第100号(2017.12)
笠 岡 野 鳥 の 会 会 報

   12月から2018年1月までの行事のお知らせをいたします。
   いずれのバードウォッチングも事前の申し込みは不用で、
   どなたでも参加できますので、寒さに備えた服装でお出でください。
  〔 図鑑、双眼鏡、望遠鏡の無料貸出をしていますのでお申し出下さい。〕



( 1 )年の終わりの探鳥会        ( 雨天中止 )

今年もあと少し、タゲリやハクセキレイの大群、水辺で憩うカモたち、
それらを狙う猛禽類と冬は笠岡湾干拓地が野鳥たちで一番賑わう時期です。
野鳥を探して干拓地を廻りましょう。
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島
       (車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 12月23日(祝・土) 午前9時より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、暖かい飲み物など。
       お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場午前 9:00






( 2 )年の初めの探鳥会        ( 雨天中止 )

新しい年の始まり、正月明けはなんだか空気が澄んでいるように感じます。
また新たな気持ちで鳥見を始めましょう。
 場 所 : 笠岡湾干拓地、神島
       (車で移動しながら時折停車しての鳥見です。)
 日 時 : 2018年1月7日(日) 午前9時より正午頃まで
 持ち物 : 筆記具(ボールペン等)、暖かい飲み物など。
       お持ちなら野鳥図鑑、双眼鏡、望遠鏡。
 参加費 : 無料
 集 合 : 笠岡湾干拓地 太陽の広場 第1駐車場 午前 9:00





     お問い合わせ等は津田まで(TEL 0865−66−2281)
     ※雨天での中止の判断は集合場所で開始時に決めています。
       (気象警報が発表されている場合は中止です。)



フィールドノート 
◎冬鳥とご対面
2017年10月15日(日) 参加者7名
 場所 笠岡湾干拓地
 時間 9:00〜10:20
 天気 曇り後雨  気温 18℃〜19℃  風速 1m/s
 PM2.5〜6→18μg/m3 (9時・10時)

観察コース
集合場所→第4駐車場→第6駐車場→野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 天気予報は雨でしたが、集合時間には曇り空でしたので雨が
降るまでということで始めました。第6駐車場で観察中に小雨が
降り始めたので野鳥観察小屋に移動、のち本降りになったので、
鳥合わせをして解散しました。
 確認種はヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、
キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、(ドバト)、カワウ、
ダイサギ、コサギ、アオアシシギ、イソシギ、トビ、カワセミ、
ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、
ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイの25種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕

◎かさおかカラオケ紅白歌合戦 会場 笠岡市保健センター
 2017年10月23日(水) 10:00〜16:00
 カモ類のカウントではなく紅白のうちわの数をカウントしました。
 今回で第3回目になります。

◎カモ類を観察しよう
2017年11月19日(日) 参加者16名
 場所 笠岡湾干拓地、神島海岸
 時間 9:00〜11:45
 天気 晴れ後曇り 気温 9℃〜10℃ 風速 4〜6m/s
 PM2.5〜6→2→6→4μg/m3(9時・10時・11時・12時)

観察コース
集合場所→第4駐車場→第6駐車場→第7駐車場→共同堆肥舎付近→
水と緑のふれあい広場(トイレ休息)→干拓二号大橋→神島見崎海岸→
野鳥観察小屋(鳥合わせ)
 とにかく風が強く寒いと感じる探鳥会でしたが、割と猛禽類にも
出会えて良かったのですが、カモ類は少なめでした。
 確認種はキジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、
ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、
スズガモ♀1羽、カイツブリ20羽、ハジロカイツブリ16羽、キジバト、
(ドバト)、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヒクイナ2羽、バン、
オオバン、タゲリ91羽、シロチドリ31羽、タシギ、アオアシシギ7羽、
イソシギ2羽、ハマシギ2羽、セグロカモメ、トビ、ツミ、ハイタカ、
ノスリ、カワセミ、コゲラ(声)、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ♂1羽、
ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、
ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ(声)、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、
ハクセキレイ、セグロセキイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロの52種類。
 〔 順序は日本鳥類目録改訂第7版掲載鳥類リストによる〕


