第85号(2014.12)
笠 岡 野 鳥 の 会 会 報

  12月から2015年1月までの行事のお知らせをいたします。いずれのバードウォッチングも
  事前の申し込みは不用でどなたでも参加できますので、寒さに備えた服装でお出でください。
   〔図鑑、双眼鏡、望遠鏡の貸出をしていますのでお申し出下さい。〕


( 1 )カモ類を観察しよう     ( 雨天中止 )

 冬本番、冬鳥が勢ぞろいして、待ちに待った季節の到来です。
水辺で憩うカモ類を楽しみましょう。
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 12月7日(日) 午前9時より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、防寒着、飲み物など。お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 9:00




( 2 )年の終わりの探鳥会     ( 雨天中止 )

 今年は天気が悪くて探鳥会がたびたび中止になりました。口惜しいので間に一つ探鳥会を
挟みました。年の瀬ですが野鳥観察を楽しみましょう。 〜またまた雨でないことを祈ります〜
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 12月23日(火・祝) 午前9時より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、防寒着、飲み物など。お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 9:00




( 3 )年の初めの探鳥会     ( 雨天中止 )

 新しい年の始まり、気持ちを新たに飛び回る野鳥を楽しみましょう。
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島(車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 2015年1月4日(日) 午前9時より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、防寒着、飲み物など。お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 9:00



          お問い合わせ等は津田まで(TEL 0865−66−2281)
                            E-mail:tsuda@tcnweb.ne.jp 
           ※雨天での中止の判断は集合場所で開始時に決めています。
              (気象警報が発表されている場合は中止です。)


フィールドノート 
◎2014年10月13日(月・祝) 冬鳥にごあいさつ
 台風19号接近のため中止にしました。〜笠岡市に暴風,波浪警報。(13日7時58分岡山地方気象台発表)

◎2014年11月9日(日) どんな鳥に会えるかな
 降雨のため中止にしました。

雨の中をいつものコースを廻ってみました。天気 雨 降雨量2mm 気温12℃ 風速 1m/s
 確認種はオカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、
ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、(ドバト)、
カワウ、アオサギ、ダイサギ、タゲリ(121羽)、イソシギ、トビ、、チョウゲンボウ♀、モズ♂、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ(51羽)、ツグミ、ジョウビタキ♂2、
スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ(カワラヒワの群れの中に1羽)、カワラヒワ(約300羽)。



BOOKS 
  今号の書籍紹介は8冊中4冊となぜか北海道関係が多くなりました。

◎鶴と暮らす山里の「野鶴監視員」の物語 
 本州に唯一残されたナベヅル越冬地・山口県八代盆地に生きる 
         著者 弘中 数實  編者 弘中数實遺稿・追悼集企画製作委員会
                          ダイヤモンド社  1,200円+税
ナベヅルの渡来地、山口県熊毛町(現在は合弁して周南市)八代地区で1963年から
1998年まで35年間、野鶴監視員としてツル見続けてきた著者(2013年7月他界)が
野鶴監視員を辞めて5年後から、忘れないうちにツルと私のかかわりについて書き
とめたものです。             〔 ISBN978-4-478-04626-5 〕2014/07/24


◎写真集「海ワシ物語」 Steller’s Sea Eagle & White‐tailed Eagle
                著者 泊 和幸  源草社  2,600円+税
北海道天塩郡遠別町で農業のかたわら海ワシたち(オオワシ&オジロワシ)の生態を
追い続けて40年、撮りためた写真をまとめたもの。北国の自然の中で、オジロワシの
子育て、成鳥と旅立ち、狩と営み、生と死を見つめての各章ごとに分けて海ワシの
生態を生き生きととらえた写真集です。
                        〔 ISBN978-4-907892-01-2 〕2014/09/20


◎北海道の動物たち 人と野生の距離
                          著者 千嶋淳  ホーム社  1,800円+税
春、夏、秋、冬に分けて北海道の野生動物について、現場からの最先端の情報を盛り
込んで筆者の写真とともに紹介すると同時に、古代から現代まで、様々な時点での
人間との関わりにも言及して、北海道の自然の素晴らしさや人間と動物の関係に
考えをめぐらせていただけたらとの思いがこめられ本です。 カバー表紙は日本では
北海道でしか見られない亜種シマエナガ、裏表紙はゴマフアザラシ。ちなみに文中に
ちりばめられた写真は白黒です。
                       〔 ISBN978-4-8342-5302-3 〕2014/10/24


  Birds of Hokkaido
◎野の鳥の四季     著者 熊谷 勝  青菁社  1,500円+税
おもに北海道室蘭市で撮影した野鳥をSpring、Summer、Fall、Winterに分けて
各シーズン20枚、解説文を添えて紹介しています。特に52〜53ページのシマエナガの
愛くるしさは必見です。         〔 ISBN978-4-88350-182-3 〕2014/10/28


