犬にとって「謙虚さ」ってどういうこと?:
ぼく、「謙虚」って言葉を知ってるんだよ。
これってすごいことでしょ?
でも、すっごく立派なことだなあって、
感動して他の人に言うとするね。
そうしたら、みんなはきっと
「謙虚じゃない犬だ」と思うにきまってるんだよ。
だからね。
「謙虚」って言葉は知らない方がいいのかなって思うんだ。
本当に謙虚であるためにはね。
もうほんとに、
こんな賢いことを言う犬が、謙虚になんてなれると思う?
ぼくは、謙虚であるためには賢すぎる犬だ。
これを、「犬にしては賢すぎる」っていえば
ぼくは、謙虚な犬になれるんだけどな・・・。
(C) 1999 HEPAFIL
一人で生きることは寂しいことかい?:
寂しいのかどうかってこと、ぼくはよくわからないんだよ。
ケーキが一個あって、家族が5人とするだろ。
ケーキはきっと5つに分けられるって計算だ。
でも家族がいなかったら、ケーキは全部ぼくのものになる。
それって寂しいことかい?
次に焼き芋で考えてみよう。
ほっかほっかの焼き芋を一個、買って食べようとしているときに
家族が5人集まってきたときのこと、考えてごらんよ。
めちゃめちゃに分けられた焼き芋なんて・・・。
でも、そんなこと考えて、自分を慰めようとしても
誰もぼくに、ケーキも焼き芋もくれないんだよ。
”ぼくは、そっちのほうがよっぽど寂しいよーー!!”
って、今日も遠吠えをしているぼくでした。
流れているのは「オストラダメスのうた」です