みは不用で
   どなたでも参加できますので、お気軽にお出でください。
   〔図鑑、双眼鏡、望遠鏡の貸出をしていますのでお申し出下さい。〕



( 1 )幼鳥を探そう         ( 雨天中止 )

 春に生まれたヒナも親鳥と同じぐらいに成長していることでしょう。
巣立った幼鳥を探して干拓地を廻りましょう。

 場 所 : 笠岡湾干拓地(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 7月10日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、飲み物、帽子など。
         お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 8:30



8月はお休みです。




( 2 )水辺の鳥を探そう     ( 雨天中止 )

秋の渡りのシーズンです。例年シギ・チドリ類は少ないですが、
出かけなければ会えません。野鳥を探して水辺を廻りましょう。

 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島海岸
         (車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 9月11日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、飲み物、帽子など。
         お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 8:30




     お問い合わせ等は津田まで(TEL 0865−66−2281)
                       E-mail:tsuda@tcnweb.ne.jp 
      ※雨天での中止の判断は集合場所で開始時に決めています。
        (気象警報が発表されている場合は中止です。)


フィールドノート 

◎ケリを探そう
 2016年4月10日(日)  参加者 3名
 場所 かさおか古代の丘スポーツ公園周辺
 時間 8:30〜11:40
 天気 曇り 気温 13℃〜18℃ 風速 1〜2m/s
 PM2.5〜21→18→19→38μg/m3(9時・10時・11時・12時)

観察コース
集合場所→長福寺裏山古墳群→尾坂川沿い→長迫川沿い→
どんぐり球場→ふれあい広場(鳥合わせ)
 確認種はカルガモ2羽、コガモ2羽、キジバト、カワウ1羽、アオサギ、ダイサギ、
バン2羽、ケリ(3ペア+1+1)、アオアシシギ1羽、トビ、カワセミ1羽、コゲラ♂1、
モズ♂1、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ2羽、ヒバリ、
ツバメ1羽、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、
ツグミ、キビタキ(鳴き声)、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、
シメ、イカル7羽、ホオジロの34種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕


◎オオルリを見つけよう
 2016年5月8日(日)  参加者21名
 場所 小田川沿い
 時間  8:30〜13:00
 天気 晴れ

観察コース
 井原市櫻橋→昭和橋西河川敷→天神峡→福山市山野町大字山野→
 山野峡県立自然公園キャンプ場駐車場⇔紅葉橋
 確認種はキジ、マガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、
コサギ、ツツドリ(鳴き声)、イソシギ、ハチクマ、トビ、カワセミ、ブッポウソウ2羽、
コゲラ、アカゲラ(鳴き声)、アオゲラ(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、
ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、
ウグイス(鳴き声)、オオヨシキリ(鳴き声)、ムクドリ、キビタキ(鳴き声)、
オオルリ♂2羽、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、
イカル(鳴き声)、ホオジロの37種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕


◎オオヨシキリの囀りに耳を澄まして

 2016年6月12日(日)  参加者7名
 場所 笠岡湾干拓地
 時間 8:30〜11:40
 天気 曇り後小雨 気温 25℃〜26℃ 風速 2〜3m/s
 PM2.5〜21→22→18→24μg/m3(9時・10時・11時・12時)

観察コース
集合場所→第4駐車場→第6駐車場→第7駐車場→干拓一号大橋→
水と緑のふれあい広場(トイレ休息)→干拓二号大橋→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 確認種はキジ♂、カルガモ(成鳥8羽・ヒナ鳥6羽)、カイツブリ、キジバト、
(ドバト)、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ホトトギス(声・姿)、ミサゴ、
トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、
コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、オオヨシキリ、メジロ、セッカ、
ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロの28種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕


BOOKS 

◎幻像のアオサギが飛ぶよ 日本人・西欧人と鷺
               著者 佐原 雄二  花伝社  1,500円+税
日本文学上に現れるアオサギのイメージを、西欧(イギリス・フランス)
文学上のそれと対比させ、日本人がアオサギをどのような動物として
表してきたか、シラサギ類との違いは何かを探り、サギ類と人とのもっと
即物的な関係を述べています。
              〔 ISBN978-4-7634-0767-2 〕2016/02/27


◎見る聞くわかる 野鳥界 識別編 色と形、声としぐさでの見分け方 
          監修 山岸 哲  著者 石塚 徹  イラスト 水谷 高英
                        信濃毎日新聞社  2,000円+税
野山の鳥、水辺の鳥、見る機会の少ない鳥の順に掲載している写真と
イラストを織り交ぜた野鳥図鑑です。鳴き声は見開き2ページの掲載種を
まとめて「volce♪」欄に、鳥にまつわる色々を「トリセツ」(15編)として、
生態のスクープ写真を「撮りルポ」(17編)として随所に掲載。初夏に刊行
予定の姉妹編「生態編」とセツトで使えるように索引は識別編・生態編の
両方のページが記されています。
                 〔 ISBN978-4-7840-7281-1 〕2016/03/30


