第88号(2015.07)
笠 岡 野 鳥 の 会 会 報


   7月から9月までの行事のお知らせをいたします。
   いずれのバードウォッチングも事前の申し込みは不用で
   どなたでも参加できますので、お気軽にお出でください。
   〔図鑑、双眼鏡、望遠鏡の貸出をしていますのでお申し出下さい。〕


( 1 )幼鳥を見つけよう      ( 雨天中止 )

梅雨明け間近、今年巣だった幼鳥も大きくなっていることでしょう。
野鳥を探しながら幼鳥にも注意して干拓地を廻りましよう。
 場 所 :笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 7月19日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、帽子、飲み物など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 :笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場午前 8:30



 8月はお休みです。 



( 2 )水辺の鳥を探そう      ( 雨天中止 )

シギチドリ類の秋の渡りのシーズンです。まだまだ暑いですが水辺を中心に
野鳥を探して廻りましょう。
 場 所 :笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 9月13日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、帽子、飲み物など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 :笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 8:30


     お問い合わせ等は津田まで(TEL 0865−66−2281)
                       E-mail:tsuda@tcnweb.ne.jp 
      ※雨天での中止の判断は集合場所で開始時に決めています。
          (気象警報が発表されている場合は中止です。)




フィールドノート 

◎花々を見ながら野鳥探し
 2015年 4月12日(日) 参加者数11名
 場所 かさおか古代の丘スポーツ公園周辺
 時間 8:30〜11:45
 天気 晴れ
 気温 10℃〜16℃ 風速 2〜4m/s
かさおか古代の丘スポーツ公園駐車場から長福寺裏山古墳群、
県道をわたって尾坂川沿いの田畑を通ってまた県道を横断して
どんぐり球場まで帰ってくるコースをのんびりと廻りました。
長福寺裏山古墳群でウグイス、アトリ、サメビタキ、キビタキなど
尾坂川沿いでノビタキの雄雌、ケリはまだヒナは誕生していない
ようでしたが5つがいを確認しました。
 確認種はキジ(鳴き声)、カルガモ(ペア)、コガモ(ペア)、キジバト、
(ドバト)、アオサギ、ダイサギ、バン、アマツバメ、ケリ11羽(5ペア)、
タシギ(1羽)、クサシギ(1羽)、トビ、サシバ(1羽)、コゲラ、アオゲラ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、
ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、
ノビタキ(♂♀)、サメビタキ、キビタキ(声)、スズメ、ハクセキレイ、
セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジの39種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕

◎水辺の鳥を観察しよう
 2015年 4月26日(日)  参加者数6名
 場所 笠岡湾干拓地、神島海岸
 時間 8:30〜11:55
 天気 晴れ
 気温 16℃〜20℃ 風速 1〜3m/s
 PM2.5〜23→35→41→39μg/m3(9時・10時・11時・12時)
観察コース
集合場所(堤防)→第4駐車場(堤防)→第6駐車場→第7駐車場→
干拓一号大橋東→干拓一号大橋西→水と緑のふれあい広場(トイレ休息)→
干拓二号大橋→神島見崎海岸→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 暖かな初夏の陽気の中、前半はシギチ類はイソシギしかいないと
嘆きましたが、後半は干拓二号大橋でセイタカシギ2羽に遭遇、
チュウヒも現れ、見崎海岸で目下にチュウシャクシギ5羽が見られて
まずまずの探鳥会でした。
 確認種はキジ(姿・鳴き声)、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、
オナガガモ、コガモ、ホシハジロ(2羽)、キンクロハジロ(2+3羽)、カイツブリ、
キジバト、(ドバト)、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ(1羽)、バン、
オオバン、セイタカシギ(2羽・♂♀)、チュウシャクシギ(5羽)、アオアシシギ(1羽)、
イソシギ、セグロカモメ(1羽)、ミサゴ(1羽)、トビ、チュウヒ(1羽)、ハシボソガラス、
ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(囀り)、オオヨシキリ、
セッカ、ムクドリ、ツグミ(4羽)、ノビタキ(1羽)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、
ホオジロの42種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕

小田川沿いの探鳥会
 2015年 5月17日(日)  参加者数15名 
 場所 小田川沿い、井原市櫻橋〜福山市山野町紅葉橋
 時間 8:30〜13:05 
 天気 晴れ
観察コース
集合場所→櫻橋→天神峡→芳井町川相→山野町大字山野→
山野峡県立自然公園キャンプ場→紅葉橋→
山野峡県立自然公園キャンプ場・昼食(鳥合わせ)
 集合した時は肌寒かったのですが、櫻橋に移動したときには暑いぐらいになり、
気持ちのいい青空の下での鳥見で、櫻橋でのハチクマと猿鳴峡でのアナグマと
オオルリ・キビタキとの遭遇が今日の収穫でした。
 確認種はキジ(鳴き声)、マガモ(♂4)、カルガモ、キジバト、(ドバト)、カワウ、アオサギ、
ダイサギ、コサギ、ハチクマ(♂♀)、トビ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、
イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(囀り)、メジロ、オオヨシキリ(囀り)、ムクドリ、キビタキ♂、
オオルリ♂、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、
セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロの35種類。 ※帰り道でブッポウソウ2羽を確認
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕 
  鳥類以外、猿鳴峡でニホンアナグマに遭遇