◎凍る嘴 厳冬のハンター[ヤマセミ]     著者 嶋田 忠
                            平凡社  3,800円+税
北海道千歳市は1月初旬から2月中旬の最低気温は氷点下20℃。その厳冬期に水中に
飛び込んで魚を採取するヤマセミの姿を捉えた写真集です。冬でも凍らない千歳川、
水温は1〜2度ですが、水面から出たとたん水滴は瞬く間に凍り、表題の「凍る嘴」その
ままの状態になります。厳冬期にしぼることで、極限に生きるヤマセミの生命力を自分なりに
表現しようと、ヤマセミを厳寒期だけでまとめようと思った著者の渾身の一冊です。
                          〔 ISBN978-4-582-52974-6 〕2014/11/05


  BIRDER SPECIAL
◎はじめよう! バードウォッチング 
            著者 秋山 幸也・神戸 宇孝  文一総合出版  1,500円+税
写真、イラストを多用してバードウォッチングの楽しみ方を解説したB5サイズの入門書。
何からはじめる?バードウォッチング・スタートガイド〜楽しく見るならこの道具で双眼鏡、
図鑑、望遠鏡、三脚の選び方など、マイフィールドのすすめ〜どうすれば鳥が見つかるの?、
基本種図鑑60種などを紹介しています。   〔 ISBN978-4-8299-7502-2 〕2014/11/10


◎日本のクマゲラ     著者 藤井 忠志  北海道大学出版会  2,800円+税
日本のクマゲラについて、これまでの研究でわかっていることを総括し、今後の課題について
検討を加えることを目的としたもの。T部 日本のクマゲラ、UV部 資料編に分かれていて、
日本のクマゲラでは第1章〜クマゲラの研究小史、第2章〜クマゲラの生物学、第3章〜クマゲラの
生態学、第4章〜クマゲラと樹木の関係学、第5章〜クマゲラの保護について書かれています。
資料編が全176ページの内72ページを占めている。
                              〔 ISBN978-4-8329-8220-8 〕2014/11/12


  ワイドKCモーニング 808
◎とりぱん17     著者 とりの’なん子  講談社  619円+税
カバー表紙はカルガモの親子。とりぱんin京都をはじめ黒鳥、オオバン、シメ、キジバト、ツグミン、
初登場のホンドギツネ、カルガモ、モズ、ガムシ、エナガのヒナ、ポンちゃんなど今号も盛り沢山の
内容です。 カバー裏そでの「とりぱんクッキング」はローストしないローストヒーフ。
                               〔 ISBN978-4-06-337808-5 〕2014/11/21



ちょこっとコラム 第14回〜雨の日の鳥見
 10月、11月と続けて降雨で探鳥会が中止になりました。2月と7月も中止になっていますから、
年に4回の中止は今までで最多です。2月が前日の積雪による路肩・駐車場の路面凍結、
10月が台風19号接近による暴風,波浪警報の発表とどちらも安全を考えての中止でした。
 2月の探鳥会当日は、よく晴れていて1名の方が来られましたが、雪が凍っていて滑り易い
ので探鳥会は中止にして、いつものコースを廻ってみました。車が走る路面は問題ありません
でしたが、駐車場は第1・第4・第6・第7、見崎海岸の駐車場とすべて凍結していました。
観察の際、車から降りて観察する路肩も凍っていて探鳥会中止は正解でした。
 7月の探鳥会は小雨決行だったのですが、さすがに10分間降水量3mm (1時間雨量だと18mm)の
ザーザー降りで、みなさん賢明な判断でどなたも来られませんでした。
小雨決行ということで雨の用意はしていたので、いつものコースを廻ってみました。
  普段から使用しているもの
  ・防水シートカバー〜レインウエアを着たまま乗り降り、運転するため
  ・レインウエア(防水透湿素材)、帽子(防水透湿素材)〜雨の中で少しでも快適に過ごすため
  ・双眼鏡(防水)、フィールドスコープ(水深5m防水)〜雨の中でも安心して使用できるように
  ・ポケットティッシュ〜接眼部分の水滴を拭くため
  ・加圧ボールペン〜雨中でも文字が書けるように
  ・タオル〜濡れた機材を拭くため

 雨は9時前には小降りになり9時過ぎには止みましたので。雨の中の観察は1時間もありません
でしたが、探鳥会開催で問題になる点は把握できました。今回のような、やや強い雨(1時間に
10mm以上20mm未満の雨)では防水の双眼鏡でも視界が雨で遮られて利かないため、野鳥観察
には向かない(鳥がいても細部が見えない)。
探鳥会では小雨(数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨)か、降っても1時間雨量1mm
ぐらいまでが限度だと感じました。





☆ 探鳥会、会報などに関するご意見、ご感想など、事務局まで
  お知らせください。

☆ 会報は2月・4月・7月・10月・12月に発行しています。

☆ 次回会報は2015年2月初めに発行の予定です。

☆ 会報の郵送には通信連絡費として年600円頂いています。


     笠 岡 野 鳥 の 会

連絡先
 住所  〒714-0057 
     笠岡市金浦1625
      笠岡野鳥の会 事務局

 TEL&FAX:0865-66-2281
 E-mail :tsuda@tcnweb.ne.jp

ホームページアドレス
 http://tcnweb.ne.jp/~tsuda/
 名称:「ようこそ笠岡野鳥の会へ」

振込先
 郵便振替口座:01380−0−16310
 加 入 者 名 :笠岡野鳥の会