BOOKS
◎カラスと人の巣づくり協定     著者 後藤 三千代
                   築地書館  1,600円+税
1990年からカラス問題に取り組み始めて四半世紀、自然と人間社会に
両足を置いて生きるカラスの世界をいろいろ見てきて、さまざまある
カラス問題の中で「カラスはなぜ電柱にたくさんの巣をつくるのか」
という問いに対して著者がカラスに代わって述べています。
         〔 ISBN978-4-8067-1540-5 〕2017/06/16

◎へんなものみっけ!1(ビッグコミックス)     著者 早良 朋
                     小学館  552円+税
博物館のウラ側のリアルな実態を、若き鳥類研究者のキヨス先生と、
市役所勤続3年で市立博物館に3年間の出向が決まった薄井君(26歳)
とを軸に描くコミックです。最初の出会いから、フクロウのヒナへの
足環付け、ツバメの神様との出会い、コノハズクのヒナの保護など
知られざる博物館の世界を描いています。 
          〔 ISBN978-4-09-189545-5 〕2017/07/12

◎月刊 たくさんのふしぎ 2017年 11月号(第392号)
 水の番人 カワウ
     福音館書店  667円+税 
全国どこでも見られる水鳥のカワウ、その生態を水中での獲物の
捕り方から潜水後の羽の乾燥、コロニー、食性、子育てなどを
豊富な写真で紹介し、近年問題になっているカワウの食害にふれ
カワウの果たしている役割を述べています。 2017/10/03

◎なんでそうなの札幌のカラス     著者 中村 眞樹子
               北海道新聞社  1,400円+税
都会に生きるカラスに魅せられ、この18年ほどほぼ毎日札幌のカラスを
観察してきた著者が48の疑問に答える形式でカラスの基礎知識から
珍しい行動まで、きほん編、食べる編、珍しい行動編、子育て編、
困った編に分けて回答しています。
          〔 ISBN978-4-89453-878-8 〕2017/10/14

 バードウォッチングでもっと楽しい毎日!
◎鳥さんぽをはじめよう     著者 ♪鳥くん(永井真人) 
                 主婦の友社  1,400円+税
鳥たちと出会うためのコツとヒントを1章 鳥さんぽで楽しむ1年
2章 鳥さんぽに出かけよう 3章 あると便利な鳥さんぽグッズ
4章 鳥が教えてくれること  5章 もっと楽しむ鳥さんぽ 
6章 鳥さんぽで会える鳥たち に分けて紹介しています。
         〔 ISBN978-4-07-425254-1 〕2017/10/27

◎鳴き声が聴ける 世界の美しい鳥図鑑     監修 上田恵介
                      宝島社  800円+税
青い鳥、緑の鳥、黄色い鳥、赤い鳥、オレンジ色の鳥、ピンク色の鳥、
カラフルな鳥、黒い&白い鳥に分けて111種類の美しい鳥を紹介して
います。この中の56種類についてはQRコードがついていて読み取る
ことで専用サイトに繋がり20秒程度の鳴き声を聞くことができます。
         〔 ISBN978-4-8002-7577-6 〕2017/11/08

◎フィールドガイド日本の猛禽類 vol.04 ノスリ
  著者 渡辺靖夫 越山洋三 先崎啓究 伊関文隆
                フィールドデータ  1,000円+税
ノスリの概要と分布、鳴き声、換羽、生態、識別をイラストと写真で
詳しく解説しています。ノスリ亜種オガサワラノスリ、オオノスリ、
ケアシノスリについても写真9枚を使って説明しています。
 A4判28ページ 2017/11/04
https://www.studiokohoku.com/ にて標準配送料 450円でネット販売〕

 今すぐ使えるかんたんmini
◎魅力を引き出す 野鳥撮影 基本&応用ハンドブック
         著者 戸塚学 石丸 喜晴 Mosh books
                 技術評論社  1,480円+税
野鳥撮影の機材選びから、野鳥撮影のカメラの設定、身近な野鳥の
撮影、野鳥を魅力的に写すための撮影テクニック、野鳥別ピンポイント
撮影ガイドなどを詳しく解説しています。
            〔 ISBN978-4-7741-9357-1 〕2017/11/14

