第87号(2015.04)
笠 岡 野 鳥 の 会 会 報


   4月から6月までの行事のお知らせをいたします。いずれのバードウォッチングも
   事前の申し込みは不用でどなたでも参加できますので、お気軽にお出でください。
     〔図鑑、双眼鏡、望遠鏡の貸出をしていますのでお申し出下さい。〕
       4月より集合時間が夏時間に変わっています。



( 1 )花々を見ながら野鳥探し       ( 雨天中止 )

 集合場所から北側に向かい、古墳群から尾坂川沿いの田畑を通って、どんぐり球場まで
帰るコースを散策します。この時期ならではのウグイスの囀る姿やケリの飛翔を楽しみましょう。
 場 所 : かさおか古代の丘スポーツ公園周辺(約2kmをゆっくりと歩きながらの鳥見です。)
 日 時 : 4月12日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、帽子、飲み物など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : かさおか古代の丘スポーツ公園 入口左側駐車場 午前 8:30



( 2 )水辺の鳥を観察しよう         ( 雨天中止 )
 シギチドリ類の春の渡りのシーズンです。水辺を中心に野鳥を探して廻りましょう。
 場 所 :笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 4月26日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、帽子、飲み物など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 :笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 8:30



( 3 )小田川沿いの探鳥会         ( 雨天中止 )
 井原市内から福山市山野町まで野鳥を探しながら小田川沿いをさかのぼります。
山野町では山野峡キャンプ場駐車場から紅葉橋(片道約1.2km)までオオルリを
探して歩いて往復します。
 場 所 : 小田川沿い、井原市→福山市山野町
        (車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
       猿鳴峡では歩いての鳥見です。
 日 時 : 5月17日(日)  午前8時30分から午後1時頃(昼食後解散)まで。
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、帽子、弁当、飲み物など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 井原市民会館東側 午前 8:30



( 4 )野鳥の鳴き声を聞きながら     ( 雨天中止 )

ヒバリ、オオヨシキリ、ホトトギスなど繁殖期で囀っている野鳥を楽しみましょう。
カルガモ、バン、スズメ、ホオジロなどの幼鳥も探してみましょう。
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 6月14日(日) 午前8時30分より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、飲み物、帽子など。
        お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 8:30


          お問い合わせ等は津田まで(TEL 0865−66−2281)
                            E-mail:tsuda@tcnweb.ne.jp 
            ※雨天での中止の判断は集合場所で開始時に決めています。
               (気象警報が発表されている場合は中止です。)




フィールドノート 
◎寒さに負けず野鳥観察
 2015年2月8日(日) 参加者数4名
 場所 笠岡湾干拓地、神島見崎海岸
 時間 9:00〜12:00
 天気 くもり 気温 6℃〜10℃ 風速 3〜6m/s(最大瞬間10m/s)
 PM2.5〜80→43→29→22μg/m3(9時・10時・11時・12時)
観察コース
集合場所→第4駐車場→畑地→水と緑のふれあい広場(トイレ休憩)→
干拓二号大橋→神島見崎海岸→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 集合場所、定位置にセグセロカモメ見当たらず、水路にカモも近くにいなかった。
 第4駐車場ではヒクイナ2羽は早々に姿を現すがクイナは見えず、遠くのヨシに
オオジュリン。ヌートリアが水路を南から北に移動、その後目の前のヨシにも
オオジュリン2羽、メスは確認。
 畑地では昨日は5羽いたタゲリもいなくてホシムクドリも発見できず、キジバトが
20羽程度、ハクセキレイ、ツグミは多い、ドバト、ハシボソガラス、ハシブトガラスは
あいかわらず多い。
 水と緑のふれあい広場の池でコガモ3+3+2羽、久しぶりにバンが2羽、オオバンの
幼鳥もいた。カワセミはダイビングするも空振り、嘴は上下共黒色で雄のもよう。
空にはハイタカ、地にはシロハラ、ツグミの間にモズ。枝にメジロが止っていた。
 干拓二号大橋、カモは西側にコガモ数羽のみ、東側にオオバン2羽、ヨシ原に緑色の
個体と見たらなんとメジロ、オオジュリンのようにヨシの中にいる虫を食しているようだ。
移動してすぐハヤブサが飛んだ。
 見崎海岸、今日は台数が少ないので奥の駐車場に駐車。山際にジョウビタキ♀と
カワラヒワ、昨日は2羽いたウミアイサは見つけられず、いつもの場所に数羽のシロチドリ、
離岸堤にびっしりとカルガモ、ウミウも3羽いた。
 遊水池ではミコアイサの雄が2羽、昨日は5羽いたツクシガモはいない、風が強いと
カモ類は端に寄っていて見難い。早朝の最低気温は3℃と比較的暖かくて、11時には10℃
になりましたが、風が強くてとても寒く感じた探鳥会でした。
 確認種はキジ♂、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、
オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ(♂2♀4)、カイツブリ、
キジバト、(ドバト)、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヒクイナ(2羽)、バン、
オオバン、シロチドリ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、カワセミ♀、コゲラ(声)、チョウゲンボウ♀、
ハヤブサ、モズ♂、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、エナガ(声)、メジロ、
ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ♂♀、イソヒヨドリ♀、スズメ、ハクセキレイ、
カワラヒワ、ホオジロ、オオジュリンの45種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕

◎冬鳥ともうすぐお別れ
 2015年 3月 8日(日)  参加者数13名
 場所 笠岡湾干拓地、神島見崎海岸
 時間 9:00〜12:00
 天気 くもり後晴れ 気温 9℃〜11℃ 風速 1.2〜2.5〜0.3m/s
 PM2.5〜9→11→5→0μg/m3(9時・10時・11時・12時)
観察コース
集合場所→第4駐車場→畑地→水と緑のふれあい広場(トイレ休憩)→
干拓二号大橋→神島見崎海岸→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
気温は高くても風が冷たくて、11時前に晴れになるまで寒さでふるえましたが、
畑で採餌にいそしむ100羽以上のヒヨドリの群れ、JFE上空から南へ飛び去る
タゲリの群れを観察、夏羽に変わり始めているカンムリカイツブリ、ウグイスの
囀りなど、暖かな日差しと共に春の訪れを感じました。
 確認種はツクシガモ(4羽)、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、
ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ(♀3)、
ウミアイサ(♂1♀1)、カイツブリ、カンムリカイツブリ(2羽)、ハジロカイツブリ(1羽)、
キジバト、(ドバト)、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヒクイナ(1羽)、オオバン、
タゲリ(群)、シロチドリ(群)、アオアシシギ(1羽)、ミサゴ、トビ、オオタカ(幼鳥)、
ノスリ(2羽)、カワセミ、モズ♂、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ(群)、
ウグイス(囀り)、エナガ、メジロ(1羽)、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ(♀1)、イソヒヨドリ(♀1)、
スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(群)、ホオジロ、オオジュリンの47種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕



BOOKS 
◎くらべてわかる野鳥 識別ポイントで見分ける     写真・文 叶内 拓哉
                           山と溪谷社  1,600円+税
日本でみられるおもな野鳥約300種類を、姿形のよく似た仲間ごとに山野の鳥、
水辺の鳥に分けて紹介しています。くらべるために1ページに同じ仲間を6種類
ぐらい白抜き写真で掲載しているために、サイズはA5判と大きめなので携帯には
適しませんが違いがよく分かります。
                       〔 ISBN978-4-635-06347-0 〕2015/02/04

◎ツバメの謎 ツバメの繁殖行動は進化する!?     著者 北村 亘
                           誠文堂新光社  1,500円+税
身近な鳥なのにまだまだ謎だらけのツバメについて、長年研究をしてきた著者が
ツバメを研究する過程で知ることができたさまざまなこと、ツバメを知るために
どのようなことをしてきたのかをつづっています。
                      〔 ISBN978-4-416-11409-4 〕2015/02/12

◎世界一カワイイひな鳥、美しい親子鳥     エクスナレッジ  1,600円+税
表紙はシロアジサシのひな鳥。帯には「愛らしいひな鳥に心癒やされ、親鳥の愛に
心が温まる!」「世界初! ひな鳥と親子そろった鳥の自然写真だけを集めた図鑑。
世界のカワイイひな鳥132種、美しい親子鳥109種」と紹介されています。
種名と撮影地(国名)以外に解説はありませんが、解説不要の文句なしの可愛さです。
                      〔 ISBN978-4-7678-1934-1 〕2015/02/27

 玄光社MOOK
◎野鳥撮影のバイブル「追って逃げられる撮影法」からの脱却
               写真と解説 和田剛一  玄光社  1,800円+税
野鳥撮影を愉しみ、「本当に豊かな時間」を過ごすために、第一章 野鳥撮影の
本当の楽しさはここにある、第二章「追いかけて 追いかけて 逃げられる撮影法」
から脱却しよう、第三章 野鳥撮影の極意、第四章 Nikon1V3という選択、第五章
野鳥写真の「レタッチ術」に分けて紹介しています。
                        〔 ISBN978-4-7683-0607-9 〕2015/03/24

◎リス・ネズミハンドブック     著者 飯島 正広・土屋 公幸
                          文一総合出版  1,300円+税
日本に生息するリス科、ヤマネ科、ネズミ科、ヌートリア科を外来種も含めて全31種類を
掲載しています。見開きに和名、学名/英名、全体写真、部分アップ写真、頭骨写真、
解説、生息環境、食痕、生態写真などで、見かけたネズミたちがどんな種類かの最低限の
判断ができて、ネズミやリス達の生活を理解できるように工夫しています。
                          〔 ISBN978-4-8299-8134-4 〕2015/03/24



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  お知らせください。

☆ 会報は2月・4月・7月・10月・12月に発行しています。

☆ 次回会報は2015年7月初めに発行の予定です。

☆ 会報の郵送には通信連絡費として年600円頂いています。

笠 岡 野 鳥 の 会

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 〒714-0057 笠岡市金浦1625
 笠岡野鳥の会 事務局
 TEL&FAX:0865-66-2281
 E-mail :tsuda@tcnweb.ne.jp

ホームページアドレス
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