野鳥の鳴き声を聞きながら
 2015年 6月14日(日) 参加者数12名 
 場所 笠岡湾干拓地 
 時間 8:30〜11:45 
 天気 曇り 
 気温 22℃〜25℃  風速 1〜3m/s 
 PM2.5〜40→47→45→42μg/m3(9時・10時・11時・12時)
観察コース
集合場所→第4駐車場→第6駐車場→第7駐車場→干拓一号大橋西→
水と緑のふれあい広場(トイレ休息)→干拓二号大橋→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 集合場所でオオヨシキリ、セッカの囀りが聞こえて干拓地の彼方此方でオヨシキリが
囀っていて、今日はほぼオオヨシキリの姿を探せ探鳥会でした。
 確認種はキジ(鳴き声)、カルガモ(親1・子5羽)、カイツブリ、キジバト、(ドバト)、カワウ、
アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、ホトトギス(鳴き声)、トビ、コゲラ、ハヤブサ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(囀り)、オオヨシキリ、
セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロの27種類。
  〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕


BOOKS 

◎わたしの森林研究 鳥のタネまきに注目して     著者 直江 将司
                          さ・え・ら書房  1,400円+税
広葉樹の天然林を調べる目的で試験地に指定されている、茨城県北茨城市
関本町小川字の小川の森で、植物が動物に果実を食べてもらって種子を運んで
もらう動物散布についての調査・研究を行っている著者の記録です。
小川の森のとは、動物散布のいろいろ、どうやって調査するのか、研究で分かった
こと、カラスによる種子散布などを紹介しています。
                      〔 ISBN978-4-378-03917-6 〕2015/04/09


  岩波科学ライブラリー237
◎ハトはなぜ首を振って歩くのか     著者 藤田 祐樹  岩波書店  1,200円+税
鳥の歩行の研究をしている著者が、ハトが首を振って歩く理由を体の構造や他の動物の
歩き方との比較、頭の動きと眼の動き、首を振らずに歩く鳥の観察、採食行動などから
解き明かしています。P41〜P87の左下隅にハトが首を振るパラパラ写真つき。
                      〔 ISBN978-4-00-029637-3 〕2015/04/17


◎クモハンドブック
     著者 馬場友希・谷川明男  文一総合出版  1,500円+税
野外で手軽に種名を確認できるように、日本にいる1,600種近くのクモのうち身近に生息して
いるもの、外見で区別が可能な100種を掲載しています。まず巻頭の「かんたん検索〜網の形
で識別する・体形で識別する」で大まかなグループに当たりをつけて、次にその科の属する
クモのページに行き、外見の特徴が一致する種を探すようになっています。
                      〔 ISBN978-4-8299-8128-3 〕2015/04/18


◎日本の美しい鳥     監修 小宮 輝之  学研教育出版  1,800円+税
北海道から沖縄まで四季折々の美しい野鳥(外来種・野生絶滅種を含む)が
157mm×157mmの大きさで1〜2ページを使って160点掲載されています。
中国・四国・九州地方で撮影されたのが3点(コノハズク・鳥取県、マナヅル・
鹿児島県、クロツラヘラサギ・佐賀県)だけなのが残念です。    
                      〔 ISBN978-4-05-406257-3 〕2015/04/21


  生きもの好きの自然ガイド このはNo.9
◎世界のフクロウがわかる本 とっておきの100種     著者 柴田 佳秀
                         文一総合出版  1,800円+税
フクロウの解説(分類・デザイン[顔盤・目・羽角・耳・嘴・翼・脚]・声・1年・狩り・巣・
渡り)とフクロウ図鑑(世界のフクロウ220種の内、100種)に分けて紹介しています。
巻末に動物園のフクロウ一覧、世界のフクロウ全種リストが付いています。
                   〔 ISBN978-4-8299-7388-2 〕2015/04/27


◎フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂新版     高野伸二 著
   増補改訂新版 著:安西英明、叶内拓哉、田仲謙介、渡部良樹、図版:谷口高司
                           日本野鳥の会  3,600円+税
初版が発行されたのが1982年、1989年に増補版、2007年増補改訂版、そして
日本鳥類目録改訂第7版に対応(以前の分類のまま記載されているのもあります。
たとえばタカ科の次にハヤブサ科)して増補改訂新版がようやく発売されました。
この増補改訂新版では700種以上を扱い、図版付きで解説されているのが630種、
本の厚さは17mm、増補改訂版より16ページ増えているのに5mm薄くなっているので
持ち易さも格別、しおり紐も2本付いていて使いやすさも向上しています。
                   〔 ISBN978-4-931150-62-1 〕2015/06/02


◎世界のカワセミハンドブック     著者 大西 敏一  文一総合出版  1,200円+税
世界のカワセミ類95種のうち70種を紹介したハンドブック。掲載順は「IOC World Bird List」
だと思われる。巻頭にアフリカ、ミクロネシア、北米、中南米、アジア、日本に分けて
小さな写真でエリヤ別一覧がある。色とりどりで美しく見ていて楽しいが、中には
顔つきの悪いアネバラワライカワセミや、目つきが鋭いジャワショウビンもいて面白い。
日本は7種が掲載されています。 
                   〔 ISBN978-4-8299-8120-7 〕2015/06/06


  ワイドKC モーニング831
◎とりぱん18     著者 とりの なん子  講談社  619円+税
表紙はゴジュウカラとシジュウカラ、口絵カラー4ページに可愛いチョウゲンボウ♂、
そしてホシガラスが初登場、第469〜471羽に「とりぱんin USA」(4ページカラー)、
おなじみのつぐみん(ツグミ)やポンちゃん(アオゲラ)、ペロちゃん(アカゲラ)と盛り沢山です。
                     〔 ISBN978-4-06-337831-3 〕2015/06/23



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     笠 岡 野 鳥 の 会

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