◎平林さん、自然を観る     著者 平林 浩
                    太郎次郎社エディタス  1,700円+税
著者が2002年から『人権と教育』誌に連載している「自然を観る」から、
「鳥を観る」信州戸隠にて、「山里と少年」諏訪の思い出、「天を観る、
地を観る」光と結晶、「生きものを観る」日々の出会い の題で各6〜8編、
計28編を掲載しています。シジュウカラやクロスズメバチの話から、
惑星と月、アマガエルと多彩な内容です。 
                〔 ISBN978-4-8118-0791-1 〕2016/04/08


  改訂5版
◎救急蘇生法の指針2015 市民用  
               監修 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
                            へるす出版  500円+税
国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)が5年ごとに改訂している「CoSTR」を
日本蘇生協議会(JRC)が日本版として作成している「JRC蘇生ガイド
ライン2015」に準拠した救急蘇生法の指針です。この指針をもとに
日本赤十字社の救急法講習や消防署の救命講習会が行われています。
分かりやすく新しい救急蘇生法を解説しているので一読をお薦めします。
                 〔 ISBN978-4-89269-883-5 〕2016/04/09


◎カッコウの托卵 進化論的だましのテクニック
           著者 ニック・デイヴィス  訳者 中村浩志・永山淳子
                             地人書館  2,800円+税
30年間にわたりカッコウと宿主間の進化の戦いを研究してきた著者が、
宿主の防衛とカッコウの騙しの技を、進化がどのようにデザインしてきたか
という発見の旅に読者を連れていきたいと書かれた本です。第1章から
第14章まで260ページに及び読み応え十分です。表紙カバーの写真は
吉野俊幸、一般の読者にも分かるように巻末に用語解説があります。
                 〔 ISBN978-4-8052-0899-1 〕2016/04/15


  由来がわかる
◎野鳥の呼び名事典     写真・文 大橋弘一 
                          世界文化社  1,500円+税
身近な鳥、野山の鳥、水辺の鳥に分けて、鳥名の由来や語源をごくごく
簡単に紹介しつつ、生態や識別点なども解説しています。鳥の名前は
標準和名、漢字表記、学名、英名順に記載していて掲載は88種類、
写真が大きくて特徴がよく捉えられています。
               〔 ISBN978-4-418-16413-4 〕2016/04/16


◎鳥の描き方マスターブック
 骨格を理解していきいきとした姿を描く
              著者 ジョン・ミューア・ローズ 訳 森屋 利夫 
                           マール社  1,900円+税
骨格・生態を理解して描く手法により、スズメから猛禽まで魅力的な
動きの一瞬をとらえることができる、鳥の描き方を分かりやすく解説
した技法書。実は絵を描くという手法を使って、鳥のことを綿密に深く
追及し、研究する指南書でもある。
               〔 ISBN978-4-8373-0199-8 〕2016/04/27


◎猛禽探訪記 ワシ・タカ・ハヤブサ・フクロウ     著者 大田 眞也  
                              弦書房  2,000円+税
自然界の生態系ピラミッドの頂点に位置する猛禽類の生態や人との関係を
著者の50年におよぶ観察と文献から読み解き、猛禽類が自然界で果たして
いる役目について理解が深まり、今後の猛禽類との共生に役立てばと書か
れた本です。頭巻にカラー写真10ページ(24種33枚)や文中に白黒写真や
図版など多数掲載されています。
                 〔 ISBN978-4-86329-135-5 〕2016/05/20


◎見る聞くわかる 野鳥界 生態編 生息環境とわけあり行動の進化
                        監修 山岸 哲   著者 石塚 徹
                        信濃毎日新聞社  2,2000円+税
3月に刊行された「見る聞くわかる野鳥界 識別編」の生態編です。厚みは
識別編の約1.7倍。鳥の食性、群れ、つがい形成、繁殖、季節移動など、
種や科などに普遍的な行動の生態を多くの写真とともに紹介しています。
随所に散りばめられた38編の「トリのキモチ」コーナーのイラストが面白いです。
                   〔 ISBN978-4-7840-7285-9 〕2016/06/23



☆ 探鳥会、会報などに関するご意見、ご感想など、事務局まで
  お知らせください。

☆ 会報は2月・4月・7月・10月・12月の年5回発行しています。
  次回会報は2016年10月初めに発行の予定です。

☆ 笠岡野鳥の会は任意の市民団体で年会費・参加費共無料ですが
  会報の郵送を希望される方には通信連絡費として年600円を
  頂いています。

     笠 岡 野 鳥 の 会

連絡先
 〒714-0057 笠岡市金浦1625
 笠岡野鳥の会 事務局
 TEL&FAX:0865-66-2281
 E-mail :tsuda@tcnweb.ne.jp

ホームページアドレス
 http://tcnweb.ne.jp/~tsuda/
 名称:「ようこそ笠岡野鳥の会へ」

振込先
 郵便振替口座:01380−0−16310
 加 入 者 名 :笠岡野鳥の会