◎幸せの青い鳥     撮影・監修 真木広造  
                       メイツ出版  1,250円+税
日本中の鳥を探す旅の中で出会った美しい青い鳥26種類を掲載して
います。表紙のクロヘラヒタキで始まりクロヘラヒタキで終わっていて、
迷鳥がほとんどですが、普段見かけるカワセミ、イソヒヨドリ♂から
夏鳥のオオルリ、サンコウチョウ、ブッポウソウ、漂鳥のアオバト、
ルリビタキなども載っています。
           〔 ISBN978-4-7804-1955-9 〕2017/11/17

 ワイドKC モーニング
◎とりぱん 22     著者 とりのなん子  講談社  619円+税
22巻目は冬から夏、第576羽から第603羽までを掲載しています。
表紙はハイタカ、表紙の裏はハイタカ、ツミの解説。今巻もヒヨちゃん、
つぐみん、アオゲラのポンちゃんなどの常連からテン、キツネタヌキ、
カモシカなど、それから著者が飼い始めたネコ、くーちゃん・なっちゃん
も新登場。
             〔 ISBN978-4-06-510449-1 〕2017/11/22

◎季節とフィールドから鳥が見つかる 1年で240種の鳥と出会う
          著者 中野泰敬  文一総合出版  1,600円+税
時期と場所から見られる野鳥を掲載して、見たい野鳥をいつ、どこで探すの
かが分かります。出会える鳥の観察のポイントや野鳥ごとに出会いのヒント
も解説しています。見つけるポイントやコツを知っていれば鳥と出会う
チャンスが広がります。
           〔 ISBN978-4-8299-7220-5 〕2017/11/22

◎フィールド図鑑 日本の野鳥     
                     イラスト 水谷高英  解説 叶内拓哉
                          文一総合出版  3,800円+税
日本で見られる野鳥635種のイラストによる識別図鑑。外来種22種も紹介
していて、イラスト野鳥図鑑としては日本鳥類保護連盟の『鳥630図鑑』
以来30年ぶり、657種すべて水谷氏の描き下ろしです。
図鑑のサイズは横幅が『鳥630図鑑』と同じ128mm、厚みが2mm厚い25mm、
縦は27mm長い210mmと縦長になっています。「季節・分布」「環境」「行動」
「形態」「鳴き声」「類似種との識別」の順に解説していて、
「世界におる分布図」「見られる時期」は図示しています。 
          〔 ISBN978-4-8299-8810-7 〕2017/11/29



笠岡野鳥の会会報が第100号を迎えました。
 笠岡野鳥の会の行事案内を伝えるために年に5回、1997年10月から発行を
始めた笠岡野鳥の会会報が、今回で100号になりました。有志の方が数人で
1985年5月に発足した笠岡野鳥の会に私が参加し始めたのが1990年の秋、
1997年9月に私が笠岡野鳥の会3人目の会長と共に事務局を引き受けてから
20年が経ちました。この20年で探鳥会開催回数が214回、延べ参加人数は
1,300人を超えました。
 1998年9月に会報を基に行事案内を掲載した「ようこそ笠岡野鳥の会へ」
のウェブサイトを開設してインターネット環境のある方は会報の郵送が不要
になるようにしました。途中参加者が減って傷害保険料が参加費で賄えなく
なり2003年4月から参加費を無料にしました。このことについては笠岡市が
2004年4月に笠岡市市民活動総合補償保険に加入したことで事前の申し込み
不要で公益性のある無報酬の活動が対象になるので解決しました。
その後ネットを見ての参加者が徐々増加して現在に至っています。
問題点としては後継者がいないためいつまで続けられるかわからない状態で
あることです。このことは私が会長になってからずっと懸案事項です。




☆ 探鳥会、会報などに関するご意見、ご感想など、
  事務局までお知らせください。

☆ 会報は2月・4月・7月・10月・12月の年5回
  発行しています。次回会報は2018年2月初めに
  発行の予定です。

☆ 笠岡野鳥の会は任意の市民団体で年会費・参加費
  とも無料ですが、会報の郵送を希望される方には
  通信連絡費として年600円を頂いています。

     笠 岡 野 鳥 の 会
連絡先
 〒714-0057
 笠岡市金浦1625
 笠岡野鳥の会 事務局
 TEL&FAX:0865-66-2281

ホームページアドレス
 http://park3.wakwak.com/~hiro/
 名称:「ようこそ笠岡野鳥の会へ」

振込先
 郵便振替口座:01380−0−16310
 加 入 者 名 :笠岡野鳥の会